2015年4月26日

よいかなよいかな

結局土日ともおいしい酒を飲んでいて平和でしたね。以下まとめて報告。

超京都 art kyoto 2015 @ちおん舎/京都文化博物館
やっぱりちおん舎の方が面白い。特に蔵のトムとジェリー。それはそれとして文博の方で北尾さんのドローイングを購入(予約)。

板倉小二郎 作品展 @ギャラリーすずき
臼杵春芳 木と漆展 漆山プロジェクト2 @アートスペース虹
中川雅文展 @「 ギャラリーモーニング
増田力也展 @アートスペース東山
水口菜津子展 @KUNST ARZT
謄写版の作家さん。ガリ版でここまで出来るってのはちょっと感動的。ここでも1点購入(予約)。

清永安雄 写真展 日本人の道具 @ARTisan
FANTASTIC MARKET @京都市美術館前
パンがおいしかったよ。あと、やなぎさんの移動舞台車ではポールダンスのリハーサルをやってた。

三瀬夏之介 日本の絵-執拗低音 @京都市美術館別館
森本玄 個展
鴨川志野 個展 @ギャラリー恵風
オイルヒューマンの山下さんにお会いする。この世界、やっぱり狭いな。

佐藤雅晴 個展 1×1=1 @イムラアートギャラリー
Perfum du Perfum @アートスペースMEISEI
アール・ブリュット <境界>のない世界へ @ギャルリー宮脇
古保木雄一展 @ギャラリーa
変てこ トイレ展 @パラルシルセ
これはツボに嵌ってて面白かった。来週はトークイベントもあるみたいだけど、忙しいかなあ。

夜は前の職場のメンバーと飲む。

高松次郎 制作の軌跡 @国立国際美術館
よく見かける高松さんは半分以下なんだな。面白い。

猫将軍 SHOW AT HIVE @ DMO ARTS
DMO ARTSはルクア1100に戻ったが、アート解放区はなくなったみたい。 結構好きだったのになあ。

2015年4月19日

週末のあれこれ

土曜日に仕事が入ったのでいつもの横浜遠征が金曜日の日帰りになった。でもまあ、そのおかげで君友ライブに2日とも行けたから、結果オーライと言えなくもない。

石田尚志 渦まく光 @横浜美術館
まあ、そうは言ってもご近所には出かけるわけで、困ったことです。

君こそは友 第1夜 @拾得
小室さんがすごく声が若くてステージの進行もうまいんだけど、お嬢さんとのやり取りでは年相応に困ったことになっているのがなんというか、、、この国のこれからは大変だねえ。

山本雄教展 「EXCHANGE」
安見友太展 -嘘を眺める-
裵貞順展 「breath 2015」
出口ふゆひ ガラスケースミニ展 @ギャラリーマロニエ
釣田亜佐子 展(織布) @ギャラリーにしかわ
ULYSSES − Thought is the thought of thought レオ・ペレガッタ&白鳥浩子 @イソップ河原町店
KG+の黄色いのぼりが目についてフラフラと入る。作品も面白いけど、それ以上にお店が面白い(おしゃれ)。でもまあ、イベント絡みでないととても入るとは思えない店なので、こういう試みも悪くないかな。

守屋友樹 「gone the mountain / turn up the stone」 @ギャラリーパルク
小西熙展 ―PAYSAGE・2015― @ギャラリーヒルゲート
ULTRA x ANTEROOM exhibition 2015 @ホテルアンテルーム
いろいろ面白かったけど、やっぱり石橋義正。あれが玄関にいるとさすがに怖い。勘弁してほしい。

Tomas Svab展 Decoupled Horizons @art space ARE (kumagusuku)
安田雅和展 KYOTO @ギャラリー・アーティスロング
宮田啓子展 @ギャラリーかもがわ
フライヤーにも使われている作品がすごく良かったけど、あのサイズだと飾る場所に困っちゃうからなあ。

京都中央信用金庫所蔵品展-花紀行- @中信美術館
PARASOPHIA @堀川団地
ピピロッティ・リストは時間調整には最適だわ。

加藤穂月 地平線と干し葡萄 @京都的芸術廉价中心
君こそは友 第2夜 @拾得

正直だいぶ疲れた。週明けはいろいろ立て込んでるので心配。

2015年4月11日

今日は巡回にあてちゃいました

ソメイヨシノは終わったが、桜も種類によっては見頃だったり、一歩前だったりする。先週とは違うが、京都駅のバス乗り場なんかはやっぱり大混乱。観光立国を目指すのも大変だわ。

桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち @京都国立博物館
源氏物語図で「ちょんまげ姿の人物が描かれている」という解説があって、探してみると確かにいた。反射的に厩図のところでバイクが描かれてないか探してみたが、これはさすがに無理筋だった。

陶・三人展
福島武山一門展 @京都陶磁器会館
これが予想以上によかった。楽しいものには軒並みポチがついていたが、これは金沢で探すべきなんでしょうね。

三瀬夏之介 日本の絵-執拗低音 @京都市美術館別館
三瀬さんの作品は相変わらずいい(今回照明がいつもより白っぽいのか見え方が違うのも面白かった)のだが、やなぎみわさんとの対談が出色の出来。いちおう司会者はいたのだが、最初にやなぎさんに話を振るとあとは二人が勝手に話を進めて時間内にきっちり話をまとめてしまった。お二人とも講義慣れしていらっしゃいます。これで内容が文句なしに面白いんだから、主催者側は楽だよねえ。本館がパラソフィアで塞がってるせいもあるんだろうけど、別館の使い方としても新機軸で、市美もいろいろ考えてるみたいですね。

ダニエル・ケリー展 @アートギャラリー博宝堂
上野千紗展 mirror @KUNST ARZT
山部泰司 ワーキングアクア2015 @ギャラリーモーニング
森本紀久子展 @アートスペース虹
中小路萌美 2回目のかたち @ギャラリーすずき
夜になるまえに @ARTZONE
作品よりバックヤードの方が面白い。展示としてはこれでいいんだろうけど。

加藤力之輔展 40年の多種多様な創造 @同時代ギャラリー
現代の日本画 -世代をつなぐ- @ギャラリーヒルゲート
にっぽんの梅干し展 @D_MALL京都
やっぱり梅の種飛ばしが楽しい。

2015年4月5日

さすがに雨だと混雑はマシだね

朝から雨。遠くからの人は天気が悪いからといってやることは一緒だが、近所の人は自粛するので混雑は少しまし。結果として外国語が目立つ。

PARASOPHIA @京都文化博物館別館
朝一で飛び込むととりあえず他のお客さんはいないので、堪能しました。ただ、もう少し建物を生かした展示にできなかったのかなあ。資生堂の方が良かったとまでは思わないけど。

第28回面風會展 能面・狂言面 @京都文化博物館
現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 @京都国立近代美術館
出展されている作品はさすがに良質だと思うが、正直ピンとこないものも多い。でも、チェンさんの姿勢には共感できる部分もある。入って最初の作品がマン・レイの油彩なのだが、これがまあどうってことないのですわ。ところが、中ほどにチェンさんの自宅の写真があって、彼の家に置かれたマン・レイの「ジュリエット」はめちゃくちゃカッコいいのだ。この人は作品を見るときに、この作品はどこに飾ればいいかとか、この作品を飾るために自宅をどう改装したらいいかとか、いろいろ妄想を膨らましてるんだろうなあ。でも、お金もあるんだから妄想じゃないのか。

大崎のぶゆき 不可視/可視/未可視 @ギャラリー16
浅川朗銅版画展 いづこのまち @まるごのギャラリー
大杉真司 油絵舞妓展
久保直美 版画展 きおくのカタチ @ギャラリーヒルゲート
これは好きなやつだ。

ここの輪郭 秋山はるか @同時代ギャラリー
メリンダ・ヒール&エイミー・カーメンズ kukkiri - 染めに魅せられて @ギャラリーH2O
孤高の仕業 上田泰江展 @蔵丘洞画廊
天才アートミュージアム展2015 @堀川御池ギャラリー
PARASOPHIA @崇仁地域
ヘフナー/ザックスの「Suujin Park」。このあたりは同和地区で、京都市により再開発がすすめられていて、その梃子として芸大移転が予定されている。写真でも京都タワーが見えているが、京都駅からほど近いのに区画整理による空き地が広がっている。楽しげな作品が並んでいるがフェンスに遮られて近づけない。作品の出来がどうこうより、ここに足を運ばせ(ていろいろ考えさせ)ることに意味があるのであろう。
家が立ち退いたので、お地蔵さんも御覧のありさま。どこに行ったのかというと、新しい集合住宅のわきに祠が並んでいたので、そちらに移動したものと思われる。
一番気になったのがこちらの家。いろいろ事情があるのだろう一軒だけ取り残され、敷地の周囲はフェンスで囲まれている。うまく着地してくれればいいけど。

still moving @元・崇仁小学校
何も考えずに歩いてたら裏口から侵入する形になり、建物の構造やどこに展示があるのかとか何もわからずに校内を探検する羽目になる。当然、傘も持ちっぱなし。まあ、いつものことだからいいんですけどね。それでも、スタッフにイベントがあるからと言われて和室へ。
「謡と小鼓でたのしむ春の崇仁」。美術作品と謡曲の不思議な組み合わせでした。

