2011年7月27日

紙すき・織物の村へ

ルアンパバーンへ戻る途中、近郊の伝統産業の村へ立ち寄る。ボートとはここでお別れ。
棹を操ってるのは船頭さんの子供。学校が休みなので仕事を手伝っている。みんなこうやって仕事を覚えるんだねえ。
紙すき。材料はこうぞらしい。
こちらは機織。まあ、東南アジアではどこでも見かける(日本でもどこでも見かけたはずの)風景。

こちらはネイルアート屋さん。ベトナムから出稼ぎに来ているらしい。でも、お客の織り娘さんは仕事中じゃないのかなあ。
物は大事にします。内戦時代の激戦地に行くと、米軍の爆弾を再利用した日用品がゴロゴロしてるらしい。でも、ゴミ問題はもうそこまで来てるんだよなあ。

2011年7月26日

SILENT @KCUA (終)

落札した作品を引き取ってきました。「Mary/佐野暁」「修学旅行/若木くるみ」の2点。といっても、ここまでは週末の話で、実は作品の一方で裏面にあるはずの作家名、作品名の記載がなく、問い合わせていたため報告が遅くなりました。募集要項を読んでないのか、わかっててあえて隠すという趣向なのかは不明。まあ、そういうところも京芸らしいと言えなくもない。何も考えてないのに2点とも知ってる作家さんの作品、それも平面が活動の中心ではない方の作品になってしまうのが面白い。いい買い物が出来ました。ありがとうございました。

村の朝

この時期のインドシナ半島はどこに行っても雨季の真っ盛りだ。幸い雨に降られずに助かった、と思ってたら、寝入りばなから朝3時くらいまで猛烈な雨。村長さんちの1階に寝てても「この家大丈夫かな?」と気になってなかなか寝付けなかった。ほんと、伝統家屋の方にしなくて良かったわ。むこうなら絶対眠れてない。ついでに言うと、ヨメは新しい寝具で寝たんだけど、私は備え付けの客人用ベッドで寝たら盛大虫に噛まれました。二人分の寝具を下ろすのは大変だし、しかたないなあ。
朝になり、また村の中を散歩。もうそこらじゅうびしょびしょ。
村の小学校。ラオスの義務教育は5年。戸籍などないので6才相当になったら(頭越しに反対側の耳を掴めたら)入学するんだとか。今は夏休みなので静か。
内部はこの通り。ひとつの教室で3クラスの授業をしているとか。
村でただひとつの雑貨屋さん
この環境なのにプランター栽培にチャレンジ。動物に食べられないように、かなあ。よくわからない。
壁にシールを貼るのも万国共通
昨日も書いたけど、ゴミはどんどん床下に捨てる。のだが、店で売っている商品のパッケージはプラスチックだ。当然土には還らないので溜まる一方。家の人が時々集めて埋めるそうだが、鶏が食べて死んだりしないのか心配。村長さんは否定していたけど、一方でプラスチックも時がたてば土に還ると思っているらしい。これからいろいろややこしい問題が起きてくるんだろうなあ。
朝ごはん、立派の一言。
おまけ、一晩お世話になった扇風機。シンセイヒンって何?

