2012年12月29日

天才でごめんなさい

ちょっと時間が余ったので、六本木に向かう。森美術館の会田誠展。いろんな媒体でお馴染みの作品も多く、どうなんだろうねえと思ってたけど、さすがに実物は説得力が違う。見ごたえたっぷりで時間を超過しそうになり、最後はちょっと端折りました。最後に図録を買うか迷ったけど、結局買わず。on goingの作家だし、現時点で図録で見ても仕方ないよなあ。出先で買うには重いのも確かだけどさ。

2012年12月24日

街はクリスマスだね

クリスマス寒波の中、近代競馬150周年記念誌を貰うところからスタート。

アートアクアリウム展 大阪・金魚の艶
巨匠絵画展
藤原裕之 イタリア細密レリーフ展
増島豊治 油絵展
富田美樹子・松平彩子陶展 寂と密 @大丸心斎橋店
Apple Ken @浜崎健立現代美術館
集落が育てる設計図 @LIXILギャラリー大阪
mic*itaya exbition twinkle
鈴木一弘 染織展
近代巨匠陶芸 茶碗・酒器特集 @JR大阪三越伊勢丹
石田元展 @LADS GALLERY
ホキ美術館名品展 @阪急うめだギャラリー

デパ地下はどこも大賑わいでした。日本は平和だねえ。

2012年12月15日

今日はちょっと暖かかったね

久しぶりに京都観光一日乗車券でお出かけ。

そうだ、旅に出よう -旅情を誘うデザイン- @京都工芸繊維大学美術工芸資料館
やっぱりおフランスのポスターはかっこいいねえ。全然そんな気で見てなかったけど(キャプションちゃんと見ないし)、リスト見てたらフランス国鉄のポスターはダリと藤田嗣治。そういうのを集めてるだけかもしれないけど、お金かかってるよねえ。

打敷の意匠 -町衆のこだわり- @大谷大学博物館
片山亜紀展 @ギャラリー器館
うるしかざり展 栗本夏樹 安東智香 佐々木友恵
日本画の色 @ギャラリー恵風
オパールの特長なんかよくわかんないよ。おっさんは久しぶりのヒットだったけど。

中山玲佳 「A stellar hill - 星の丘」 @MORI YU GALLERT KYOTO
動物の頭が置いてあったので、冗談で「ビーズをくっつけたらいいのにねえ」とか言ってたら、奥の部屋にほんとにビーズが転がっていてびっくり。

門田訓和 「before that」 @ARTZONE
パラサイティズム -寄生の美学- @VOX SQUARE
ARTZONEの隣が面白そうなことになっていたので中に入ってみたが特に面白くなかった。 なぜ外から見てるときだけ面白そうに見えるのかは謎だ。

How are you, PHOTOGRAPHY? @同時代ギャラリー
row ― thickness 金光男展 @ギャラリー・パルク
児玉健二油画展
棚からうさもち展 ~羊毛とニードルでつくる、うさぎたち~ 長谷千恵子 @ギャラリー・ヒルゲート
演奏家たちを連れて帰りたかったけど自粛。

石井誠展 @アートスペース虹
佐野賢個展 @アートスペース東山
ういむい 田中野穂個展 @KUNST ARZT
岸田良子展 TARTANS @ギャラリー16
視覚障がい者に向けてのデザイン -Tactile-
山口典子個展 Nu doll
土展 2012 @@KCUA
羅介の招猫と童器染付てん @ギャラリー・アーティスロング
風神雷神が気に入ったけど自粛。

木村友紀 x 落合多武 @タカ・イシイギャラリー京都
足りないOのために 「KYTO」 @TKGエディションズ京都
田村一展 Deep Freeze @TKGセラミックス

日が暮れてからは予報どおり雨になった。へろへろになって嵐山に戻ってくると、駅前で(花灯路のお客さん向けに)アップルティーを配っていた。ありがたく頂く。

2012年12月13日

Ravi Shankar

彼の年齢とか考えたこともなかったけど、漠然ともう少しだけ若いのかと思っていた。享年92歳かぁ。

2012年12月9日

今日はいろいろ当たりだったね

今朝もキンキンに冷えていたが、WINSにカレンダーを貰いに行くところからスタート。

植葉香澄展 -キメラがやってきた! @高島屋京都店
これは楽しい。昨日もそうだけど、百貨店のお値段なので手は出せないが、いい一日になりそうな予感。

その後、寺町通を怪しげな帽子や羽織を買いながら北上、額縁屋さんでサイレントアクアで落とした絵の額を調達。

円の手ざわりはつるつるかざらざらか 山本聖子展 @ギャラリー・パルク
アンパンもびっくりしたけど、鏡張りのハコが面白かった。

パクチーでお昼。

第一回景聴園 @同時代ギャラリー
服部さんはもちろん良かったんだけど、今回気に入ったのは上坂秀明の作品。 で、ポートフォリオ見ると守備範囲が広いというか節操がないというか。一度まとめて作品を見てみたいねえ。

廣田政生展 @ギャラリーヒルゲート
杦本翔吾のイラスト展 わたし待つわぼく急ぐよ展 @ゼスト御池寺町広場
たまたま通りがかっただけなのだが、展示スペースにもびたっと嵌ってるし、面白い。完全に呼ばれてますね。

堀健展 「circulation」 @ギャラリーすずき
鈴木智香子展 「I, my, me」 @アートスペース虹
かわいい陶芸作品だが、背景の布との取り合わせが面白い。もう少し手ごろなサイズなら手を出してるかも(危ない危ない)。

小田英之 「アイマイナコクハクト赤いまる」 @ギャラリーモーニング
一旦外に出てから戻って、額装した作品を見てもらう。喜んでもらえたから良かったです。

八幡朋子展 -忘れかけた記憶- @アートスペース東山
Wanderlust 天牛美矢子による個展 @KUNST ARZT
森田孝夫展 @ギャラリー恵風

ネタはもう少しあったけど、もう腹いっぱいです。夕方まで頑張ると冷えるし、花灯路で混みあうからね。

2012年12月8日

上野千鶴子

いろいろ騒がれてますが、気になったのは「10回に1回はOK」だったという「友人」とは誰なのかなということ。女性への取材だったったとすると論外なんだけど、ここは男性の友人として、この友人は単数なのか複数なのかですよね。女の人の気持ちは良くわかんないけど、こんなもん条件の整った男の子は1回の土下座でOKだろうし、困った子は100回土下座しても難しいんじゃないの、という気がする。もちろんですが、「困った」の中には、OKがもらえそうな女性を的確に判定できる能力の有無も入ってますよ。でもまあ、趣旨は同意かな。

