2012年11月24日

東京

仕事がらみでちょいと上京してますが、連休なのに毎日仕事でも辛いので、今日はエクスカーション。

中国王朝の至宝 @東京国立博物館
この時期に中国ネタはどうなのとも思ったけど、ちゃんと人は入ってますね。予定よりは少なそうだけど。展示品はさすがに良質で、個人的には西晋の鷹文壷がお気に入り。でも、常設部分の根付の高円宮コレクション全品公開が今回のハイライトかな。

中島千波退官記念展 人物図鑑
尊厳の芸術展 @東京藝術大学美術館
確かに今の日本人にはこれは無理だなあ。というか、一世の人たちだから出来たんで二世だともうだめだったな気も。一世って開拓者で基本自分で全部する人だからなあ。でもまあ、すげえや。

東大古生物学130年の軌跡 @東京大学総合研究博物館
うーん、オタクすぎてついて行けない。標本は美しいからいいか。

始発電車を待ちながら @東京ステーションギャラリー
もう少し作品をゆっくり見られる環境のほうがいいかなあ。建物はさすがにステキだけど。

八木マリヨ展 地球惑星にすれば @ポーラミュージアムアネックス
わたしのほし 三木みどり @ステップスギャラリー
石井博康展 @ギャラリー58
杉本博司展 影の色 @メゾンエルメス
横尾忠則 初のブックデザイン展 @gggギャラリー
銀座をちょろっと回った。スペースとして気に入ったのはポーラだが、やっぱり横尾さんかなあ。でも、人が多すぎ。

百年前の修学旅行 ハイカラさんと東京駅の時代 @旧新橋停車場
これはある意味鉄板。ホームの遺跡も感動的。

やっぱり疲れる。ちゃんと仕事しろよな。

2012年11月18日

そして神戸

横尾忠則展 反反復復反復 @横尾忠則現代美術館
横尾さんが同じイメージを繰り返し使ってることはポスターの展示なんかで重々承知なんだけど、改めて並べてみると唸っちゃいますね。でもまあ、印象に残ってるのは1Fのショップだったり、おまけ(?)のモーツァルトの小部屋だったりするのですが。写真は4F(フリースペース)からの六甲山。紅葉がなかなか見事です。

卒寿を超えて 上前智祐の自画道 @BBプラザ美術館
上前さんって具体関連の展示とかでよく見てるはずなんだけど、正直ほとんど印象に残ってなかった。でも、まとめて見るとやっぱり面白い。1、2枚だけ見ても世界観がつかめないってことか。

キュレーターからのメッセージ2012 現代絵画のいま
赤鉛筆のアウトサイダー 小幡正雄展 @兵庫県立美術館
数寄屋大工-美を創造する匠- @竹中大工道具館

正直だいぶお疲れです。無理して遊ばなくてもいいんだけどねえ。

2012年11月17日

今日も雨

時刻を決められているイベントが二つあって、宇治>淀>黄檗>京都駅、と移動。無駄だけど仕方ないねえ。

山口晃襖絵奉納記念『重要文化財養林庵書院』特別公開 @平等院
山口さんの襖絵は期待した以上でも以下でもなく普通に面白かった。それほど多いわけでもないお客さんが襖絵の前に張り付いて動かない(たいてい拡大鏡など持っている)のと、手前の部屋においてある直筆の看板が印象的。でもまあ、ここで良かったのは常設部分、特に平等院ミュージアムの雲中供養菩薩たち。これが目線の高さで間近に見られるのはちょっと感動的。確かに鳳凰堂は工事中だけど、これだけで十分見に行く価値があるわね。紅葉も見ごろだし。

萬福寺芸術祭 @萬福寺
うーん、今年は少し残念だったかなあ。雨のせいもあるだろうけど、運営が学園祭のノリに近くなっちゃった感じで、年寄りにはちと辛い。一つ一つの作品はいいものもあるんだけど、うまく繋がってないんだよなあ。でもまあ、この雨の中フードコートが充実していただけでも満足感はあるかな。

松井智惠「現代美術と批評のスクール」 @VOICE GALLERY

明日は晴れるみたいなので、神戸方面を予定。

牧野エミ

らもさんは、このおっさんいつか死ぬわなと思ってたから特にびっくりもしなかったけど、これはちょっとショックかも。御冥福をお祈りいたします。

2012年11月11日

今日は雨

一日中雨だったんだけど、やっぱりそれなりに人通りの多い京都です。今日はもみじまつりだったようですが、今年の嵐山の紅葉は雲がかかっててもなかなか見せてくれます。岡崎の桜なんかは終わりかかってるけど。

府庁旧本館秋の一般公開 @京都府庁
もともと春に比べると華やかさがない上に、雨模様なのでちょっと寂しい一般公開になりました。彫刻展と京銀の所蔵作品展はやってるけど、雨で野外彫刻には厳しい状況。クッキーはおいしいんだけどねえ。