2011年7月25日

ホームステイ

さて、この村にはラオ族、カム族とモン族が暮らしています。少数民族の村って同じ民族だけで固まってるのかと思ったらそうでもないみたい(村の中ではなんとなく地域が分かれてましたけど)。しかし、ラオ族はラオスの人口の過半数を占めるのだが、これを少数民族というのはどうなんでしょう。この定義だと首都ビエンチャンですら少数民族の町だよなあ。といっても、ラオスの総人口は640万人で、中国の少数民族のうち人口数で第7位のイ族より少ない。ラオ族にしたって、実はラオス国内よりタイ東北部の方が人口が多かったりする。ま、あまり細かいことは気にしない方がいいのかな。
さて、高床式の伝統家屋にホームステイ、というふれこみだったのだが、とりあえず寝具は村長さんの家にセットしてあるという。いちおう希望があれば伝統家屋にも泊まれるというのでとりあえず見せてもらう。写真の隅にバケツが写っているが、要するに雨漏りがするってこと。
おまけに、2階に上がる階段がこれ。階段じゃなくって梯子だよね。トイレは屋外なので夜中に闇の中これを上り下りするわけで、絶対怪我しそうだから却下。村長さんの家にお世話になることにした。
こちらが村長さんの家。床下(1階)はコンクリートで補強してあるし、トイレも屋内。当初寝具は2階にセットしてあったが、これも階段が不安なので1階に変えてもらう。やわな話だが、こっちももう若くないので安全重視でよかろう。
台所風景。ラオスの主食は米だが、うるち米でなくもち米である。平野部では水田もあるが主力は焼畑農業なので、もち米の方が向いているらしい。
今年から村に電気が来たそうだが、燃料はさすがにマキ。
日暮れまで時間があるので村を見て回る。村はずれで若い衆がセパタクローやってました。なかなかうまい。
さて、ちょっと村を見て回る、と言うから(もっと言うと、当初は隣の伝統家屋を見に行くと言うから)サンダル履きで出かけたのだが、そのまま「隣の村まで行ってみましょう」と言う流れになり、30分ほど歩いて隣村へ。最初はまともな道だったが、だんだんぬかるみに。こういう時のためにわざわざトレッキングシューズを買ったのに、何の役にも立ってない。まあ、現地ガイドとのコミュニケーションってこんなもんです。ガイドさんはずっと革靴のかかとを踏んづけて歩いてました。そりゃあ話は通じないよなあ。
村についてホッと一息。
まきを集めたり、水を汲んだりする道具。伝統的なものとプラスチック製品が混在。
とある家の内部。こういうことをする女の子は世界中にいるらしい。結構いい味出してますよね。
それなりに格差があるのが見て取れる。
夕食の下ごしらえ
さて、村の訪問の作法(?)だが、まず村長さんを訪問し(ガイドが)手土産(のノートの束)を手渡す。我々もボールペンを用意していたので数本手渡す。それから村を歩き始め、子供に(ガイドが)飴を手渡す。で、写真を撮る、という流れ。とにかく写真を撮らないと飴を渡せないので、ガイドは「写真撮りましたか」としつこく聞いてくるし、子供たちも写らないと飴がもらえないからわらわらと寄ってくる。キブミーチョコレートの世界だ。違和感ありまくりだが、とにかくそんなわけで村での写真のほとんどは子供のアップ。でも、インターネットに載せる許可まではもらっていないと考えるべきだろうなあ、やっぱり。大人はまあいいかと思うけど、子供に関してはロングの写真でも探して載せるのかね。
さて、我々が不機嫌なのでガイドさんが気を遣って帰りは小船をチャーターしてくれました。それなら初めから船にしてくれれば、とも思うけど、船着場から村までの斜面(当然舗装などされてない)がハードだから、泥んこになるのは一緒だなあ。
こっちはモン族の人たちの家々。
子供たちが持っているのはモーターにストローを刺したもの。電池を繋ぐとぶるぶる動く。それだけのものだが、子供ってこういうのがうれしいんだよね。そのうちスイッチを自作するようになったり。
鶏は放し飼いなので品種はバラバラ。高床式の家では床下に鶏を飼っていることが多く、食べこぼしなどを床の隙間から落とすと鶏がきれいに食べてくれます。昼間はその辺を走り回って餌を探し、夜は自分の家に戻って眠るんだとか。なかなか賢い。

お風呂や洗濯はメコン川でする、のだが、これはどちらの画なのか。やっぱりお風呂かなあ。
さて、村の人が歓迎にラオ族の祝いの儀式、パーシーをやってくれました。儀式はラオ族由来のものだけど、モン族の人も参加。まず祭壇?を用意。参加者はこの回りに車座になって手を大皿に添え、おめでたい言葉や願い事を唱えます。
その後、祭壇から紐を取って(儀式の)オーナーの手首に結んでいきます。このときも先ほど同様におめでたい言葉を唱えます。
その後、ガイドさんや村長さんのお孫さんにも便乗して紐を結わえて儀式終了。お下がりをみんなでいただいて、宴会へ移行。モン族のおばちゃんに酒癖の悪い人がいて往生する。勢いのついたおばちゃんを誰も止められないのは世界共通だな。
その後、モン族の家にシャーマンが来て祈祷をやってるので見に行こう。ということになる。で、この画になるのだが、神棚に向かってシャーマンが打楽器を振りつつ祝詞を唱えます。ただ、どうも緊張感がない。奥のベッドに病気の子供がいることになっているのだが、普通にあくびしてたり。これは推測だけど、現地の旅行会社から祈祷を見せたいから誰かやらないか、お金は出すよ、みたいな話があって、それならあそこの家の子供が最近ちょっと調子悪いからいっちょやっておくか、見たいなことになったのだと思う。で、本来なら祈祷までするような状態じゃないから、みんなのんびりやってるのかと。でも、そんななかでもシャーマンは本気とみた。なんちゃんて祈祷だろうがなんだろうが、ここできっちりやっておかないと肝心な時に呼んでもらえないからだ(シャーマンは結構たくさんいるそうです)。
もうひとり、生贄の鶏も本気モードでした。まあ、当然か。

