2012年2月29日

2月5日18時

夕食は近所の「葡萄園餐廳」、ここもポルトガル料理店です。夕食にはまだ早めの時刻(外はまだ明るい)なので、店内には他に日本人の団体ツアー客のみで、まあそういうお店なんですな。ガイドさんが「これからセナド広場の夜景を見に行きます。渋滞するから早めに出発しますね」とか説明してました。夜景を見に行くのか、、、広場がどうなってるのかはちゃんと説明してるのかなあ。
さて、デザートはそのままお店で食べても良かったんだけど、マカオらしいリゾートホテルも一度は見に行くか、と思ってウィン・マカオへ。でもまあ、カジノには行かないし、カフェも一杯だったのでテイクアウトで済ます。あまり正しい観光客とはいえないな。外に出たところでちょうど噴水ショーに出くわす。なかなかよろしゅうございました。
で、こちらがお部屋でいただいたマンゴータルト。なかなか上品なお味です。プラスチックのナイフフォークのセットを1客分つけてくれました。よくわかってますな。さすがに保冷剤はつかないけど。

2012年2月28日

2月5日14時半

マカオ観光もいよいよ最終コーナー。こちらは中華街ではおなじみの関帝廟。かってここには三街会館という周辺三つの街の商工会議所兼公民館のようなものがあったのだが、1912年にマカオ中華総商会が発足するとその役割を失い荒廃、併設されていた関帝廟だけが残りその栄華を伝えている。といっても、廟は今も地元の人に篤く信仰されてるんだけどね。
続いて盧家屋敷。ここは定期的に中国の民芸品のワークショップなんかをやっているが、
この日は地元テレビ主催の民謡のコンサートの収録をやってました。お兄さんはテレビの人で結構な人気者(らしい)。おじさんはバンマスで、この後で楽団の他のメンバーと歌のお兄さんが出てきます。かなり疲れてたし、座れちゃったので開演まで30分ぼーっと待って、1時間近く演奏を堪能(いや、時々寝てたけど)。おかげで建物の中はちっとも見ていないという、、、
さて、いよいよ最後の大堂広場と
大堂
中に入ると夕方というのにミサをやってました。ちょっと儲けた気分。
ここのステンドグラスはなかなか見事です。
本屋など冷やかしつつ、てくてく歩いてホテルへ。

2012年2月27日

2月5日13時半

 先ほどとは別の道を通ってセナド広場方面に戻る。途中からわき道に入り坂を上っていくと、
ナーチャ廟と旧城壁。城壁は17世紀初頭のものだが、廟は19世紀末のもの。やっぱりなにが基準で世界遺産なのかよくわからん。ポルトガル風のものと中華風のものを偏らないように選んでるのかな。城壁は「え、こんだけ?」みたいな代物だし、お堂も何てことない中国寺院のようなのだが、、、
 実はここはセントポール天主堂の脇なので、振り返るとご覧の通り。じゃあなんで先に寄らなかったのかというと、ガイドブックに載っている抜け道を先に通ってみたかっただけ。結構ミーハーです。

 日曜日の昼間だから、さすがに人だらけだねえ。
 昨夜お世話になった聖ドミニコ教会に入ってみた。
 ステージが組んであったのはこのあたり。
 正月飾りがないのが逆に新鮮だわ。
 さて、脇の鐘楼は美術館になっていて、由緒あるらしい品々がびっしり。
当然タダなんですが、募金箱があったので手持ちの人民元の端札(なぜそんなものがあるのかは訊かないように)をすべて突っ込む。それでも安いもんだけけどね。

2012年2月26日

その他の立ち回り先

京都造形芸術大学 卒業制作展「万博」 @京都造形大
もともと卒展なんかだと時間のかかる映像作品はほとんどパスだし、造形大は映画だの演劇だのパスするしかないジャンルもあって全体を見たとはとてもいえないのだが、それでもたっぷり4時間半かかった。ここはとにかく階段が多いし、眺望は素晴らしいけど年寄りには辛いわ。面白かった方を見て回った順に並べると、小林直人、堀健、宇野由佳梨、前田七彩、山内優花、 宮崎悠輔、野崎香里、藤井あかね、加藤木里子、田辺真弓、田邊明架里、柳生顕代、西岡春香、西垣肇也樹、奥野希美、小澤佐代子といった方々。一番のツボは空間演出で新聞作ってた高橋さん(高橋姓二人のどちらの方か不明)。やっぱりここは平面より立体作品とかデザインとかが好みですね。さすがに作品は買ってないけど、ショップでトートバックを購入。

染織テキスタイルコースの実習で作ったもの。電鉄会社の制服を再利用したシリーズの43/200。はっきり言って実用性には疑問があるけど、これはかっこよろしいな。手触りも良いし。

その後は、
二階武宏展
宮田雪乃展 @アートゾーン神楽岡
オカモトアユミ写真展 waterscape @アートスペース虹
長尾ふみ展 @ギャラリーモーニング
木下那麻 しろくろのしましま
白川茜 わっか展  @ギャラリーはねうさぎ
龍谷大学学友会学術文化局写真部 卒展
Witches @同時代ギャラリー
正木康子展 @ギャラリーヒルゲート
+++展 @ANTIQUE belle GALLERY
あーちくりんのいきもの展 @パラルシルセ
ハンス・クルージー展 @ギャルリー宮脇
ハコニハ展 @ギャラリー和
と回遊。

