2008年9月23日

イスラーム世界フェスティバル

宗教絡みで偉い人のお話の後でタダでお食事をいただいて抽選で豪華景品が当たる、という話だったので、学生の頃に原理研がやってたような集まりだと困るなあ、と案じつつのこのこ出かけてきました。結論としては、当然ながら極めて真っ当な会。講話は京大の小杉先生のイスラム文化の話で、関西に拠点を置く人らしいくだけた楽しいお話。お食事会はラマダン期間中の日没後の食事(一日1食なのでいきおいご馳走になる)を日本人を含めてみんなで楽しみましょう、という趣旨で、留学生(とその家族)を中心に日中に仕込んだ料理をみんなで一気に平らげる、というもの。家族のなかにはプロの料理人もいるので、量だけでなく質もかなりものでした。留学生といっても、自国で食い詰めたあげく日本で美味い汁でも吸おうと思って来たとか、観光半分で来日した連中ではなく、(ちょうど岩倉使節団のように)国家の威信と未来をかけて来日している方々。来賓挨拶で京都市長を担ぎ出す政治力も見事でした。ただ、国際交流会館のホールに留学生200人一般(日本人)200人を入れちゃうもんだから、尋常じゃない混み具合。コミケの客がみんなお皿を持って食べながらブースを回るような状態(しかも、通路はコミケの島の内側の通路より狭い)。食べるときも立ち止まると危ないので歩き続けないといけない。お金を払ってるんなら暴動ものだが、なんせタダだからみんなニコニコ楽しい夕食会でした。しかし、ぜーったい消防法違反だな。市長は終い間際までみんなと一緒に食事と歓談を楽しんだ後、来年からはもう少し広い会場が用意できないか検討させます、と言い残して帰って行ったそうな。よかったねえ。お近くの方は来年ぜひどうぞ。なんぼなんでもタダで飲み食いは気が引けるので、カタログ(講師の先生の本)だけ買って帰りました。

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