Gallerism 2010
(大阪府立現代美術センター)
RoomAを見て、さてRoomBはどうなってるのかなと見に行ったら、閉鎖になってました。一時はセンター自体が閉鎖になると思ってたので、一部屋でも残ればという気もしないではないけど、もともと立地に問題がある施設だし、これならいっそ丸ごと閉鎖になった方が新しい展開があるんじゃないかと思います。展示の中身も去年の方が良かったような気が、、、
おかえり「はやぶさ」 帰還カプセル特別公開
(近鉄アート館)
近鉄アート館ってまだあったんだ、というのがまず素直な感想。前回ここに来たのは(たぶん)上海太郎舞踏公司の「非ユークリッド恋愛学」 だからふた昔前。なんかそれだけで感無量です。ところで、大阪でもはやぶさくんは大人気で、長い行列が出来てました。思ったほどオタクっぽい人はいなくてお年寄りが目立ったんですが、オタクな人たちは初日に見に行ってるんでしょうね。それより、子供が少ないのが問題。教育が悪いのか、時代の空気が悪いのか。そういえば、電車の中で子供が「うちゅうたんちき」と連呼していて、お父さんが訂正しないもんだからよっぽど「たんさき」と教えたろうかと思ったけど、大人気ないのでやめました。それにしても、イマドキの子供は探知機がないと宇宙があるかどうかわからないんでしょうか?困ったなあ。
彫刻家エル・アナツイのアフリカ アートと文化をめぐる旅
(国立民族学博物館)
良質の現代美術をアフリカの作家だというだけで(美術館だけでなく)博物館が扱うという枠組みを文化人類学的に考察する試み、だと思いますが、それはそれとして美術展としても素晴らしい。アナツイの織物はやはり実物を見るべきで、本やWebでは伝わらない。そして、これを見せるのにみんぱくの特別展示館は(おそらく)関西ではベストではないかと思える。2階から俯瞰した時の場内の雰囲気がたまらない。個別の作品では、音の出るやつと階段のやつ(クリムトかよ、という色彩感)がお気に入り。期間内にもう一回行けるといいなあ。
EXPO'70パビリオン
さて、改装なった旧鉄鋼館にようやく出向く。展示自体は目新しいものはないが、とりあえずガラス越しで照明も暗くて細部がわからないとはいえ、鉄鋼館のスペースシアターホールが拝める。料金2百円を考えるとこれだけで十分。そのうちに中に入れるイベントがあるといいなあ。
夜の展覧会 奥村里菜+中島彩
(Collective Parasol)
芸術センターでDMを見つけて、夜しかやってないというのが面白そうだし、近所なので行ってみる。二人で合宿をして展覧会を作っていく行為自体をアートとして提示してるんだろうけど、未消化のまま見せられても夜の秘め事を覗いちゃったみたいで(ドキドキもするけど)困ってしまいます。一人だったら逃げて帰ってるぞ。もっとも、これからお客さんと対話する中で新しい展開が見えてくるとは思うけど。希望を言えば、せっかく骨折したのなら、それをうまく作品として活かせるといいんじゃないかな、というのがひとつ。それから、こっちの方が切実なんだけど、夜の闇の中ではお年寄りにはあのサイズの文字は見えません。もう少し大きな文字を使っていただけると助かります。
なんかもう遊び過ぎで体が動きません。ふた昔前は遊びつかれてボロボロになってもまだ遊び続けることが出来たんだけど、もう無理ですね。なんというか、三連休は余計だわ(セーブしろよ)。もっとも、秋分の日は半ドンだし、次の週末は土日とも終日出勤だから、やれることはやっておかないとね。小豆島にはなんとか行きたいし。
2010年9月19日
本日の見学先
ラベル:
日記
Music Room vol.5 「セカイの音楽」
なにはの梅組
ギータ・クンチャナ&大西由希子
(京都芸術センター講堂/大広間)
タンゴとバリ・ガムランのフリーライブという、わしらのために企画されたかのようなイベント。ガムランもだけど、なにはの梅組が予想以上で大満足。個人的にはバンドネオンの解説がためになりました。あと、最後のジョゲッで大西さんに最初に引っ張り出されちゃったのだが、そんなにやりたがりに見えるのかなあ。どっちかというと見てるほうが好きなのだが。
「panorama - すべてを見ながら、見えていない私たちへ -」
(京都芸術センター)
正直もうひとつピンと来なかったのだが、電動花火は好きかも。
棟方志功展 祈りと旅
(大丸ミュージアムKYOTO)
