お約束だと思うので、お台場のガンダムも見てきた。
予想よりずっとよく出来ていて、なかなかかっこいい。
さて、このガンダム基本動くのは首だけ。ライトが点滅し、白煙を上げながら首を左右に振るだけなのだが、最後にちょっとだけ空を見上げる。ここが一番歓声が上がるところですね。しょうもない動きを続けて観客の要求水準を下げておいて、ちょっとだけその上をいく。動物の芸なんかの基本の展開ですね。さすがに良くわかっていらっしゃる。
もっとも、会場に近づいて最初に見えてくるのはこの後姿。正面からは確かに「雄姿」でいいんだけど、こちらはむしろ哀愁が漂います。レインボーブリッジから望む、公園の木々の間から顔を出すガンダムも、猿の惑星の自由の女神に通じる終末の香りがします。プロジェクトの檄文では、ガンダムは「人類平和と緑あふれる都市東京の再生を呼びかけるメッセージを発信」することになってるけど、むしろ「最終戦争による都市文明の滅亡と緑あふれる地球の再生」を感じます。わしの心が病んでいるだけかなあ。
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