ワシントンポスト

またぞろ「原発村」の利益相反の問題がでてたみたい。僕は学位論文を書くための研究を東京電力の資金で導入した装置でやったんだけど、それで内容をどうこうした覚えはないんだよね。もっとも、指導教官はいろいろ気を遣ってたのかもしれないから、そういうことを問題にするのはわかる。でも、業界が金で研究者を釣っている、と思うのなら、批判などする前に自前の資金で研究者を援助すべき。代々木公園に17万人集めることができ、他の都市でもそれなりの動員が可能なのだから、集会の代わりに参加者がカンパするだけで「反原発村」の形成ができるはずだと思うよ。

吉本新喜劇と名和さんと

恒例のNGKへ。カウスボタンだののりおよしおだの安心して観ていられる(けど意外性も乏しい)なか、異彩を放っていたのがゲストのファニーボーンズ。こういうのが観られるだけでも創業100周年は意味のあるイベントだったと思うよね。あと、新喜劇も今回のネタはなかなかよかったね。

はねたあと地下の南紀白浜物産展で お買い物と昼食。来年度以降はどうなってるかわからないワッハ上方へ。展示をさらっと確認した後、上方亭でピンネタスプラッシュを観る。客席が寒いせいもあるけど、どうにも寒い。まあ、頑張ってね。

THE POSTERS 1983-2012 @dddギャラリー
The BEST of DMO ARTS
アール・ヌーヴォー、アール・デコ ガラス工芸展
河嶋淳司 動物画展
coppers早川展 銅の奇妙な世界 @JR大阪三越伊勢丹
どれも楽しいけど、早川さんたちの銅の作品はツボ。妻有でみた田崎太郎さんの作品を彷彿とさせます。あれで3割ほど安かったら間違いなく買ってるけど、どう考えてもそんなお値段のわけがないわなあ。

名和晃平展 TRANS @阪急うめだ本店
百貨店でこれはすごいと思うけど、展覧会としては東京を見てきたものとしては正直物足りませんでした。客層は面白かったんだけどねえ。

予定がないわけじゃなかったけど、梅田阪急の人の多さに毒されてしまい、夕食の買い物をして(花灯路のお客さんたちと一緒に)帰宅。まあ、明日も予定はあるしね。

2012年12月1日

師走

いろいろバタバタしてますが、見ておきたいものもあるので買い物がてら回ってみた。

未来風景展 @ギャラリーアーティスロング
京都市立銅駝美術工芸高等学校日本画専攻展
京都芸大日本画の現在 -カリキュラム- @@KCUA
たくさん並べてみると、地面が結構面白い。市美の作品展も人物やめて地面を並べればいいのにね。

谷内春子展 -草原- 
武田あずみ個展 27時のおやつ @ギャラリー恵風

うん、納得。




2012年11月24日

東京

仕事がらみでちょいと上京してますが、連休なのに毎日仕事でも辛いので、今日はエクスカーション。

中国王朝の至宝 @東京国立博物館
この時期に中国ネタはどうなのとも思ったけど、ちゃんと人は入ってますね。予定よりは少なそうだけど。展示品はさすがに良質で、個人的には西晋の鷹文壷がお気に入り。でも、常設部分の根付の高円宮コレクション全品公開が今回のハイライトかな。

中島千波退官記念展 人物図鑑
尊厳の芸術展 @東京藝術大学美術館
確かに今の日本人にはこれは無理だなあ。というか、一世の人たちだから出来たんで二世だともうだめだったな気も。一世って開拓者で基本自分で全部する人だからなあ。でもまあ、すげえや。

東大古生物学130年の軌跡 @東京大学総合研究博物館
うーん、オタクすぎてついて行けない。標本は美しいからいいか。

始発電車を待ちながら @東京ステーションギャラリー
もう少し作品をゆっくり見られる環境のほうがいいかなあ。建物はさすがにステキだけど。

八木マリヨ展 地球惑星にすれば @ポーラミュージアムアネックス
わたしのほし 三木みどり @ステップスギャラリー
石井博康展 @ギャラリー58
杉本博司展 影の色 @メゾンエルメス
横尾忠則 初のブックデザイン展 @gggギャラリー
銀座をちょろっと回った。スペースとして気に入ったのはポーラだが、やっぱり横尾さんかなあ。でも、人が多すぎ。

百年前の修学旅行 ハイカラさんと東京駅の時代 @旧新橋停車場
これはある意味鉄板。ホームの遺跡も感動的。

やっぱり疲れる。ちゃんと仕事しろよな。

2012年11月18日

そして神戸

横尾忠則展 反反復復反復 @横尾忠則現代美術館
横尾さんが同じイメージを繰り返し使ってることはポスターの展示なんかで重々承知なんだけど、改めて並べてみると唸っちゃいますね。でもまあ、印象に残ってるのは1Fのショップだったり、おまけ(?)のモーツァルトの小部屋だったりするのですが。写真は4F(フリースペース)からの六甲山。紅葉がなかなか見事です。

卒寿を超えて 上前智祐の自画道 @BBプラザ美術館
上前さんって具体関連の展示とかでよく見てるはずなんだけど、正直ほとんど印象に残ってなかった。でも、まとめて見るとやっぱり面白い。1、2枚だけ見ても世界観がつかめないってことか。

キュレーターからのメッセージ2012 現代絵画のいま
赤鉛筆のアウトサイダー 小幡正雄展 @兵庫県立美術館
数寄屋大工-美を創造する匠- @竹中大工道具館

正直だいぶお疲れです。無理して遊ばなくてもいいんだけどねえ。

2012年11月17日

今日も雨

時刻を決められているイベントが二つあって、宇治>淀>黄檗>京都駅、と移動。無駄だけど仕方ないねえ。

山口晃襖絵奉納記念『重要文化財養林庵書院』特別公開 @平等院
山口さんの襖絵は期待した以上でも以下でもなく普通に面白かった。それほど多いわけでもないお客さんが襖絵の前に張り付いて動かない(たいてい拡大鏡など持っている)のと、手前の部屋においてある直筆の看板が印象的。でもまあ、ここで良かったのは常設部分、特に平等院ミュージアムの雲中供養菩薩たち。これが目線の高さで間近に見られるのはちょっと感動的。確かに鳳凰堂は工事中だけど、これだけで十分見に行く価値があるわね。紅葉も見ごろだし。

萬福寺芸術祭 @萬福寺
うーん、今年は少し残念だったかなあ。雨のせいもあるだろうけど、運営が学園祭のノリに近くなっちゃった感じで、年寄りにはちと辛い。一つ一つの作品はいいものもあるんだけど、うまく繋がってないんだよなあ。でもまあ、この雨の中フードコートが充実していただけでも満足感はあるかな。

松井智惠「現代美術と批評のスクール」 @VOICE GALLERY

明日は晴れるみたいなので、神戸方面を予定。

牧野エミ

らもさんは、このおっさんいつか死ぬわなと思ってたから特にびっくりもしなかったけど、これはちょっとショックかも。御冥福をお祈りいたします。

2012年11月11日

今日は雨

一日中雨だったんだけど、やっぱりそれなりに人通りの多い京都です。今日はもみじまつりだったようですが、今年の嵐山の紅葉は雲がかかっててもなかなか見せてくれます。岡崎の桜なんかは終わりかかってるけど。