これも思った以上によかった。見てない作品も結構出てたし、選び方も好み。ただ、あの大作はもう少し広い会場で見たかった。全体像が見えるところまで下がろうにも、反対側の壁が邪魔になるんだもんなあ。
なにはの梅組
ギータ・クンチャナ&大西由希子
(京都芸術センター講堂/大広間)
タンゴとバリ・ガムランのフリーライブという、わしらのために企画されたかのようなイベント。ガムランもだけど、なにはの梅組が予想以上で大満足。個人的にはバンドネオンの解説がためになりました。あと、最後のジョゲッで大西さんに最初に引っ張り出されちゃったのだが、そんなにやりたがりに見えるのかなあ。どっちかというと見てるほうが好きなのだが。
「panorama - すべてを見ながら、見えていない私たちへ -」
(京都芸術センター)
正直もうひとつピンと来なかったのだが、電動花火は好きかも。
棟方志功展 祈りと旅
(大丸ミュージアムKYOTO)
これも思った以上によかった。見てない作品も結構出てたし、選び方も好み。ただ、あの大作はもう少し広い会場で見たかった。全体像が見えるところまで下がろうにも、反対側の壁が邪魔になるんだもんなあ。
2010年9月18日
本日の見学先
ラベル:
日記
『日本画』の前衛 1938–1949
(京都国立近代美術館)
昭和13年結成の歴程美術協会を中心に、前衛「日本画」の流れを海外や日本の洋画界との関わり、戦争の影、戦後の「パンリアル」結成まで描く。ちょうど子供たちの美術教室と重なり、追いつかれないようにサクサク見ようと思ってたのに、予想以上に面白くて時間をとってしまい追いつかれる。でも、こんなところに集団で来るようなお子達は、ちゃんと躾けも行き届いてるのであった。とはいえ、もっと朝早く出て来るべきだったなあ。
第68回パンリアル展
(京都市美術館)
さて、パンリアル美術協会は現役の団体で、こうして展覧会もやっている。今日はタダの日なのでちょっこり見に行く(というか、タダだから岡崎を今日にしたのだが)。当然だが作風はだいぶ変わっていて、展示も(仕切りの多い市美術館を生かして)個展の集合体風に上手に仕上げている。これも予想外に面白かったのだが、赤堀マサシの立体的に描いた平面作品を立体的に展示したインスタレーションが、立体感を強調しすぎた3D映画みたい(な気持ち悪さ)で面白かった。
川島慶樹展 ”a little CRAZY CLASSICS”
(ギャラリーモーニング)
ハガキが面白そうだったので行ってみたら、珍しく予想に違わず面白うございました。このあたりから「今日は当たり」を確信。
くまたにたかし「おとぎばなし」
藤澤憲彦「フィギュアとアートのはざまで・・・」
山口英里華「2面4線」
(ギャラリーはねうさぎ)
好みで言うとRoom4の山口英里華かなあ。この日はあちこちで瀬戸内国際芸術祭の話題を聞いたけど、育子さんは小豆島まで行って作品にたどり着く前にあまりの暑さでダウンしてホテルに戻ったらしい。(8月だったみたいだし)確かに暑かっただろうけど、もったいないなあ。
「BANANA ZOO -大曽根俊輔 彫刻作品展-」
(Casa de Banano)
近美でハガキを見つけて近所だから行ってみたのだが、これが大当たり。なんてったって、白川にカバがいるのだ。このカバさん、漆のハリボテで流されないようにするのに苦労したそうだが、見事に風景に溶け込んでます。もちろん、他の動物たちもかわいいし(モルモットと中庭のトカゲが素敵)、バナナの生えているギャラリーもいい感じ。すっかり暑さを忘れて寛いじゃいました。
神藤知子個展「Oxygen-2010-」
(MORI YU GALLERY KYOTO)
初めて2階に上げていただきました。少しずつ普通にお付き合いできるようになってきた感じ。
永島千裕展「alien age」
(イムラアートギャラリー)
解像度の低い画像で見てると可愛らしい作風なのだが、寄って見るとグロい。これは実物を見ておいてよかった。結構細かいところも凝っていて、一緒に暮らしていると日々いろんな発見がありそう。でも、うちに飾りたい絵ではないなあ。
小出ナオキ展「Maternity Leave」
(小山登美夫ギャラリー京都)
これも予想以上にヘンでおもしろい。大作もだけど、小物にいいものが目立つ。でも、バラで売ってもらえるようなものではないしなあ。最終日で作家さんもいたけど、こちらもなかなかヘンそうな方でした。
(京都国立近代美術館)
