子供のやることなんてどこでも一緒ですが、好き勝手させてる感じがいいですね。ブータンは厳格な一夫一妻制ではないのでいろんな形の家族があり得るのですが、誰の子供かはあまり気にせず、とりあえず家にいる子供はみんなでかわいがってるようです。
猫もまあ一緒。
晩御飯は女主人(ここではおばあちゃん)が仕切ります。おいしいんだけど、ほっとくとどんどん注いでくるので、うまく断ること。
雨は夜通し降ってましたが、朝になると(とりあえず)上がりました。
水場
客人用のトイレ。壁を背にしてしゃがみ込むのが伝統的なスタイル。ペーパーもきちんと補充されてたし、気には掛けてくれたようです。
どこの家にも立派な仏間があります。というか、一番いい部屋を仏間にあてます。朝から在家のお坊さん(親族ですが)がきてお経をあげてました。すごくいい雰囲気だったけど、さすがに写真は撮ってません。
さて、こちらの写真はこの家の長男。幼くして転生仏に認定されお寺で生活しています。でも、たまには実家に帰ってくることもあるらしい。
こちらが転生仏の認定書。転生仏ってどうしたらわかるのか尋ねたところ、「子供が(前世の記憶など)おかしなことを言い始めるので親が政府に届け出て、調査が入り確認が取れれば転生仏として認定される」とのこと。宗教的な意味は別にして、転生仏制度の俗世的な意味としては(あくまで推測ですが)資産が女子相続となっているブータン社会(そのくせ国王は男系)で、息子に社会的、政治的地位を継がせるための方便。さらに「転生仏に認定されるとすぐに寺に入る。俗世はけがれているから転生仏がずっと普通の家庭にいるとおかしくなってしまうけど、結局はお寺に入って修行する」とも言ってたから、知的、精神障碍者を社会として養うための方便、でもあるんじゃないかな。
さて、仏間にはいろんなものが置かれていて、この写真でも奥にタンカがかかっているし、カルマさんの後ろに積んであるのはお経だし、棚からは楽器も出てきます。
これはチャルメラだけど、(うるさいから鳴らしてないものの)ちゃんとロングホーンもありました。
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