府庁旧本館秋の一般公開 @京都府庁
もともと春に比べると華やかさがない上に、雨模様なのでちょっと寂しい一般公開になりました。彫刻展と京銀の所蔵作品展はやってるけど、雨で野外彫刻には厳しい状況。クッキーはおいしいんだけどねえ。

対象からの誘惑 石本正新作展 @中信美術館
解説にも書いてあったけど、今年は去年ほどギラギラしたものは感じませんでした。それでも、毎年やっててこれが全部新作ってのはとんでもない活力だよねえ。

主張てん @ギャラリーアーティスロング
最終日なので風船がだいぶしぼんでました。ちょっと残念。

かげうつし —写映・遷移・伝染— @ギャラリー@KCUA
西村郁子展 @ギャラリーすずき
河原敦子展 @アートスペース虹
美崎慶一展 @ギャラリーモーニング
茨木佐知子展 AQUARIUM @KUNST ARZT
新匠工芸会展 @京都市美術館別館
井手本貴子展
松石俊夫展 SHIPS VOID -虚ろな船- @ギャラリー恵風

やっぱり雨の中歩くのは疲れますね。

2012年11月10日

縄文の世界像-八ヶ岳山麓の恵み-@大阪府立弥生文化博物館

午前中大阪で仕事があったので、午後から和泉へ。ほんとは別のネタも用意してあったのだが、講演会があるよというのでつい参加してしまい、ここで一日が終わってしまいました。で、その講演会、田中基さんの 「ReBORN-八ヶ岳山麓の土器図像と神話文脈-」。縄文土器の図案を古事記や諸民族の伝承に絡めて読み取っていく。確かに文献があるわけじゃないから言った者勝ちなのだが、さすがにそれはこじつけじゃないの、という話がマシンガンのように出てきて、フロイトを読んでるような気分。ちょっとついていけない部分もあるけど、それでも講演の後で改めて展示を見に行くと、1回目と違ったものが見えてくる。こういう人がいないと世の中面白くならないよねえ。一緒に仕事したくはないけどさ。

2012年11月6日

木津川アート2012・石仏めぐり

木津川アートのスタンプは、芸術祭会場のほか近隣の古刹、岩船寺と浄瑠璃寺にも設置されている。折角なのでこちらにも足を伸ばすことにした。
岩船寺の三重塔。ちょうど木津川市の名刹特別開扉が行われていて、岩船寺では塔の初層が開扉されている。
めっちゃ鮮明、なのも当然で、平成15年に塔の修理にあわせて復元修復されたもの。日本じゃないみたいです。
鬼瓦がかわいい。

さて、このあたりには多数の石仏が残されており、ハイキングコースもいくつか設定されています。バスは1時間1本でもあり、浄瑠璃寺まで歩くことに。実はあまり深く考えずに岩船寺を起点にしたのだが、結果的にこれで正解。標高は岩船寺の方が高いので、逆コースだと泣きをみます。
不動明王立像(一願不動)
阿弥陀三尊磨崖像(わらい仏)
藪の中三仏磨崖像
小一時間の散策で浄瑠璃寺へ。紅葉がきれい。ここでも吉祥天女立像や薬師如来坐像が特別開帳されていました。ラッキー。
スタンプラリーもあってここまで来ましたが、見どころたくさんで楽しめます。食べ物はおいしいし、作品で使われていた岩船寺の鐘の音やバスの整理券をとるときの音も聞けたし、吊り店の現物も多数確認できました。所要時間も起点となる加茂駅着が9:25、発が16:12と適当(ただ、普通はもう少し時間かかるかも)。芸術祭の規模、内容共にわしら向けに出来ていました。タダだしね。一言文句を書くと、スタンプラリーに応募しようとすると、台紙ごと応募箱に入れなきゃなんないんだけど、折角押したんだから持ち帰らせて欲しいぞ。

おまけ、
帰りに京都駅によって、山口晃展@美術館「えき」KYOTOを見に行く。どこかで見たようなものが並んでいるのだが、山口さんは芸が細かすぎて適当に流してしまうことが多いので、逆にいつ見ても新鮮。挿絵なんかの芸風の多彩さはすごいよねえ。

2012年11月5日

木津川アート2012・当尾周辺

さて、小学校が一段落したので周辺の作品を探しに行く。この日は暑くもなく寒くもなく、絶好のえんそく日和。予想以上に靴を脱ぐところが多くて(そもそも小学校が土足禁)往生したけど、それでもトレッキングシューズにして正解でした。で、柿はやたら見かけるし、かっては地区の名産品だったそうですが、どうも同じ木に甘い柿と渋柿が一緒に実るらしくって(しかも、皮をむかないと見分けがつきにくいらしくて)現在では商品価値がないとみなされているそうです。おじさんに甘いほうをいただいたらとてもおいしかったんだけど(私は元来柿はあまり好きでない人なのに褒めてるので、ほんとにおいしいのよ)、なんだかもったいない。
小川しゅん一「飛び出し坊やたち」から。まあ、この手のモノは作品でなくてもとんでもないものがあるけどねえ。
小板橋慶子「秋のコエ、冬のアシオト」から。この作品も写真では何のことやらですが、楽しめました。
長谷川政弘「いつもあるような」。水に映る姿も結構いけます。
この人も作品だと思うけど、よくわからない。
作品を見ながら4、50分歩くと、終点の森八幡宮。北直人「ウルトラミラクルジャーニー」。

写真は撮ってないけど、音の作品(許斐英明「当尾野音観察会?かくれんぼの林?」)や風景に見事に溶け込んでいる作品(中橋祥行「巡り合い散歩」、見つけるとうれしくなる)もあって楽しめました。歩行距離も適切(ちょっとアップダウンが多いけど)。道に迷っている人が多数いたけど、地図はおおむね正確だし案内板も建ってるんだから、もう少し気をつけて歩けばいいだけ。でも、あえて言えば、案内板には作品番号も書いて欲しい。スタンプも見つけにくいけど、これは宝探しだと思えば納得。
でもまあ、何気ない里山の風景が一番だよなあ。やっぱり。

