港でタクシーを拾ってドルマバフチェ宮殿へ向かう。この運ちゃんが楽しい人で、当然トルコ語しかしゃべれず会話は成立しないのだが、一生懸命沿道の観光案内をしてくれた。おまけに、チップを払うのが相場だというのにメーター料金から端数をまけてくれた。まあ、イスタンブール中心部はともかく、ちょっと郊外のタクシーだと長距離乗ってくれるお客さんはありがたいんでしょうね。混雑した道路で降ろされたので、写真を撮ってる余裕がなかったのが残念。宮殿の門。さすがに今日は開いていた。トプカプは民族色の強い宮殿だが、帝国末期に建てられたこちらは欧州風建築。ある意味、ヨーロッパと互角に渡り合おうとして頑張っていたということで、鹿鳴館に通じるものがある。ただ、鹿鳴館建築とはお金のかけ方が違う。国が滅びかけてもこれだけのものが建てられる財力を褒めるべきなのか、(頤和園と同じように)こんなところにお金を使うから国が滅ぶんだと論じるべきなのかは微妙。まあ、役に立たないことにお金と時間を使うのが「文化」なんだけどねえ。
いくつかあるボスポラス海峡側のゲートのひとつ。宮殿自体、海側は壮麗だが山側から見るとなんとも殺風景で、かっては海側が正面玄関だったらしい。
内部の見学はガイドツアー形式。付いて行ったところで言葉がわかんないから仕方ないのだが、のんびり見ていると後から係員にせかされる。
図書室。トプカプなんかだと図書室と銘打ってあっても本は置いてなかった(巻物だったのか?)が、ここはちゃんとした図書室があってうれしい。
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