琳派につどう 屏風の美展 @大丸京都店

さすがにちょっと疲れました。

2015年4月4日

月食はやっぱり無理でしたね

月食のある夜間は雨模様の予報だったが、少なくとも午前中はいい天気だった。場所によっては桜はかなり散ってしまっていたが、絵になる程度には残っていた。バスは大変だったろうけど(神宮道なんかバスが連なって駐車場状態)、電車は混んでるにしても乗れないことはないので助かる。
今日はパラソフィアのメイン会場、京都市美術館へ。途中、アラシのキッチンにランチに行き、ついでに、
王裔婷 展
林聖子 展 @ギャラリー恵風
黒田アキ COSMOGARDEN/COSMOJUNGLE @MORI YU GALLERY
を見ており(恵風さんはどっちも良かった)その分を差っ引く必要があるにしても、9:20に入館して出てきたのは16:40。こんなに長時間市美にいたのは初めて。芸術祭についてはいろいろあるかもしれないが、会場の奥深さに気づかせてくれただけでも意義がある。

会場内はほとんどが撮影可。ネット上に上げていいのかはわからないが、ちょっと載せちゃいます。
グシュタヴォ・シュベリジョン「素晴らしき美術史」。LIFE誌の写真集に落書き?した作品だが、いちいち笑ける。で、今回その日本語版というのも用意されているのだが、この日本語がまた訳といい書体といい力が抜けていて素晴らしい。「ゴーギャン」「チェ・ゲバラ」と迷ったけど、「ミニマリスム」を。
ヨースト・コナイン「飛行機」。オッサンがいいかげんな飛行機を自作して空を飛ぶドキュメント。メーヴェを作っちゃう人とは対極になるんだろうけど、これはこれで面白い。
石橋義正「あこがれのボディ」。インスタレーションとしても良かったけど、出町柳でのダンスに圧倒された。

あと、写真はないけど印象的だったのは徐坦「社会植物学」の西洋と東洋の「自由」の違いについての件。確かに、感覚としては「自由に生きる」ことイコール「仙人になる」ことだよなあ。

さて、最初にも書いたけど、ここでの主役は京都市美術館そのものだと思う。何度も来ている場所だけど、こんなところがあったの、みたいな発見がいくつもあった。逆に言うと、今まで冴えない展覧会ばかりで何をやってたんだか、ですわ。
この写真は門川京都市長の公式ブログから無断で頂いたものなんですが(すみません)、普段は使われていない南玄関に設置されたヘフナー/ザックス「Museum Casino」。遺失物の傘の間からは外の風景が見えるんですが、それが、
これ。今日行ったのは正解だったわけだが、芸が細かいよなあ。
地下室も展示スペースになってるんですが、こちらは南側の「美術館の誕生」。なかなか魅力的な空間です。実は北側の高嶺格の作品も面白かったんだけど、写真に撮りにくいので紹介してません。それから、北側の壁に貼られた「火の用心」の注意書きがすっごく気になったんだけど、撮影した写真にはどうしようもなく他人様が写り込んでいるので紹介できません。ウォーター・ベアさんのブログに写真が載ってる(他にも楽しいものがいっぱい)ので、見てもらえればいいかと。
こちらも南玄関。たぶんチケットオフィスの跡じゃないかと。確かにいまどきこれはないだろうけど、何か使い道はないのかねえ。
東側には臨時のカフェが設置されてます。この時間帯が一番天気がよくって、朝だからまだ人は少ないし、とっても贅沢な空間。
北側の階段。
2階の南側にはベランダがあって(知らなかったよ)外に出ることもできます。

とにかく映像作品ばっかなので、体調とか混み具合とかによってはババですが、美術館を探検するだけでも行く価値はあると思うぞ。

さて、その後は
松永恵子展 IKIRU @ギャラリー唯
FAILY TALE EXHIBITION @あーとぺーじ唯心
タカスカナツミ 毛布と粒とフラフープ、宇宙、あくび、発光かるく @KUNST ARZT
近藤慧子展 @アートスペース東山
児玉彩 花のような人 @ギャラリーモーニング
申芳礼 抱擁 @アートスペース虹
榊原メグミ展 @ギャラリーすずき
唯とか唯心とかで面白いものに当たると得した気分になれますね。

明日も(バスは怖いので)地下鉄で行けるところを回ることになりそうです。