続きます。

2012年11月4日

木津川アート2012・旧当尾小学校

3年目の木津川アート。今回はこの春に廃校になった旧当尾小学校とその周辺が舞台。会場がコンパクトになって(といっても立派な「えんそく」ですが)参加しやすくなったので、なんとか訪問することが出来ました。まずはメイン会場の小学校から。
大田高充「背景のためのバックヤード」。この作品、(たぶん)風で動くんだけど、画を撮ろうとするとなかなか動いてくれないんだよねえ。
北田幸子の2Fトイレの作品。一階の男子トイレにも作品があったけど、こっちの方が好き。
出村実英子「ゆく河の流れは絶えずして」。これはしょぼい写真ではうまく伝わらない作品。
加藤史江「咲かせよう~growing up~」。白基調の作品なので写真でうまく出るかなあと心配してたけど、これはバッチリ。
上田晋のワークショップで書いた当尾小学校校歌(だと思う)。でかいのであちこちの空き部屋に散財してるんだけど、存在感がすごいよね。
中島和俊「無題」。3体しか映ってませんが、マシンは5台ありました。ちゃんと動きます。鉛筆の細工だけでなく、車体にオリジナルの警告シールが貼ってあって、これもまた楽しい。
ミギヒダリよいこ「Grolice」。そういえば造形大で見たような気が。着ぐるみって、中の人だけじゃなく相方の力が効いてくるんだよねえ。こういうところでピンでやるのはちょっと荷が重いし。

まあ、写真になるのは気に入ったかもだけど、写真が撮りやすいものだけですよね。「放課後秘密基地」の中に入るピンホールカメラとか、楽しいけどどうしようもない。小学校で一番良かったのはSKF3の「増殖」(音楽室でのインスタレーション)だけど、これは参加するから楽しいんで、そうすると写真なんか撮れない。

これまで廃校を使った芸術祭は多々見てきたけど、建物の生きの良さはここが一番のような気がします。なんせ平成8年竣工ですんで(先が読めてないという気もしないではない)。耐震性も問題ないはずだし、なんとか有効活用できる道が開けるといいけどねえ。

というわけで、続きます。

2012年11月3日

京都もだいぶ混み合ってきたよね

園部まで行くと紅葉がきれい、と思ったら、京都市内もなかなかのものでした(カエデはまだまだだけど)。道路も混んできたし、秋本番ですねえ。

長谷川義史秘宝館 @南丹市立文化博物館
ぶっ飛んだチラシをみて「これは行かねば」とは思っていたのだが、行ってみて初めて南河内万歳一座のチラシ(とかプガジャのカットとか)の人だということが判明。実は昔から馴染みの人だったんだねえ。それにしても、唄が頭に残って仕方ないんですけど。

河村雅文展 @ギャラリー恵風
京都芸術祭美術部門国際交流総合展 @ギャラリー恵風/京都市美術館
恵風のトゥーラさんが良かった、けど、先月散財したので自粛。

関西春陽会展2012 @京都市美術館
山口華楊展 @京都国立近代美術館
動物や草木はとってもかわいいのに、人物がまるでかわいくないのはなぜ?

日本の映画ポスター芸術 @京都国立近代美術館
若原響子「すこしおかしなうつわたち」展 @Kunst Arzt
ギャラリーではよくお茶が出てくるのだが、展示作品でもてなすというのは珍しいパターン。しかし、飲みにくいな。飲みにくそうなのをわざわざ選ぶからだが。

松田真理子 個展 @あーとぺーじ唯心
中島慎一展 風景(記憶) @ギャラリー16
由利五右衛門展 @JARFO
高井道夫展 -海の空- @アートライフみつはし
進藤博子展 @ギャラリー揺
神楽岡さんの駐車スペースが一杯だったので立ち寄ったのだが、進藤さんはすごく面白くてつい長居をしてしまう。これは呼ばれた類だろうなあ。ちなみに、揺のお庭も紅葉がいい感じになってます。

舟田潤子展 -TOY CIRCUS- @アートゾーン神楽岡
大江正章展 @セルフ・ソウ・アートギャラリー
良かったんだけど、会期終盤なので作品がやや少なめ。これは先週来るべきだったなあ。

2012年10月28日

だいぶ紅葉も進んできたね

森小夜子 人形展 '12 (きざし)
井野若菜展
エトリケンジ 立体作品展 「金網天使の詩」
田頭由起 陶展 「秋日和」 @大丸京都店6F
もともと大丸に行く予定などなかったのだが、スーツにほころびが出来たので急遽組み込む。ところが、やってる個展がすべて当たり(特に森小夜子の人形。衣装や小物がツボ)の上、7Fで北海道展までやっていた。こんなことも珍しいけど、やっぱり呼ばれてるのかねえ。

SQUAT 2012 @新京極商店街
今日は多少ゆっくり回って、多くの作品を確認。ただ、パンフを仕入れたのが終盤だったので、見逃しも多数あるはず。まあ、呼ばれてないものは仕方ないよねえ。
一番のお気に入りはこちら。島津朋子「ちらり」。

立体造形 2012 @ギャラリーアーティスロング、同時代ギャラリー、JARFO
ギャラリー毎に雰囲気が全然違うのが面白い。好みはやっぱりアーティスロングかな。

小畠大輔展 @ギャラリーすずき
岩村伸一展 @アートスペース虹
田中秀介展 節々の往来 @ギャラリーモーニング
白戸正明個展 色彩の旅路 @アートスペース東山
御旅屋祥緒 「さっ展」 @KUNST ARZT
第32回友労染展 染住民の祭り @みやこめっせ
アートキャンパス2012 -日本美術の見方 いきもの編- @細見美術館
VOICE OF KYOTO 5周年記念企画-日と月の物語- プレイベント @Gallery Ort Project
眞鍋沙智さんの着物が吊ってあったんだけど、先月H2Oで見たときとは印象がまるで違う。展示空間って怖いなあ。

鶴田憲次展 @ギャラリー恵風
こちらは雨上がりの疎水の風景。カエデはともかく、桜はだいぶ色づいてました。京都が人で溢れるのももうすぐです。

2012年10月21日

ひよこちゃん

昨日サボったので、土日まとめて。

谷澤紗和子 ミンハメグリ @大阪府立中之島図書館
日曜日は図書館が休館なので先週見られず、大阪で所用もあったので改めて出かける。個人的には今年の中之島の作品の中ではベスト。図書館の中に入ったのは初めてだけど、建物もなかなか立派でした。もったいないという意見が出るのもわかるが、こういう無駄は都市には必要だと思うけどね。

エル・グレコ展 @国立国際美術館
開幕週なので比較的ゆっくり見ることが出来て満足。チラシが5種類あるのは知らなかった。思わず全部持って帰っちゃったよ。

宮永愛子展 なかそら @国立国際美術館
更にゆっくり見ることが出来て大満足。変化していくものだけに、機会があれば終幕間際にも覗きに来たいねえ。

SQUAT2012 @新京極商店街
時間がなくて通り抜けただけだが、作品がほとんど見つからなかった。パンフが今日の夕方できたらしい(おいおい)ので、来週もう一度チャレンジしたいけど、時間あるかなあ。

よむこと・紙出来 @ギャラリー・パルク

さて、日曜日は恒例のえんそく。今回は池田市五月山公園ハイキングとインスタントラーメン発明記念館。天気も良かったし、寺さんのお嬢さんの参戦でなんとか形になりました。並ぶのがうっとうしいのでマイカップヌードルファクトリーには参加しませんでしたが、十分満足。

