路面状況はさらに悪化。当初は「ブータンの道もずいぶんよくなったねえ」とか言ってたのですが、このあたりまでくると前と一緒です。ブムタンへと続く東西幹線は2018年を目標に改良工事を行っているのですが、リンチェンさんによると「2020年くらいにずれ込むのでは」とのこと。
なにもインドだけが工事をしているわけではなく、ちゃんとJICAも仕事をしています。チュゾムサでは今年から再来年までの予定で橋の架け替え中。
こちらはドライバーのカルマさんの実家。ブータンでは土地財産は末の女子が継ぐので、家を出ていくのは男の方。それにしても、こんな私的なネタをきちんと解説するのも国が小さいからなのかねえ。恋人の家に挨拶に行ったらいかにも名所旧跡のような体で昔通ってた小学校とかに案内された、みたいなノリですな。もちろん嫌いじゃないけど。
どこに道があるのかわからないけど、山腹にいきなり段々畑と家屋が現れます。ブータンはこの週までが夏休みで、学校に帰る子供たち(国土が山がちなので寄宿している子が多い)をよく見かけましたが、路傍でタクシーを待っていた母子は向いの山から谷を渡ってきた(下にちっちゃな橋があるらしい)そうな。お母さんはここまでで、娘を見送ったらまた戻るらしいけど、足腰丈夫だよねえ。
牛糞はどこにでも転がっていますが、キノコは珍しい。
ドライバー仲間だからか実家が近いので幼馴染なのかわかんないけど、車が通るたびにカルマさんと何やら話をしていました。
こちらは畑の中にある監視小屋。夜間動物が入ってこないよう寝ずの番をする(と言いながら寝てることもあるらしいけど)そうです。これはだいたいおじいちゃんの仕事なんだとか。大変だよねえ。
大麻は規制対象だそうですが、野放しですね。
こりゃあ雨が降ったら崩れるよねえ。
路面から谷底にかけても土砂が流れた形跡を認めます。
地道に工事はしてますが、安定するまではだいぶかかりそうです。
途中のノブディンの町。
小さなマーケットが出ています。実はこの日のホームステイ先はカルマさんの(女子相続なので奥さんのお母さんの)家で、電話で注文を取っていろいろ買いこんでいました。
野菜天をいただきました。唐辛子は危険だけど、他はおいしかった。
東西幹線から離れてラワラ峠(標高が高いのでお花畑)を越えると、
いよいよポプジカに到着。先ほどまでの深い谷と違って氷河によると思われる緩やかな谷に緑の草原が広がり(この季節は草原というより湿地帯ですけどね)、牛や馬が草を食んでいます。いきなりハイジの世界になっちゃいました。
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