昭和13年結成の歴程美術協会を中心に、前衛「日本画」の流れを海外や日本の洋画界との関わり、戦争の影、戦後の「パンリアル」結成まで描く。ちょうど子供たちの美術教室と重なり、追いつかれないようにサクサク見ようと思ってたのに、予想以上に面白くて時間をとってしまい追いつかれる。でも、こんなところに集団で来るようなお子達は、ちゃんと躾けも行き届いてるのであった。とはいえ、もっと朝早く出て来るべきだったなあ。
第68回パンリアル展
(京都市美術館)
さて、パンリアル美術協会は現役の団体で、こうして展覧会もやっている。今日はタダの日なのでちょっこり見に行く(というか、タダだから岡崎を今日にしたのだが)。当然だが作風はだいぶ変わっていて、展示も(仕切りの多い市美術館を生かして)個展の集合体風に上手に仕上げている。これも予想外に面白かったのだが、赤堀マサシの立体的に描いた平面作品を立体的に展示したインスタレーションが、立体感を強調しすぎた3D映画みたい(な気持ち悪さ)で面白かった。
川島慶樹展 ”a little CRAZY CLASSICS”
(ギャラリーモーニング)
ハガキが面白そうだったので行ってみたら、珍しく予想に違わず面白うございました。このあたりから「今日は当たり」を確信。
くまたにたかし「おとぎばなし」
藤澤憲彦「フィギュアとアートのはざまで・・・」
山口英里華「2面4線」
(ギャラリーはねうさぎ)
好みで言うとRoom4の山口英里華かなあ。この日はあちこちで瀬戸内国際芸術祭の話題を聞いたけど、育子さんは小豆島まで行って作品にたどり着く前にあまりの暑さでダウンしてホテルに戻ったらしい。(8月だったみたいだし)確かに暑かっただろうけど、もったいないなあ。
「BANANA ZOO -大曽根俊輔 彫刻作品展-」
(Casa de Banano)
近美でハガキを見つけて近所だから行ってみたのだが、これが大当たり。なんてったって、白川にカバがいるのだ。このカバさん、漆のハリボテで流されないようにするのに苦労したそうだが、見事に風景に溶け込んでます。もちろん、他の動物たちもかわいいし(モルモットと中庭のトカゲが素敵)、バナナの生えているギャラリーもいい感じ。すっかり暑さを忘れて寛いじゃいました。
神藤知子個展「Oxygen-2010-」
(MORI YU GALLERY KYOTO)
初めて2階に上げていただきました。少しずつ普通にお付き合いできるようになってきた感じ。
永島千裕展「alien age」
(イムラアートギャラリー)
解像度の低い画像で見てると可愛らしい作風なのだが、寄って見るとグロい。これは実物を見ておいてよかった。結構細かいところも凝っていて、一緒に暮らしていると日々いろんな発見がありそう。でも、うちに飾りたい絵ではないなあ。
小出ナオキ展「Maternity Leave」
(小山登美夫ギャラリー京都)
これも予想以上にヘンでおもしろい。大作もだけど、小物にいいものが目立つ。でも、バラで売ってもらえるようなものではないしなあ。最終日で作家さんもいたけど、こちらもなかなかヘンそうな方でした。
2010年9月17日
男木島(2)
ラベル:
瀬戸内
2010年9月16日
男木島
ラベル:
瀬戸内
2010年9月15日
2010年9月14日
豊島
ラベル:
瀬戸内
さて、大島からの復路便の到着時刻と豊島行きの出港時刻の間隔は10分。小豆島への方針変更も考えていたが、なんとか滑り込みセーフで豊島へ向かう。まず案内所からレンタサイクル屋さんへ向かうが、ママチャリしかなかったので断念(坂が多いからちょっと無理)。そうこうしているうちにお昼のバスが出ちゃったので、とりあえず近所の散策をすることにして、まずは腹ごしらえもかねてトビアス・レーベルガーの作品(レストラン)へ向かう。
これはテラスの様子。空いてるのでここで食事にしたが、陽射しも漏れてきてさすがに暑い。空調の効きは2階がベストだが、プレート持って階段上がるのが面倒。まあ、これからは涼しくなるだろうから気に入ったスペースでどうぞ。
この後、木下晋の作品を見に行く。最後の瞽女、小林ハルさんを描いたものだが、作品より小林さんの人生が面白い。豊かな人間はどんな環境でも豊かだし、貧しい人間はいくら裕福になっても貧しい。
バスはまだ動かないので、歩いて横尾忠則作品へ。バスの時間までぼんやり庭を眺めて過ごす。落ち着くような落ち着かないような。
バスに乗り込み海を眺めながら甲生集落へ。塩田千春の「遠い記憶」。役目を終えた公民館を改装した空間。心なしか窓や扉が増えているような気が。