恵風とか行きたかったけど、さすがに限界だわ。

折田先生2012

今年の二次試験は昨日からで、当然先生も昨日の未明に御降臨されたのだが、いろいろ都合があって今朝になって取材に行くことになりました。今年は夜中からツイッターで情報が飛び交っていてネタは熟知していたのだが、やっぱり生で見ないと春が来ないからね。
朝一の試験は既に始まっているので構内は静かです。例によって遠目には何の違和感もなく折田先生像が建っています。今年の仮装は、
地デジカでした。うーん、時事ネタか。ちょっと旬はすぎてるだろ、という気がしないでもないけど、被災地ではまだバリバリの現役らしいからこれはこれでいいのかな。
この無気力なまなざし。お供にカクカクシカジカとニコニコテレビちゃんを連れている。
カクカクシカジカはシカ繋がりで持ってきたんだろうけど、中の人(声優)は元そとばこまちの生瀬勝久なので筋は通ってますね。
ツイッター情報によると今年は設置の段階でいろいろトラブルがあったようです。木は毎年大きくなってるし、今年の像は去年より背が高いしね。地デジカの角の付け根にも補修した跡が認められるけど、台座も結構傷んでます。雨も降ったしなあ。
こちらが看板。私も何度も痛い目にあってるけど、お酒の飲み過ぎは良くないねえ。
看板裏。毎年のことだけど、おじさんには若い娘はみんな同じに見える。誰か解説してくれ。
着いた時には周りで近所の子供がはしゃいでましたが、生協のバイトの学生さんたちも興味津々です。
みんな試験頑張ってね。

2012年2月24日

2月5日12時半

 聖ポールを出て、建物の間を縫って北へ向かう。振り返った時に目に入る聖ポール天主堂はそれなりに説得力がある。
 建物の中の抜け道を抜けると、
 聖アントニオ教会。かってイエズス会の本部が置かれていた場所に立つ由緒ある教会だが、火災で3度焼失し、今の建物は80年前のもの。それでも世界遺産だから、こうなってくると何を基準に決めてるのだかわからなくなってきます。

 シャンデリアがいい雰囲気出してますね。
お正月飾りがあるのはすっかり普通の光景で、何も驚かなくなってしまった。
その先にあるのがカモンエス広場。奥の丘全体がカモンエス公園だが、世界遺産に登録されているのはこちらの小さなスペース。もうなにがなんだかわからない。
せっかくなのでカモンエス公園にも入ってみた。ここはマカオで一番古い公園とかで、イギリスの(香港の、かな?)庭師が大英帝国各地から集めた植物が植えられている。ごらんの巨石やポルトガルの詩人カモンエスの銅像がアクセント。

丘の上から見える風景はマカオより香港を思わせる。このあたりから北はアヘン戦争までは中国人の土地だったし、マカオに編入されてからも中国人が多く住んでいた。そばにプロテスタント墓地やカーサ庭園(イギリス東インド会社のマカオでの本拠)があるようにイギリスとの結びつきも深い。とまあいろいろかんぐってみるのだが、単に観光用に整備しなければこんなものなのかも。霞んで見えるビル群は中国の珠海市。
こちらがそのプロテスタント墓地(の入り口のモリソン教会)。日曜日なので閉まっていて、門扉越しに撮影。
こちらがカーサ庭園。建物は東方基金会の事務局として使われ、一部がギャラリーとして開放されている。ガイドブックでは土日休になっていたが、なんとなく開いているので中に入っていくと、ギャラリーで財団所有のアジア各地の仮面の展覧会をやっていた(例によって無料)。これがまあ立派なコレクションで、例によって堪能し図録を購入。どこに行ってもやってることが変わらない気がするが、展示品が呼んでるんだから仕方ない。
おまけ

2012年2月23日

2月5日12時

さて、博物館からエスカレーターで丘を下ると、聖ポール天主堂跡に出る。
ここは「世界がっかり遺産」の代表格とされることが多い。おそらくファザード正面の写真だけ見てマカオに来て、セナド広場方面から歩いてイエズス会記念広場から高台に見えるファザードに「いったいどんなすごい教会なんだろう」とわくわくしながら辿り着いたところで、この教会がハリボテなのに気がつくからなんじゃないかと思う。最初から聖ポール天主堂「跡」って書いてあるのにねえ。でも、モンテの丘から下りてくると天主堂の側面に出るので、ごらんのようにネタバレになる。こちらから行けばがっかりする人は減らせるんじゃないかな。わくわく感には無縁になっちゃうけど。
で、例によってここにもお正月飾りが鎮座。
もともとの構造はこうなっていたらしい。東洋一壮大な教会だった、というのもうなずける。
さて、ファザードの裏側には足場が組んであって上ることが出来ます。こちらは裏側(北・天主堂内部方向)の風景。正面の建物から地下に降りると納骨堂と天主教藝術博物館。
こちらは正面側(南・イエズス会記念広場側)の風景。結構見通しがききます。
で、東側にはモンテの丘。
裏側はこんな感じ。確かに知らないで来たらがっかりするかもなあ。でも、一部しか残ってないとはいえ、ここはやっぱりすごい教会だよ。
博物館は見所たっぷりだし、納骨堂もなかなかイケてるし。

ファザードの浮き彫りも丹念に見るとなかなか面白い。あえて、がっかりする人はもぐりだと言わさせていただきます。