2012年10月14日

アヒルちゃん

今週はあちこちでイベント連発なのだが、今年もやってきたアヒルちゃんに会いに大阪へ。といっても、本日のメインイベントのはずの御堂筋には近づかず、周辺をちょろっと回って帰宅。お疲れなんです。

水都大阪フェス2012/おおさかカンヴァス
アヒルちゃんが目的なので、難波橋から東を回遊。なのだが、グラサンパンダがなかなか見つからず、結局2周半する破目に。どうしてスタンプが絡むとこう熱くなるんだか。ホテルやこけしは「おおおーっ」なのだが、一番気に入ったのは輪唱の○。でも、子供がいっぱいで触れません。大阪のおばちゃんに会えなかったのは残念。あと、アヒルちゃんはだいぶくたびれた印象でした。いつまで現役で頑張れるのかなあ。




苦労して集めた5体のグラサンパンダの写真。わんこ(しば太郎)と一緒にのんびりしてるパンダがいいよねえ。

「どっぷり船場 じっくりアート」展 @辰野ひらのまちギャラリー
大阪の作家さんはあまり馴染みがないので新鮮。嘘ドキュメンタリーの井村剛が○。

Be Creative Festival 2012 @江之子島文化芸術創造センター
どの部屋も面白いけど、やっぱり1Fのコタケマン。あのパワーはどこから来るのかねえ。

2012年10月13日

六甲山

去年は天気が悪くて下はまったくと言っていいほど見えませんでしたが、今年はもやってはいるもののちゃんと視界が効きました。お山はこうじゃないとねえ。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012

今年は六甲山ホテルはパスして、ガーデンテラスからオルゴール・ミュージアムまで歩きました。たぶんこれでいいと思うのだが、、、気に入った作品は3点。
藤江竜太郎「tribute flowers」。パッと見でチョルテンだと思ったらほんとにチョルテンだと書いてありました。お山には必須だけど、この形は新鮮。(この時点では)晴れてたのもマル。
梅田和弥「Wind variations 六」。絵だけ見ても何のことやらですが、六甲枝垂れのフレームに無数の竹の笛を取り付け、あとは当日の風次第、という作品。ぜひ現地で味わって欲しい、んだけど、実際には訪れたお客さんにはイマイチ伝わってないみたい。それぐらい自然な音色だと言えなくもないのだが、、、
横田健司「65 rooms」。たぶん子供がターゲットなんでしょうけど、はいつくばって覗かないと見えない部屋が多数。頑張って見ましたけどね。これはアートめぐりと関係のない普通の家族連れにも好評でした。

アートめぐりのお客さんを本気で増やしたいんだったら、六甲ケーブル下駅にインフォメーションを設けないとダメだと思う。今の体勢ではその気で六甲山を訪れた人しかピックアップできていない(気がする)。ただ、このイベント、主催は阪神電鉄だから、黙ってても山に来てくれる人は最初から相手にしてなくて、「六甲山って近所だけどもう随分行ったことないなあ」という人に六甲山まで脚を伸ばしてもらうのが目的で、逆に普通に六甲山に来ている人の目障りにならないように配慮している、のかも。

有馬温泉路地裏アートプロジェクト


パンフとか置いてないから見逃してる作品もありそうなんだけど、やっぱりこっちの方が楽しいのよねえ。作品がより身近なせいかなあ。銀の湯が工事中で閉鎖されていたのは残念だったけど、猿回しが面白かったし満足。

2012年10月8日

3日目

連休も最終日となると1日は無理なので午後から。

吉川充展 @ギャラリー器館
これは面白かった、と言うか、ヘンだった。 並んでいる作品もトゲトゲでよくわかんないけどすごいのだが、芳名帳わきの硯とか筆もヘン。これは名前を書いていくしかないよなあ。今日はこれだけで納得。

2012京都野外彫刻展 @京都府立植物園・陶板名画の庭
名画の庭の方がいい作品が並んでいるように見えるのは場所の力なのかなあ。よくわからん。いつもの作家さんでは、窪田さんの作品の顔つきが変わってたのが印象的。招待作家では鎌田祥平と佐野耕平が良かった。ただ、2人とも京都でも結構作品を発表しているみたいなのだが(鎌田さんは見覚えあるし)、どこからが招待になるんでしょうね。



ULTRA AWARD 2012 Exhibition @ARTZONE
国谷隆志 two passages @京都芸術センター

森林さんでカレー食べて今日も満足。

2012年10月7日

今日はいい天気

今日は絶好のドライブ日和。

信楽セラミック・アート・マーケット @陶芸の森
ということで今年も来ちゃった陶器市。作品を物色してる部分と食器を物色してる部分が混在して、途中から何やってるのかわかんなくなってくるのだが、とりあえず楽しい。結局、食器の方は思い通りのものがなく、作品の方を購入。山本テツヒコさんの彩器。
ほんとはこの香炉がお気に入りだったのだが、どう考えても我が家の環境だと他の展示品とけんかになるので断念。
で、購入したのはこちらの小物入れ。家と羽根がポイント。いい感じで玄関に収まってます。

 しがらきやきⅡ 大西忠左と勅旨の名工たち
竹村智之 <虹> 自然の光と時の瞬き @陶芸の森陶芸館
土偶・コスモス @MIHO MUSEUM
館内は今までで一番賑っていた。やはり土偶はトレンドらしい。最初に、これまでの縄文の展示では土偶は土器の添え物扱いだったのだが最近は変わってきたよ、とか言っておきながら最初に展示されるのが土器だったりするのがなんだか、、、だが、そんなことはどうでもよく楽しいものは楽しい。入れ替えが結構あって、目玉商品(国宝)は後のほうで出てくるのだが、特に気にならない。これで十分。途中の映像がすごく楽しいのだが、さすがにショップで作品として売ってたりはしないんだよなあ。ちょっと悲しい。

須藤圭太 「ようこそ、注文の多い食器店へ」 @アンテナ・メディア
で、気に入る食器がないから注文生産の展示も見てきました。ほんとに困ったらこれもありだなあ。

昨日引き取った津守愛香さんの「魚」を壁に掛ける。写真は床に置いて撮ってるので、照明も含めイマイチですが、壁に掛けるとなかなか映えます。よかった。

2012年10月6日

おみやゲット

陸上脊椎動物の多様性と進化 -京都大学の挑戦-
大学は宝箱! 京の大学ミュージアム収蔵品展 @京都大学総合博物館
展示は思ったより面白かった。ちっちゃな脚のトカゲ(ほぼヘビ)の動画が傑作。それはそれとして、これでスタンプラリーの要件を満たして無事におみやをゲット。思ったより充実していて、特に工繊大関連のグッズ(ポスターの絵葉書とラヂオの時代の図録)が優秀。3館のペア招待券つき。頑張ってみる価値は十分あるよなあ。

