飛行機の中から撮ったターミナルビル(平屋だけど)。左に見える黄色い階段は出口で、その左の白いスロープの奥が搭乗口。
こちらがお世話になった飛行機。ここでは一番小さな機体。4人乗りである。
前にパイロット2人、後にわしら2人が乗り込む。イメージ的には360cc時代の軽自動車のキャビンである。これはテンション上がります。ベルトを締め、ヘッドホンをかぶると、エンジンがうなりを上げいざ出発。
先ほど見た枯れ川(と畑)の上空を通過し、
ナスカ平原へ。全体ではこういう水路跡が目立って、地上絵って教えてもらわないとなかなか見えてこない。パンアメリカン・ハイウェイを作ったときに航空測量までしたのに地上絵は発見されなかった、と言う話は最初「なんでやねん」と思ったけど、実際に飛んでみると、真面目に仕事してたら気がつかないような気がしてきた。たぶん、わしには無理。遊覧コースもいろいろあるのだろうが、今回は30分のフライトで14箇所の地上絵を回った。代表的なものを供覧。まずは宇宙飛行士。これは地上絵と言っても岩山に彫りこんである。
サル
ハチドリ
クモ
コンドル、お土産を買うときにはハチドリと間違えやすいので注意。
パンアメリカン・ハイウェイとライへ女史が建てた観測塔。ここには手、木、トカゲと3つの地上絵があるが、トカゲは消えかかっている。パンアメリカン・ハイウェイの料金所。空港での時間待ちの間に先に観測塔に行けばいいのに、と思ったけど、それをやったら通行料が2回余計にかかるからダメなんだろうな、たぶん。ちなみに、セスナの巡航速度は高速を走る車の速度より多少速いくらいでした。
気がついたらもう空港が見えてきました。
着陸の頃にはすっかり晴れてました。お疲れさま。実は遊覧飛行にはあまり期待してなかったんですわ。窓越しに見てもテレビで見るのと同じだろう、って。だからクスコに残るべきだったかなあと思ったんだけど、いざ乗ってみるとこれは面白かった。 もちろん、雲が出ているから3段階ある飛行高度のうち一番下を飛んだので地上絵がよく見えた、のもあるけど、とにかくセスナそのものが異質な体験でした。こんな小さな飛行機に乗る機会はもう無いかと思います。キャビンが小さいから反対側の景色もよく見えたし、なにより「飛んでる」感が半端ない。得がたい体験でした。でもまあ、カッパドキアの気球には負けるかな。
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