対象からの誘惑 石本正新作展 @中信美術館
解説にも書いてあったけど、今年は去年ほどギラギラしたものは感じませんでした。それでも、毎年やっててこれが全部新作ってのはとんでもない活力だよねえ。

主張てん @ギャラリーアーティスロング
最終日なので風船がだいぶしぼんでました。ちょっと残念。

かげうつし —写映・遷移・伝染— @ギャラリー@KCUA
西村郁子展 @ギャラリーすずき
河原敦子展 @アートスペース虹
美崎慶一展 @ギャラリーモーニング
茨木佐知子展 AQUARIUM @KUNST ARZT
新匠工芸会展 @京都市美術館別館
井手本貴子展
松石俊夫展 SHIPS VOID -虚ろな船- @ギャラリー恵風

やっぱり雨の中歩くのは疲れますね。

2012年11月10日

縄文の世界像-八ヶ岳山麓の恵み-@大阪府立弥生文化博物館

午前中大阪で仕事があったので、午後から和泉へ。ほんとは別のネタも用意してあったのだが、講演会があるよというのでつい参加してしまい、ここで一日が終わってしまいました。で、その講演会、田中基さんの 「ReBORN-八ヶ岳山麓の土器図像と神話文脈-」。縄文土器の図案を古事記や諸民族の伝承に絡めて読み取っていく。確かに文献があるわけじゃないから言った者勝ちなのだが、さすがにそれはこじつけじゃないの、という話がマシンガンのように出てきて、フロイトを読んでるような気分。ちょっとついていけない部分もあるけど、それでも講演の後で改めて展示を見に行くと、1回目と違ったものが見えてくる。こういう人がいないと世の中面白くならないよねえ。一緒に仕事したくはないけどさ。

2012年11月6日

木津川アート2012・石仏めぐり

木津川アートのスタンプは、芸術祭会場のほか近隣の古刹、岩船寺と浄瑠璃寺にも設置されている。折角なのでこちらにも足を伸ばすことにした。
岩船寺の三重塔。ちょうど木津川市の名刹特別開扉が行われていて、岩船寺では塔の初層が開扉されている。
めっちゃ鮮明、なのも当然で、平成15年に塔の修理にあわせて復元修復されたもの。日本じゃないみたいです。
鬼瓦がかわいい。

さて、このあたりには多数の石仏が残されており、ハイキングコースもいくつか設定されています。バスは1時間1本でもあり、浄瑠璃寺まで歩くことに。実はあまり深く考えずに岩船寺を起点にしたのだが、結果的にこれで正解。標高は岩船寺の方が高いので、逆コースだと泣きをみます。
不動明王立像(一願不動)
阿弥陀三尊磨崖像(わらい仏)
藪の中三仏磨崖像
小一時間の散策で浄瑠璃寺へ。紅葉がきれい。ここでも吉祥天女立像や薬師如来坐像が特別開帳されていました。ラッキー。
スタンプラリーもあってここまで来ましたが、見どころたくさんで楽しめます。食べ物はおいしいし、作品で使われていた岩船寺の鐘の音やバスの整理券をとるときの音も聞けたし、吊り店の現物も多数確認できました。所要時間も起点となる加茂駅着が9:25、発が16:12と適当(ただ、普通はもう少し時間かかるかも)。芸術祭の規模、内容共にわしら向けに出来ていました。タダだしね。一言文句を書くと、スタンプラリーに応募しようとすると、台紙ごと応募箱に入れなきゃなんないんだけど、折角押したんだから持ち帰らせて欲しいぞ。

おまけ、
帰りに京都駅によって、山口晃展@美術館「えき」KYOTOを見に行く。どこかで見たようなものが並んでいるのだが、山口さんは芸が細かすぎて適当に流してしまうことが多いので、逆にいつ見ても新鮮。挿絵なんかの芸風の多彩さはすごいよねえ。

2012年11月5日

木津川アート2012・当尾周辺

さて、小学校が一段落したので周辺の作品を探しに行く。この日は暑くもなく寒くもなく、絶好のえんそく日和。予想以上に靴を脱ぐところが多くて(そもそも小学校が土足禁)往生したけど、それでもトレッキングシューズにして正解でした。で、柿はやたら見かけるし、かっては地区の名産品だったそうですが、どうも同じ木に甘い柿と渋柿が一緒に実るらしくって(しかも、皮をむかないと見分けがつきにくいらしくて)現在では商品価値がないとみなされているそうです。おじさんに甘いほうをいただいたらとてもおいしかったんだけど(私は元来柿はあまり好きでない人なのに褒めてるので、ほんとにおいしいのよ)、なんだかもったいない。
小川しゅん一「飛び出し坊やたち」から。まあ、この手のモノは作品でなくてもとんでもないものがあるけどねえ。
小板橋慶子「秋のコエ、冬のアシオト」から。この作品も写真では何のことやらですが、楽しめました。
長谷川政弘「いつもあるような」。水に映る姿も結構いけます。
この人も作品だと思うけど、よくわからない。
作品を見ながら4、50分歩くと、終点の森八幡宮。北直人「ウルトラミラクルジャーニー」。