この集落はオーストラリアの作家さんが主体。キャメロン・ロビンスの「潜在意識下の海の唄」。堤防にボートを共鳴胴にしたパイプオルガンを設置。波によって起こる気流が音を奏でる。遠くからでもよく見えるんだけど、傍まで寄らないと何が作品なのかわからないのが面白い。
ヒーリー&コーデイロの「残り物には福がある。」。のどの部分にちゃんと喉仏があるのが笑えた。
スー・ペドレーの「ハーモニカ」。日曜美術館のせいで混雑するのは正直迷惑だったが、ここの箪笥の細工はおそらく番組で見てないと気付かないだろうから、悪いことばかりじゃない。並べられた食器は豊島を象っている。
この後、満員のバスに無理矢理乗り込んで唐櫃岡へ。曲がりくねった坂道をバスがあえぎながら(2速で)登っていく。「重いから降りてください」という展開を危惧したが、さすがにそれはなかった。「ストーム・ハウス」と「島キッチン」を見て、藤浩志の「藤島八十郎をつくる」へ(作品名が変更になってます)。
藤島八十郎という架空の人物の生活の場を、作家やボランティアが実際に生活しながら作り上げていくという趣向。こういうの好きだなあ。わくわくするよね。
青木野枝の「空の粒子/唐櫃」。作品もだけど、神社からの景色とおいしい湧き水が魅力的。
神社から明神池が見えたので、田んぼのなかの地図にない道を歩いて戸髙千世子の「Teshima sense」へ。どうも正規のルートではないようなので、よいこのみんなは真似しないように。
デジカメには風防なんか付いていないので風切り音がうるさい。できれば音声は切ってご覧ください。でも、動くと楽しいでしょ。
この後、唐櫃浜に移動し、「ビューティー」「ノリとたゆたう。」へ。ノリ工場とどう繋がるのかはいまひとつ理解できなかったが、たゆたうのは楽しい。子供連れにお勧め。
この島には(まだオープンしていない)豊島美術館の他、ボルタンスキーと森万里子の作品もあるのだが、時間も厳しいし、バスは混雑して乗るのも大変だし、船だって乗れるかどうかわかったもんじゃないので、このあたりで切り上げて港へ。予想通り桟橋には行列が出来ていて、最終便だというのに積み残しも出た(折り返しの臨時便で掃いたみたいだけど)。予約制にしろとか整理券出せとか、そもそも帰れない人数を島に入れるなとか、船会社のスタッフに絡む人もたくさんいたけど、都会の流儀を押し付けるのもどうなんだろう。とりあえず船は既に増便していてこれ以上はないんだし(3年後もあるのなら、瀬戸内海の別の地域からチャーターを考えるべきだろうけど)。フェリーは椅子の数より定員が多いからどうにでもなるけど、高速船は定員一杯しか乗れないから、休日に島に渡る時は気をつけてうまく立ち回りましょうね。
この後、木下晋の作品を見に行く。最後の瞽女、小林ハルさんを描いたものだが、作品より小林さんの人生が面白い。豊かな人間はどんな環境でも豊かだし、貧しい人間はいくら裕福になっても貧しい。
この後、満員のバスに無理矢理乗り込んで唐櫃岡へ。曲がりくねった坂道をバスがあえぎながら(2速で)登っていく。「重いから降りてください」という展開を危惧したが、さすがにそれはなかった。「ストーム・ハウス」と「島キッチン」を見て、藤浩志の「藤島八十郎をつくる」へ(作品名が変更になってます)。
デジカメには風防なんか付いていないので風切り音がうるさい。できれば音声は切ってご覧ください。でも、動くと楽しいでしょ。
この後、唐櫃浜に移動し、「ビューティー」「ノリとたゆたう。」へ。ノリ工場とどう繋がるのかはいまひとつ理解できなかったが、たゆたうのは楽しい。子供連れにお勧め。
この島には(まだオープンしていない)豊島美術館の他、ボルタンスキーと森万里子の作品もあるのだが、時間も厳しいし、バスは混雑して乗るのも大変だし、船だって乗れるかどうかわかったもんじゃないので、このあたりで切り上げて港へ。予想通り桟橋には行列が出来ていて、最終便だというのに積み残しも出た(折り返しの臨時便で掃いたみたいだけど)。予約制にしろとか整理券出せとか、そもそも帰れない人数を島に入れるなとか、船会社のスタッフに絡む人もたくさんいたけど、都会の流儀を押し付けるのもどうなんだろう。とりあえず船は既に増便していてこれ以上はないんだし(3年後もあるのなら、瀬戸内海の別の地域からチャーターを考えるべきだろうけど)。フェリーは椅子の数より定員が多いからどうにでもなるけど、高速船は定員一杯しか乗れないから、休日に島に渡る時は気をつけてうまく立ち回りましょうね。
