2009年9月30日

ラッキードラゴン

さて、ラッキードラゴンである。基本は大阪の街を渡り歩いて芸を披露する。スペシャルクルーズなんかもあるのだが、定員が少ないので参加は難しい。とりあえず、事前告知しているパフォーマンス会場(八軒家浜)に出かけてみた。
天神橋をくぐって登場
頭をもたげ
ご挨拶に放水

その場で立ち回り
思いついたように火も噴く

八軒家浜にはカヌーベースもあって体験乗船ができる

もちろん、一般の遊覧船も寄って来る
ごくろうさん

夜になると眼が光ったりしてそれはそれで楽しいのだが、朝から歩き通しでいい加減バテてたし、十分納得したのでわしらも帰宅。

2009年9月29日

トらやんの大冒険

今回ヤノベの作品は大阪のあちこちに点在しているが、中心となるのがアートエリアB1での展示。パラモデルの時も思ったけど、この会場は空間そのものが魅力的ですよね。
中に入るとトらやんがあたたかく迎えてくれます。

今回の新作はラッキードラゴン。例によって絵本もあります。原画の展示の他、巨大絵本も置かれていました。
トらやんは会場を飛び出して駅構内にも進出。
もちろん、トらやん以外の展示物もあります。というか、ここの展示は(地下駅ということもあって)サヴァイヴァル・システム・トレインが主役。といいつつ、写真はタンキング・マシーンですが。

こちらは大阪市役所のジャイアント・トらやん。この時は横のモニターで金沢のビデオを流してましたが、その前に行ったときは腹話術のショーをやってたり、いろいろ工夫されてます。

魂は細部に宿るよね。
ここにもノーマル(?)トらやんがいて、ジャイアントと対峙してました。

すべて無料の展示、日曜の午後という条件なのだが、たとえば先日の豊田と比べても人口密度は低めでゆっくり楽しめた。会場が分散しているせいもあるのだろうが、これで大丈夫なのかねえ。イベントとしては成功だと思うけど。

2009年9月28日

水辺の文化座

水辺の文化座は「かえるシステム」をはじめ参加型の作品が多い。子供を連れて行かないと正直もうひとつ楽しみきれませんな。予想以上に暑かったのも問題。
かえる工房のゴミ恐竜
サンドパークの砂の城
わくわくの浦田さんもブースを出してました。このクルマって彼女のだったのね(そういえば鹿児島ナンバー)。
係留中のラッキードラゴン
右手の小さな噴水は小沢剛。見学者が手押しポンプで水を出す参加型の作品。シールが甘くて本気でやるとずぶ濡れになる。
淀テクさんのおさかな。左の小屋(?)はパラモデルの作品。
パラモデルのモータープールの内部。ホースから顔を出しているのはLANケーブルですね。

2009年9月27日

ひよこちゃん


フローティング・ダックってくらいだからアヒルちゃんなんですが、日本人としてはアヒルってのはダックレースに出るスマートなやつで、この丸っこいフォルムはどう見てもひよこちゃん。道行く人もみんな「ひよこちゃん」と呼んでました。オランダではこれがアヒルなのかねえ。よくわかんねえ。この日はちょっと波があってあまりきれいに撮れませんでした。というか、船が動き始める前(早朝)でないとたぶん無理。










実物を見てないものと比べちゃいかんが、横浜の蜘蛛よりはずっといけてると思うし、ガンダムにも勝ってると思う。もう少しうまく宣伝してればなあ。

2009年9月26日

「道教の美術」

品数も多いし、見所満載で面白いのにお客さんが少ない。切り口がマイナーだからなのか、みんな八軒家浜にひよこちゃんを見に行ってるのか。
ただでさえ図録が重いのに、中国語の山海経の本まで買い込んでしまい往生しました。

2009年9月25日

松永恵子墨彩展 「我道にIKIRU」

はねうさぎでハガキを見て出かけてみたのだが、これはツボでした。竹富島のおばあの家やねーねーの家の愉快な仲間たち、他。ギャラリーの個展で図録がないので(DVDは売ってたけど)絵葉書を買い込む。

2009年9月24日

清明祭

京都に限らず観光地にも流行り廃りがある。紅葉シーズンなんか昔は「知る人ぞ知る」みたいな静かなスポットも多かったのだが、情報が伝わるスピードが上がってどこも大変。で、ここ10年ほどですっかりメジャーになった場所の代表が清明神社。秋祭りがあるので行ってみた。

当然のことだが、境内の清明ゆかりの品々がみんな妙に新しくてなんかありがたくない。らしくなるのにはもう少し時間が必要みたいですね。もっとも、霊力で造りたての状態を維持してるんだと言ってしまえばそれもアリかな。
で、祭礼の行列だが、はっきり言って町内の子供みこし。境内同様に真新しいみこしを引いて子供たちが西陣を練り歩く。これはこれで楽しいけど、やっぱりありがたくはない。もっとも、かってに注目されるようになっただけで、もともとこういう「お祭り」なんでしょうね。その割に(勘違いした客を狙った)露店がたくさん出ているのもご愛嬌。
狙ったわけじゃないんだけど、ちょっとだけ山鉾のように見えますね。
来年からは自分で歩こうね。