三沢かずこの青 @JARFO
藤原勝彦個展 痕跡 @ギャラリー16
再生/メード・イン・ジャパン @KUNST ARZT
桜井貞夫 銅版画新作展 @アートスペース東山
本筋と違うけど、遺跡の犬は街の犬より味があるよねえ。

中井敦子展 @ギャラリーモーニング
この小学校はきっと楽しいよねえ。芸大が移転したらどうなるのか知らないけど。

小林且典展 @ギャラリーすずき
日韓現代美術作家交流展 @京都市国際交流会館
交流展といっても普通はちっとも交流なんかしていないのだが、 これは珍しく作品同士が交流していて面白かった(日韓じゃないけどね)。

一点モン展 と 音響彫刻展 @メトロポリタン福寿創
前から気になってたスペースけど、近くを通ったので立ち寄る。2階のカフェはなかなかいい感じ。ただ、欲しかったのはランチなので、早々に退散。

川村悦子 草木繁るところ @イムラアートギャラリー京都
小沢さかえ 海底オーケストラ @MORI YU GALLERY KYOTO
川端千絵 木版画展 ~隣り合う物語~
髙田侑以子展 TOMORROW COMES TOMORROW BRINGS @ギャラリー恵風
芸風がちょっと違うけど、ポートフォリオ見たら前にArt RINで見た人だった。これはこれで良かった。

飯田明風水墨画展 日本の山河 @京町屋ギャラリー ほりかわ
2階がステキ。寝っころがろうかとも思ったけど、さすがに自粛。

漆・うるわしの饗宴展 世界の女性作家による漆表現の現在 @@KCUA

2012年10月5日

あんにゅい

2回目の京都でのニュイ・ブランシュ、仕事に区切りがついたので、今年もマンガミュージアムへ出かける。ホントは吉田神社から日仏会館(アンスティチュ・フランセ)のコースが面白そうなんだけど、職場からも家からも時間的に遠すぎ。プロジェクション・マッピングは旧作が半数を占めることもあって予想以上のものはなかったが、ジャズライブとダンスパフォーマンスが楽しかった。ワインもおいしい。

2012年9月30日

台風接近

今日はおとなしくしているつもりだったのだが、フライヤーを整理していて今日までの展示で見落としているものを発見、風雨の中を街に出る。

西村真琴・吉川輝 2人展 「pom-pot」
Milton Ogura  ★Milton Encore★
ササキユウタ 展 @新風館 TRUCK MARKET gallery
今年の美術館での京芸作品展で一番印象に残っているのが西村真琴のTOWER。今回も出品されてましたが、台座が黒に変わっています。作品展ではいろいろ制約があるみたい。花器も面白い。でも、ここで一番嵌まったのはウィンドウの小倉ミルトン。欲しかったけど、さすがにしばらく自粛。

さて、目的はここと陶磁器会館なんだから、さっさと見に行っておとなしく帰ればいいのだが、ついでにあちこち回ってしまうのがバカ。でも、さすがに人影はまばら。この日は「JAZZ at SANJYO」が開催されていたのだが、もともとの人通りが少ないから集客に苦戦。高級レストランは客引きに精を出し(仕入れた食材がダメになるからなあ)、駐車場も表通りまで出て客引き。ART ZONEのトークショーは中止になってるし。こちらも足元ずぶずぶになりながら、靴を脱ぐ必要のある場所を避け、極力アーケードをつたってうろうろ。台風のさなか15000歩ってのはさすがに頑張りすぎだよなあ。

3・11を想うチャリティーアート展 -東北へ心をつなぐ- @堺町画廊
秋の灯り展 @くらふとギャラリー集
真鍋沙智 LOVE ODYSSEY @ギャラリーH2O
松見 拓也/写真展 @ギャラリーPARC
Hers' 2012
藤井麻個展 picnic -うるしの森でピクニック- @同時代ギャラリー
中井一男個展 ―私風景・静謐なものたちとの対話― @ギャラリーヒルゲート
西村一成個展 目の中の目 @ギャルリー宮脇
白駒一樹 木版画展 Garden @あとりえ05のちいさなギャラリー
久世建二展 The avant-garde ceramic art
渡部慶二郎展
寄神宗美展 ~陶~ Twins @ギャラリーマロニエ
菅原さちよ展 時の岸辺
河井透 作陶展 @高島屋京都店
黒川徹展 ~むこうのかべ~ @京都陶磁器会館

ずっと引っかかっていた黒川徹はやっぱり良かったけど、思わぬ収穫は久々に出向いたマロニエ。どのフロアも当たりなのは珍しいよねえ。

2012年9月29日

なんか買い物に逃避しているような気がしないでもないな


ビリー・カウィー 「Tango de Soledad / The Revery Alone / In the Flesh」 @京都芸術術センター
記憶の標本/岩田萌・木田小百合 @京都精華大学ギャラリーフロール
フライヤー見て妙に引っかかったので、スタンプもらいがてら精華まで出かけたけど、これは正解でした。奥の部屋の葉っぱがぐるぐる回ってるやつがお気に入り。

椎原保展 「ephemera/ここのむこう」 @ギャラリーアーティスロング

このあと、サイレントアクア2012を再見。やっぱり去年より落ちてるような気がするが、チャリティーなのでがんがん札を入れる。これで落ちちゃうのなら貰っとかないとしょうがない、という設定で、正直他所に引き取られていった方がうれしいくらいだが、入札も低調のような気がするから、、、結果未定ながらとりあえず散財。

鷲津民子installation @ギャラリーすずき
新道牧人展 「medium ミディアム」 @アートスペース虹
山本麻衣子個展 @ギャラリーモーニング
明楽和記「Touch &Stroke」展 @KUNST ARZT

ルピシア グラン・マルシェ2012 @みやこめっせ
試飲のお茶はだいたい身に覚えのあるものだが、家で煎れるよりうまかったりするので、ちょっと悔しい。むしろ少量作って処分セールになってるようなお茶を飲ませてくれるとありがたいのだが、それは商売として成立しないからなあ。でもまあ、お茶だけでお腹いっぱいで、お茶請け込みで立派な昼食。当然ながら、十分以上に散財。

京都きりえ展 @京都市美術館
大谷史乃 個展 transparent @Gallery Ort Project
津守愛香 展
佐藤敏 展 「盒の風景」 @ギャラリー恵風
津守さんは前に陶芸の森で見たことがあって、今回もやっぱり楽しかったんだけど、上の佐藤さんがまた楽しい(お師匠さんなんだそうです)。すごくきっちりとした役に立たないもの、というか、ちゃんと使えるらしいんだけどそれを拒んでいるもの、なのかな。しかもお値段もお手ごろ、、、でも、やっぱり手は出ない。一通り上下して津守さんの作品を一点予約。うーん、散財。