写真は撮ってないけど、音の作品(許斐英明「当尾野音観察会?かくれんぼの林?」)や風景に見事に溶け込んでいる作品(中橋祥行「巡り合い散歩」、見つけるとうれしくなる)もあって楽しめました。歩行距離も適切(ちょっとアップダウンが多いけど)。道に迷っている人が多数いたけど、地図はおおむね正確だし案内板も建ってるんだから、もう少し気をつけて歩けばいいだけ。でも、あえて言えば、案内板には作品番号も書いて欲しい。スタンプも見つけにくいけど、これは宝探しだと思えば納得。
でもまあ、何気ない里山の風景が一番だよなあ。やっぱり。

続きます。

2012年11月4日

木津川アート2012・旧当尾小学校

3年目の木津川アート。今回はこの春に廃校になった旧当尾小学校とその周辺が舞台。会場がコンパクトになって(といっても立派な「えんそく」ですが)参加しやすくなったので、なんとか訪問することが出来ました。まずはメイン会場の小学校から。
大田高充「背景のためのバックヤード」。この作品、(たぶん)風で動くんだけど、画を撮ろうとするとなかなか動いてくれないんだよねえ。
北田幸子の2Fトイレの作品。一階の男子トイレにも作品があったけど、こっちの方が好き。
出村実英子「ゆく河の流れは絶えずして」。これはしょぼい写真ではうまく伝わらない作品。
加藤史江「咲かせよう~growing up~」。白基調の作品なので写真でうまく出るかなあと心配してたけど、これはバッチリ。
上田晋のワークショップで書いた当尾小学校校歌(だと思う)。でかいのであちこちの空き部屋に散財してるんだけど、存在感がすごいよね。
中島和俊「無題」。3体しか映ってませんが、マシンは5台ありました。ちゃんと動きます。鉛筆の細工だけでなく、車体にオリジナルの警告シールが貼ってあって、これもまた楽しい。
ミギヒダリよいこ「Grolice」。そういえば造形大で見たような気が。着ぐるみって、中の人だけじゃなく相方の力が効いてくるんだよねえ。こういうところでピンでやるのはちょっと荷が重いし。

まあ、写真になるのは気に入ったかもだけど、写真が撮りやすいものだけですよね。「放課後秘密基地」の中に入るピンホールカメラとか、楽しいけどどうしようもない。小学校で一番良かったのはSKF3の「増殖」(音楽室でのインスタレーション)だけど、これは参加するから楽しいんで、そうすると写真なんか撮れない。

これまで廃校を使った芸術祭は多々見てきたけど、建物の生きの良さはここが一番のような気がします。なんせ平成8年竣工ですんで(先が読めてないという気もしないではない)。耐震性も問題ないはずだし、なんとか有効活用できる道が開けるといいけどねえ。

というわけで、続きます。

2012年11月3日

京都もだいぶ混み合ってきたよね

園部まで行くと紅葉がきれい、と思ったら、京都市内もなかなかのものでした(カエデはまだまだだけど)。道路も混んできたし、秋本番ですねえ。

長谷川義史秘宝館 @南丹市立文化博物館
ぶっ飛んだチラシをみて「これは行かねば」とは思っていたのだが、行ってみて初めて南河内万歳一座のチラシ(とかプガジャのカットとか)の人だということが判明。実は昔から馴染みの人だったんだねえ。それにしても、唄が頭に残って仕方ないんですけど。

河村雅文展 @ギャラリー恵風
京都芸術祭美術部門国際交流総合展 @ギャラリー恵風/京都市美術館
恵風のトゥーラさんが良かった、けど、先月散財したので自粛。

関西春陽会展2012 @京都市美術館
山口華楊展 @京都国立近代美術館
動物や草木はとってもかわいいのに、人物がまるでかわいくないのはなぜ?

日本の映画ポスター芸術 @京都国立近代美術館
若原響子「すこしおかしなうつわたち」展 @Kunst Arzt
ギャラリーではよくお茶が出てくるのだが、展示作品でもてなすというのは珍しいパターン。しかし、飲みにくいな。飲みにくそうなのをわざわざ選ぶからだが。

松田真理子 個展 @あーとぺーじ唯心
中島慎一展 風景(記憶) @ギャラリー16
由利五右衛門展 @JARFO
高井道夫展 -海の空- @アートライフみつはし
進藤博子展 @ギャラリー揺
神楽岡さんの駐車スペースが一杯だったので立ち寄ったのだが、進藤さんはすごく面白くてつい長居をしてしまう。これは呼ばれた類だろうなあ。ちなみに、揺のお庭も紅葉がいい感じになってます。

舟田潤子展 -TOY CIRCUS- @アートゾーン神楽岡
大江正章展 @セルフ・ソウ・アートギャラリー
良かったんだけど、会期終盤なので作品がやや少なめ。これは先週来るべきだったなあ。