2009年9月23日

「EXPOxEXPOS」

鉄鋼館での無料の催しなので量的には物足りないが、わりと楽しめる。名古屋ではもう少しモノも多かったんだろうし、スタンプラリーもないが、逆に苦労しなくてもピンバッジをくれるのでまあいいか。

来年の鉄鋼館のリニューアルオープンの方が楽しみですわ。

2009年9月22日

「自然のこえ 命のかたち-カナダ先住民の生みだす美」

この日は無料観覧日だったので、やけに賑やかでした。ただ、来場者が多いのを見越していくつかの企画を閉ざしていたのは残念。ホッキョクグマは踊ってなかったけど、展示内容はさすがに楽しい。クイーンシャーロットに行きたくなっちゃいました(とりあえず屋久島に行きなさいね)。

2009年9月21日

ラウル・デュフィ展

デュフィというと楽器とか競馬場とかなんだろうけど、若い頃のメシの種のテキスタイル・デザインがなかなか素敵で、ちょっと得した感じでした。

2009年9月20日

「ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える」

映像が主体の展示なのだが、最初のブースでは各自にヘッドフォンが渡され、音声のクロストークが起きないよう配慮されている。ちょっとうれしい。まあ、それ以降はマルチモニターを生かしたものが多かったんですけどね。一番面白かったのは円筒型アナモルフォーズのアニメーション。CGならどうって事ないが、ケントリッジの作風は木炭を使ったドローイングだから、その違和感は強烈。気が付いたら3時間近く会場で過ごしてました。

2009年9月18日

京都国際会館

地元でもあるし、もうずいぶん通ったような気もするんだけど、スワンにほんまに白鳥がお住まいなのを初めて知りました。自分の住んでる町の知識なんてその程度のもんだよなあ。

2009年9月15日

「小沢剛 透明ランナーは走りつづける」

改めて眺めると活動の手広さに驚かされる。いちいちツボにはまってるのも楽しい。時系列と共に活動の関連性をまとめた年表が良くできている。しかし、やっぱり子供を連れてきて布団の山で遊ばさないと面白くないよなあ。

2009年9月14日

円空・木喰展 「庶民の信仰」の系譜

予想より品揃えが充実していてよかった。円空初期のまじめに(?)彫った作品が面白かった。ある日突然モノの本質を捉えて抽象的な作品を作り始めるんだよなあ(逆のパターンは珍しいけど)。建物自体も結構凝っていて面白い。いろいろ疑問もあったのだが、寄り道した甲斐がありました。

2009年9月13日

「いざ、船内探険! 吉宝丸」

手早く地図をもらって自転車を借りて出かけたのだが、なんせ事務局の案内もろくに見ないで動いてるものだから、見たのは地図に案内が載ってるもののみ。スタンプも他所に2ヶ所あるし(これは後から何とか回った)、王冠集めとかYoDA展とかはスルー。おまけに、一般の商店の中に置かれた作品なんかは、休日に行っても見れない(店が閉まってる)。レンタサイクルもカギのストックと実際に残っている自転車とが一致せず行ったり来たり。まあ、そういうゆるさもこの手のイベントの魅力ですけどね。全部見ようと思ったら一日じゃ無理だわ。

気に入ったのは、水たまり、箒ギター、水墨画といったあたり。カメラは持ち歩いてないので写真もほとんど撮っていないが、1枚だけ供覧。

水口鉄人のドローイング。すすけた壁を削って地肌を出すことで作品化している。壁の汚れを絵に見立てる試みは他でも見たが、さらに積極的に素材と関わることで新しい価値を生み出してます。しかし、1年後にどうなってるのか気になってしかたないんですけど。

2009年9月2日

「だまし絵」

開幕週、8月最後の日曜日、魅力的で一般受けするテーマなど条件が揃って子供連れがいっぱい。まあ、あまり理屈っぽくないから、子供たちもこういうのは楽しいよね。

こういう展示を見てると、知識としては知っている「私の見ている世界は私の脳の中にしか存在しない」って事を痛感させられます。人垣が出来ている絵は(たいていは)お父さん達が子供に絵の説明をしていて前に進まないからなのだが、例えばエッシャーの「凸面と凹面」。お父さんは一生懸命解説をするのだが、どうも小さな子供には理解できないらしい。だまし絵にだまされるためには、実生活で経験をつんで一般的な空間認識のルールを身につける必要があるってことですよね。アウトサイダー・アートの魅力には、別のルールでの空間認識の提示という要素もあるんだろうなあ。いろいろ考えさせられますね。

2009年9月1日

海へ 西村房子作品展 飛行魚模型

平面作品はよくある魚の絵なんだけど、これが立体になると装飾過多で極彩色の楽しい作品に変わる。ワイヤーをこねくり返したフレーム(?)も併せて、すっかりインド世界の趣き。ギャラリーに染み付いた匂いが若干気になったが、BGMもツボにはまってるし(ジュスカ・グランペールかな?)、歩いた後の冷たいお茶がおいしいし、ついでに立ち寄ったにしては収穫大でした。