2011年7月24日

週末のまとめ

台風の影響はだいぶ取れたけど、まだ雲が多くて気温もめちゃくちゃは高くない。週明けからが心配ですけど、、、

ちょっと変わったOBOG展「日本を元気にする創作、創造、新境地」
京都嵯峨芸術大学所蔵 制作展優秀作品展 40年のあゆみ 1 @京都嵯峨芸術大学
ギャラリーの方で古い知り合いと20数年ぶりに出会う。アリス・セイラーが学生時代に描いたマンガを見に来たらしい。さもありなん。会場で知ったけど、昨年末にアマリリスの名曲大全集が発売されたらしい。これは買わないといかんな。博物館の方は、長清久美のお面に嵌る。

OPEN FACTORY @neutron kyoto "FACTORY"
アトリエだから当然の面もあるが、場所がわかりにくい。1階の前川多仁の布団がお気に入り。これがあればホームステイも怖くないな。

田原愛子個展「ミクロコスモス」
舘正明個展「between」@ギャラリー恵風
ジャン=リュック・ヴィルムート個展「Around Time」@MORI YU GALLERY KYOTO
millefiori 駒田麻衣 @Gallery Ort Project
視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション @京都国立近代美術館
作品もかっこいいけど、個人的には映画に収まっている風景が面白かった。ロンドンにニワトリがいるんだよ。

" 四つの月の物語" 上野政彦
" HandiCraft" 家原恵太 @ギャラリーはねうさぎ
家原さんどれも面白いんだけど、一押しは指サックかな。

3rd SPROUT @ギャラリー16
「Out of the Loop」 金光男/國政聡志
2011年度 総合基礎実技展 @堀川御池ギャラリー
@KCUAに向かう駅の通路にも別の作品が並んでました。こういうのはいいよねえ。

寺田豊(京絞り)と伴野久美子(現代美術)のテレコ(個)展Ⅱ @ギャラリーアーティスロング
今回の展示と関係ないけど、やはりバッタもんです。来年が楽しみ。

ここまでが土曜日分。

日本画専攻修士展 @京都市立芸大
「ひょうごの古陶遍歴」@兵庫陶芸美術館
この日の目的は温泉なので、展示の方はまあこんなもの。こんだ温泉、もう少し空いてるといいんだけどなあ。

メコン川クルーズ

ここからは船でホームステイ先の村へ。と書くとなかなかかっこいいが、船でないとアクセスできないんだから仕方がない。乾季なら違うのかもしれないけど。
船内。お客さん二人にしてはオーバースペックだが、外国人観光客を乗せる船というとこのクラスになっちゃうんでしょう。ハロン湾の時もたいがい大きな船だったし。バナナはサービスだが、食べる暇はなかった。
こちらは2日かけてタイ国境の町フェイサイまで行く船。もっと大きな船もあるらしい。メコン川はラオスのほとんどの区間でタイとの国境だが、ルアンパバーン付近と南部のパクセー付近ではメコンの西岸もラオス領になっている。そういえば、これから行くノクモンクン村も西岸だな。
当然ながら川は生活の場です(かなりズームかけてるのでボケボケ)。
河岸にはいたるところに桟橋が。この上にはたいてい村がある。




1時間ほどで目的の村に到着。

2011年7月23日

プーシー

「プーシー」は仙人の丘の意。博物館の前から三百数十段の石段を登ります。雨だと滑って辛いだろうけど、晴れてるのも辛い。
道中にはお約束の放生会やさん。
おおむね生き物はいっぱい。
丘の上には立派な祠が。
さて、ここからはルアンパバーンの町並みが眺められ、町の全体像を掴むのに最適(ということになっている)。日没などきれいなんだろうけど、あいにくの雨季。
だいたい、肝心の町の中心部(メコン川沿いの地域)は植生に隠れてよく見えないんだよね。ちょっと残念でした。もっとも、観覧車が似合う町ではないから、このくらいが関の山。