2010年9月13日
大島
ラベル:
瀬戸内
芸術祭の舞台は7つの島(と両岸の港)だが、その中でも大島は異質の島だ。ここは島全体が国立療養所大島青松園の敷地で、一般の住民はいない。
青松園の歴史は明治40年の「ライ予防法ニ関スル件」に遡る。全国に5ヶ所の療養所を設置することが定められ、明治42年4月に「第4区療養所」として発足した。療養所とは言うものの、明治44年に小林和三郎博士が所長となるまでは警察官僚が所長を務め、実態は収容施設だったようだ。らいはハンセン病に名前が変わり、治療法も確立されたものの、らい予防法が廃止されたのは平成8年。以後、患者から入所者へと呼称が変わったもののいまだに多くの方がこの島で生活している。かっては家族への偏見を避けるために患者の戸籍は抹消されることも多かったらしく、帰る場所のない人も多数いるのだ(もちろん治療上の問題もあるようだけど)。丘の上の八角形の納骨堂には多くの患者(入所者)が眠り、今も壁の一面は存命中の入所者のために空けてあるという。
最初に訪問するのが大島というのは、かなり風変わりなコース設定だと思うが、芸術祭でもなければまず訪れない島である。島を巡るのに2時間かかるというのに55分しか滞在しない日程(海上で船にトラブルが発生しさらに短くなった)だったが、とりあえず療養所が見れたから満足です。
順番が違うが、女木島の展望台から見た大島(左側の島)、右は四国で奥は小豆島になる。

道に引かれた白線は視力障害者のためのガイドライン。ハンセン病は末梢神経障害と皮膚症状が主となる疾患で、角膜炎から失明する人も多い。点字ブロックを使わないのは(知覚が傷害されているため)地面の凸凹を感知できず、単に転倒の原因となるだけだかららしい。
メインの展示施設「ギャラリー15」。正面に置かれているのは海から引き上げられた古い解剖台。
この台で何をやってたのかについては、きちんとした記録がないらしい。おおかた、記録を燃やすしかないような際どい研究が行われていたんでしょう。
奥の右の島が男木島、左が女木島。海はきれいなんだけど、近代の流人たちはどんな想いでこの海を眺めたんだろうねえ。視力が保たれてればの話だけど。
青松園の歴史は明治40年の「ライ予防法ニ関スル件」に遡る。全国に5ヶ所の療養所を設置することが定められ、明治42年4月に「第4区療養所」として発足した。療養所とは言うものの、明治44年に小林和三郎博士が所長となるまでは警察官僚が所長を務め、実態は収容施設だったようだ。らいはハンセン病に名前が変わり、治療法も確立されたものの、らい予防法が廃止されたのは平成8年。以後、患者から入所者へと呼称が変わったもののいまだに多くの方がこの島で生活している。かっては家族への偏見を避けるために患者の戸籍は抹消されることも多かったらしく、帰る場所のない人も多数いるのだ(もちろん治療上の問題もあるようだけど)。丘の上の八角形の納骨堂には多くの患者(入所者)が眠り、今も壁の一面は存命中の入所者のために空けてあるという。
最初に訪問するのが大島というのは、かなり風変わりなコース設定だと思うが、芸術祭でもなければまず訪れない島である。島を巡るのに2時間かかるというのに55分しか滞在しない日程(海上で船にトラブルが発生しさらに短くなった)だったが、とりあえず療養所が見れたから満足です。
2010年9月12日
瀬戸内国際芸術祭2010
ラベル:
瀬戸内
行ってきました。2日で回れるわけもないので、今回は大島、豊島(どちらも端折って)、男木島、女木島(こちらは一通り)を見てきました。順番にアップしていきます、ということでとりあえず予告だけ。
2010年9月5日
文化庁メディア芸術祭 京都展
ラベル:
日記
芸術センターとマンガミュージアムが会場だが、とりあえず芸術センターのみ、それも全部見ようとすると遅刻するのでサマーウォーズ(とプログラムC)はパスしました。一昨年のイスラム世界フェスティバルの時にたまたま告知を見て、ずーっと気になっていた「電信柱エレミの恋」がやっとこさ観れたのがまずは収穫。まあ、内容はよく出来ているし泣けるものの、もう一捻り欲しかったけど。一押しはスロープでやってたギャラリーの床板が街を駆け回る作品。あと、南ギャラリーの「BEACON2010」かな。
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