グループ展 「物が語る」 @イムラアートギャラリー
タカシマヤのトートバックがウケた。よかった。

さて、ここまででスタンプが12個を超えたので、アンテナ・メディアに行ってみた。が、オープンしてるけど無人(いいのかなあ)。うろうろしていると出展している作家さんが来たので尋ねてみたけど(ポストカードは聞いてるけど)食券についてはわからないとのこと。また後日出直すことに。話をしているうちに、この方が西村知子さんだということが判明したので、作品の購入について相談。といっても、もともとプライスタグのついてない展覧会だし、ギャラリースタッフ抜きで商談をするのはまずいので、これも後日出直すことに。ということで、ほんとに買うのかわからない(そもそも値段がわからない)んだけど、散財。

藤平寧展 @祇をん小西
土屋彰男 展 「日々のくらしから」 @ぎゃらりぃ西利

百均で新しい職場用の買出しをして、夕食はドーナツ半額にしようかと思ったけど、行列が半端ないので断念し生協でお寿司。

2012年9月23日

駄賃

大阪で所用があり、ちょっこら立ち寄る。

山と森の精霊 高千穂・椎葉・米良の神楽 展 @LIXILギャラリー大阪
mocchi mocchi exhibition SILK SCREEN PRINTING WORKS @DMO ARTS
ARTFUL LIFE -暮らしを彩る、アートとうつわ
アンティーク ヨーロッパ名窯展
古林節生 油彩画展 @JR大阪三越伊勢丹

デパート行って北海道物産展でワイン買ったから満足。

2012年9月22日

丹波篠山・まちなみアートフェスティバル

陶芸美術館の中国陶磁名品展を見て(モノはいいが特に目新しさはなく、企画展の三原研の方が面白いのはよくあるパターン)河原町妻入商家群へ。うまく安い方の駐車場にもぐりこみ町歩きを楽しむ。これも特に目新しさはなく良く見る光景だが、別につまらないわけではなく遠出して十分納得できる出来。なかなか独自性を打ち出すのは難しいよね。やきもののオルゴールと木工の楽器(ハープ類)が楽しめました。

2012年9月19日

スタンプラリー

最後の休みを使ってスタンプを集める。当然のような気もするが、大学ミュージアムは平日でないと開いていない所が結構多いのだ。まだ夏休みのところまであるし。

京都外国語大学国際文化資料館
場所がわかりにくい。守衛さんに説明してもらったのに、しっかり迷う。でも、展示内容は○です。

立花英久塑像展 「僕はなぜ目を閉じてしまったのか」
佐伯洋江 展 @タカ・イシイギャラリー京都
藤田匠平 山野千里 フジタチサト 展 「机隣(キリン)」 @小山登美夫ギャラリー京都
すごく楽しいけど、手ごろなものは売約済。まあ、見るだけで十分満足しましたけどね。

中西和作品展 @Art Space-MEISEI
(かもがわカフェでランチ)
物語の世界 @大谷大学博物館
一緒にやっている実習生展のプレゼンに遭遇。大学博物館の意義ってこういうこともあるよなあ。普段気にしていないことが見えて面白うございました。

世界報道写真展 @立命館大学国際平和ミュージアム
写真展もだけど、オープニングセレモニーのNOUN YAのミニコンサートが良かった。シリア人のフルートとウードのユニットなんだけど、フルートの音がとっても非西洋的で面白い。 明晩法然院でフルバージョンのライブがあるそうだけど、さすがに無理だな。

佛教大学の100年 @佛教大学宗教文化ミュージアム

道に迷うし、バスは目の前で行っちゃうし、目当てのギャラリーはなぜか閉まってるし、いろいろあるのだが、満足。スタンプラリーは大学ミュージアム連携、京都藝術とも目標までの目星はついたので、今週末は他のことに使えそうです。

2012年9月17日

万博公園

北欧音楽ピクニックもやってたんだけど、午後からのスタートになったのと、帰りを急ぐ理由があったのでパスしました。なかなか縁がない。

芹沢銈介と日本の染織 @大阪日本民芸館
いつものやつなんだけど、やっぱり落ち着きますね、これは。

世界の織機と織物─織って!みて!織りのカラクリ大発見 @国立民族学博物館
今日は無料公開日だったので賑やか。特別展はちょうどいい感じだったんだけど、常設の方は危なっかしい子供が走りまわってて、お姉さんたちがちょっと苦労してました。でもまあ、混み具合としてはまだまだ余裕。

出来ればスタンプラリーをやりにもう一度行きたいけど、 チャンスがあるかなあ。

2012年9月16日

京都藝術

今日は六甲山のつもりだったのだが、台風の影響で山の天気は心配だったため取りやめ。京都市内の散策に変更した。結果的には山の天気も持ってたみたいなんだけど、まあ、いいや。

タカシマヤのばら アートセッション @高島屋京都店
というわけで予定外の高島屋。でも、これはすごく良かった。おなじみの「ばらのリース」でみんなで遊ぼう、という催し。普通なら止めに入るところが好きにやってねと言ってくれるんだから、こりゃあ燃えるよなあ。で、原画も関連商品もいい出来です。いろいろあったんだけど、最後の一個というセールストークに負けて、ヨメが金丸悠児のトートバックを購入。朝からすっかりハイテンション。
三橋遵展 「染 立体」 @祇をん小西
これも良かったけど、周囲に空間が必要な作品だし、今日はもう散財したので、、、でも満足。

田中真吾個展 「繋ぎとめる/零れおちる」 @eN arts
作品もだけど、パネルの処理に感心。言われるまで判らない。

京都同時代学生陶芸展 @元立誠小学校
自習室の奥に家庭科室があるのは初めて知った。まあ、小学校だからあって当然なんだけど。

「dance」 京都造形芸術大学大学院修士課程・芸術表現特論Ⅶ課題制作展 @ARTZONE
司修展 「宮澤賢治の世界」~賢治の東北への思い~ @ギャラリーヒルゲート
グルッポ・ルーチェ第4回合同展 @同時代ギャラリー
「Big Day Coming」 中屋敷智生展  @ギャラリー・パルク
京都アートフリーマーケット @京都文化博物館・他
大島尚子作品展Ⅱ @arton art gallery
これはフライヤーをたまたま見つけて出向く。やっぱりこの人好きだわ。なお、会期は1週間延長になっているようです(10/7まで)。

千總コレクション「描かれた小袖」 @千總ギャラリー
あるのは知ってたけど、イベントがなければ出向くことはなかっただろうから、京都藝術さまさまです。

NUA textile 展
扇千花個展 「みえないけれど そこにいるのわわかる」 @ギャラリー・ギャラリー
うーん、疲れてるせいもあるけど、この空間は落ち着く。

Factory図書館 @Factory Kyoto
ここは前に一度来た時にも、何をやってるスペースなのかさっぱりわからなかったのだが、やっぱりわからん。年をとったからかもしれないけど(確かに昭和の頃にはこんな場所があったような気も、、、)。でもまあ、レモネードは疲れた体には助かりました。ありがとうございました。次にうかがう時には何か持っていくようにします。

