2008年7月26日

帰国しました

海外に出て一週間もたつと日常の感覚もずれてくる。関空での入国審査の前にトイレに入って、いざ手を洗おうとすると水がちょろちょろしか出ないし、なんかべたべたする。「?」と思っていると、隣にいたトルコ人の男の子が(日本語で)「水は右側」と教えてくれた。なんだかなあ。

向こうも暑かったですけど、日本も相当だったみたいです。プランターの野菜はどうやら全滅しました。地植えのサニーレタスは元気で花まで咲いてるのにねえ(食べられないのは一緒か)。

2008年7月14日

アートでかけ橋 展

大山崎山荘の夏休みの展示は、大山崎町を巻き込んでのイベント。参加者はスタンプを集めつつ町内を回ります。なんかもう、これだけでツボにはまってます。スタンプの台紙がお馴染みの真ん中をくりぬいて8ページ仕立てにしたミニ本だったりするのも素敵。

参加アーティストは小沢剛、セリーナ・オウ、パラモデルの3組。それぞれ面白いんだけど、やっぱりパラモデル。まだ未来に希望が持てたころの子供たちの夢の世界をうまくプレゼンテーションしてくれます。それにしても、「美術学部構想設計」ってを何を教えてくれるんでしょうかね。それって、そもそも教わるものなのか。

世代としてはだいぶ違うんだけど、僕が子供のころに思っていた「未来的なもの」ってのは、まさしくパラモデルの描く世界でした。もっとも、その一方で、世界は1999年7月に滅びるものだとも思ってました。僕たち(の世代)は今、末法の世に生きているのだと再確認できました。現代美術にもそれなりに役割はあるんですよ(有意義かどうかはともかくとして)。だから、あんまり予算を削らないでね。

2008年7月6日

「塩田千春 精神の呼吸」展

靴を集めてます、というチラシを見かけたのは去年の春頃だったように思う。そうかそうか、とは思っていたのだが、今回無事に作品が完成し展覧会が始まったので行ってみた。赤い糸のついた靴や絡め取られたベッドもだけど、おっきなワンピースが素敵。一方、小物はもうひとつの印象(まあ、大作の記憶があってこそ成り立つんだろうから初見では仕方ないかも)。映像も楽しい。本来はパフォーマンスが付き物らしいから、そっちを見られればいいんだろうけどなあ。