11年前に初めて風さんを利用してブータンへ行った(チベット文化圏も初めて)。このときはツェチュを見るのが主目的のツアーで、ウォンディ・フォダンとティンプーでツェチュを堪能した。どちらも半日の見学だったが、スケジュールはびっしりで、チティパティとかギンとか、いろんな演目を見ることが出来た(演目といういい方はあまり適当でないかもしれないけど)。今回はそもそもが仏教美術を見るツアーだし、始まったのも遅いし、次の予定もあるし、結局見たのはセテン(楽隊)とチャムシン(だよね、これ)の舞だけ。三番叟だけ見て帰ったようなものだ。おまけに、裏から見る形になったので、儀式の部分はよく見えず何がなんだかわからない。十分楽しかったんだけど、やっぱり消化不良。説明するような力もないので、ざっくり写真を供覧。
画面右にちらっと写ってますが、道化はお客さんにカタ(聖なる布)で祝福を与え、お布施を集めて回ります。もっとも、外国人観光客にはこの手のイベントをかたくなに拒む人も多くて、ちょっと困りもの。
ブータンの時は背後から子供が次々に押し寄せてきて、背中に食べかすがどんどん落ちてきたものだが、今回も陣取っているスペースに子供がどんどん入ってくる。地元の人はわしら素人衆みたいにじーっと待っていたりはせず、出し物が始まるとするすると見えるところに動いてくるのだ。まあ、彼らのお祭りだから文句を言うところじゃないけどね。当事者の邪魔をしないという意味では、朝から祭りを見て午後は寺めぐりというメニューで正解なのかも。
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