PHANTASMA @アンテナ・メディア
この時点で京都藝術のスタンプは7つ。田中さんとあれこれお話をして、ステッカーをもらう。とにかく、カレーの食券を手に入れるまでは頑張らないと(って、何か目的を間違えてるような気もするが、、、)。それはそれとして、今年の芸大制作展でも思ったけど、やっぱり西村知子はツボだなあ。

2012年9月15日

お仕事

の前にちょっろと@KCUAに立ち寄る。

サイレントアクア2012
前回は会場で見てないからなんとも言えないけど、「ハガキサイズ程度」って規定はあまり守られてませんね。立体もそこそこあったし。経費削減のためか会場手渡しがなくなりすべて郵送になった(支払いも振込みのみになった)みたいだけど、レターパックに入るのかちょっと心配。

矢部真知己展 〜水紋アクアリウム〜
丸瀬琉雀展 第2回 今美術展
駒井淳也展 「pocketful of rainbows」
2階では丸瀬琉雀ですね。作品もだけど、プライスリストが楽しい。1階がサイレントオークションなのもぴったりだよなあ。

2012年9月8日

今日は雷雨にならなかったね

雨はぱらついてましたが、とりあえず傘がいるような雨にはならなかったから何より。

西田桃子個展
田村蘊展 実生 @ギャラリー恵風
本日のベスト。野外で採集してきた植物の根を点描で描くのだが、描いた後はまた植物を埋め戻しに行くらしい。描かれているのが庭に生えてくる邪魔っけな連中だったりするので、思わず「戻さないでよ」とか思っちゃう。絵とは関係ないけど。

近代洋画の開拓者 高橋由一 @京都国立近代美術館
うーん、なんか仰々しくっていまいちだなあ。もっとさりげなく見せてくれればいいのに(特に「鮭」)。4階の小企画展の田村宗立の方がよっぽど好みだわ。東京もんが嫌いなだけかもしらんけど。

美術のくすり @KUNST ARZT
山部泰司展 「一万年後の森へ」 @ギャラリーモーニング
井浦崇+大島幸代 「water's edge」 @アートスペース虹
中村潤展 「バン・マリー」 @ギャラリーすずき

今日はお疲れなので、ここまでで断念。

2012年9月4日

大地の芸術祭(総括)

結局、155/367作品をみて、3つのイベントに参加しました。3年前の秋の記事で「やっぱり夏に来ないと」と書いたものの、夏は夏で大変でした。確かに日照時間が長いのは有利だけど、とにかく暑い。山歩きをやろうという気にならないくらい。一番いい時期は農繁期で運営がしんどそうだから、たぶん今くらいの時期がbestなんでしょうね。

2012年9月3日

ハウステンボス

日曜朝は田平天主堂へ。ミサの直前だったのでそそくさと退散しましたが、ここはおすすめ。ステンドグラスがじっくり見られなかったのが残念だけど、信者の方の邪魔をするわけにもいかないからねえ。

その後はハウステンボスへ。予想通りといえばそうだが、博覧会と一緒でパビリオンには頭を抱えるものが多いものの、ライブステージはなかなか優秀(特にタヒチアンダンスとタンゴショー)。シューティングスターは楽しいし、プロジェクション・マッピングはよく出来てたし、後はWINS佐世保。アムステルダムの歌劇場を模しているそうだが、ちょっとあきれます。

翌日、ゴッホ展を見て帰路へ。ゴッホなんかじっくり見たことなかったけど、いろいろ悩んでるんだねえ。エッシャーのTシャツがショップのおばちゃんにウケてよかった。

しかし、この夏はよく遊んだよね。秋から何かと不自由になるので、勘弁してもらおう。

2012年9月1日

平戸


宝亀教会、紐差教会、生月町博物館「島の館」、大バエ灯台、塩俵の断崖、平戸ザビエル記念聖堂、平戸城、平戸オランダ商館、と回遊。教会では宝亀教会が開けっぴろげで好感。あとは島の館。かくれキリシタン関連の展示がすばらしい。とか言いつつ写真は紐差教会と塩俵の断崖なんですが。とにかくどこに行っても空の青と海の緑が映えて癒されます。風が通り抜けるので、晴れてるのにそう暑く感じないし。ラッキー。

2012年8月31日

筑豊へ

直方市石炭記念館
入り口がわかりにくい。こじんまりとした施設。職員のおじさんがいろいろ説明してくれる。こういうのは多くの場合うっとうしいだけなのだが、この人の話は実に楽しい。山本作兵衛さんの炭鉱画が世界遺産になってがらっと扱いが変わった(きちんと補修して額も新調された)話とか、この辺の採掘権を安く買い集めておけば石炭のガス化で一儲けできるかもよ、という話とか。ちなみに、ここの作兵衛画は世界遺産じゃないし8枚だけだけど、原画が展示されてます。複製を作る予算が無いから、とか。それでも予算がついて、9月から屋外に展示されている機材の再塗装とか行うんだとか。まあ、それはそれでいい時に行ったのかも。

田川市石炭・歴史博物館
こっちは公園化されていて大きな施設。世界遺産の作兵衛画は300枚所有。その一部といっても結構たくさん見せてくれるのだが、全部複製。でも、これって原画だからといってありがたい気もしないから、これでいいのかな。表の機材はきちんと塗装されてるけど、使い込んだ感が無いのでイマイチ。難しいよねえ。

2012年8月30日

大地の芸術祭(松代)

まつだい「農舞台」周辺では「里山アート動物園2012」を開催。まあ、どれも楽しいんだけど、なんといっても屋上に展開する田崎太郎「火の玉発動機的世界」が抜けて楽しい。


屋上への階段にも平面作品が並んでいます。おすすめ。
まつだい郷土資料館。庚申さまの展示もよかったし、この神棚がすごいよねえ。ただ、この建物、資料によって築70年だったり140年だったりするんだけど、どっちがホント?
日比野克彦「明後日新聞社文化事業部」。ちょうどヒビノウィークを開催していたが、内部を見せていただいただけでパス。
ただ、ゴロゴロ莇平は参加したかったなあ。日程が合わないから仕方ないけど。
日比野克彦「想像する家」。新聞の壁紙もいい感じだし、マグネットで遊ばせていただきました。あんがと。
こちらは芸術祭と関係ない勝手アート。
川俣正「中原佑介のコスモロジー」。十日町の羹愛蘭「天の光、知の光-Ⅱ」もだけど、本が並んでると落ち着くのはなぜ?
リチャード・ディーコン「マウンテン」。今回はここまでで断念し、芝峠温泉に浸かって帰路へ。
帰り道に立ち寄った中瀬康志「儀明劇場-倉」
ここも雪害の影響とかあって、今回を最後に撤収になるようです。なかなか面白そうな空間だけど、仕方ないよなあ。