2013年6月30日

音楽の祭日

音楽の祭日のイベント自体はあちこちでやってるけど(そもそも夏至にやるのが本来の姿なので、先週がメイン)、プログラムを眺めてもやっぱりみんぱく版が一番楽しそう。今までもずっと気にはなってたんだけど、12年目にしてやっとスケジュール調整がついて出かけてきました。ちょうど半数のステージを見たんだけど、びっくらこいたのはやはり古典フラ。あとはお約束だけどアンクルン。お尻が痛くなったけど、いい一日でした。

そうそう、来月から日本庭園中央経由のバスが1日2本になって、 事実上使えなくなっちゃうんだよね。便利だったけど、たしかにお客さん少なかったからなあ。宣伝が足りなかっただけだと思うんだけど。

2013年6月29日

好天

昨夜の雨も上がって青空が広がりすがすがしいいい天気になりました(午後からはさすがに暑かったけど)。こんな日は六甲山に行くべきだよなあ、と思いながら阪神間をうろうろ。

室町から江戸の絵画 @香雪美術館
色々と見応えはあったけど、 やっぱり一番面白いのはレパント戦闘図だな。

ワード・イン・アート 字は絵のごとく 絵は字のごとく @横尾忠則現代美術館
作品は前回の方が面白かったが、映像が楽しかったから○。

"Love Pool" Shinya SAKURAI @ギャラリーヤマキファインアート
横尾さんとこでフライヤー見て気になったから立ち寄ったのだが、これも○。

國府理 未来のいえ @西宮市大谷記念美術館
ほんとはもっといろいろ動いてて欲しかった(水中エンジンも止まっていた)のだが、これも映像がよく出来てるし、作品の見せ方もうまい。撮影OKも助かるし、図録も力作で良心的なお値段。割引券を持っていたことを忘れて正規の値段を払ったのは心残りだが、元が安いんだからニコニコ払っとくべきだな。おすすめ。

山下雅己展 @きくや
尼崎についたころには結構な時間になっていて、尼信会館はあきらめ寺町を西へ。予想通り「きくや」は普通の家の門構えで「ほんとにここなの」みたいな感じだが、たまたま身内の人が入るのと同じタイミングで一緒に入る。








もとは素泊まりの旅館だったのを色々あって共同アトリエとして使っているらしいが、オープンアトリエではなくやっぱり展覧会で、清島アパートに近い印象。味のある建物のそこかしこに精霊?が鎮座している。木彫りに油絵具で彩色(というか装飾)したもので、意外と軽い。見せ方がうまいし(搬入に一か月近くかけたらしい)、一部平面作品やら、他の作家さんの作品やらあって飽きない。素晴らしい、必見、と言いたいところだが、残念ながら明日までです。とりあえず、こんなけったいな楽しいものに巡り合うきっかけをくれた虹さんに感謝。

2013年6月22日

雨上がり

オオサカがとんがっていた時代 ―戦後大阪の前衛美術 焼け跡から万博前夜まで― @大阪大学総合学術博物館
万博はやっぱりせんい館なのに妙に納得。あと当然のように展示の中心は具体なのだが、個人的に一番しっくりくるのはパンリアル(下村さん三上さん)だったりするんだよね。あと、大学だから当然だけど、カフェがリーズナブルで○。

川添洋司展 @祇をん小西
あまり考えずに立ち寄ったのだが、これは楽しい。わしらが気が付いていないだけで、楽しいものはその辺に転がっているのだった。どれか連れて帰る決心はすぐついたのだが、どれにするかでさんざん悩む。 色々あって送ってもらうことになったので、また後日報告します。でも、一番びっくりしたのは小西さんがアートカウンシルの会員だったってことだな。キャラがずいぶん違うのに。

塩崎優 [砂漠よりのあか、潮よりのみどり] @MORI YU GALLERY KYOTO
Cecilia R. CORZO 「DELIRIO」 @Gallery Ort Project
これも特に期待してなかったけど、ちょっとツボでした。大きなお風呂はいいよねえ。

木野智史 展
鈴木祥充 展 @ギャラリー恵風
徳力竜生 ガラス展 @生活あーと空間 ぱるあーと
京都中央信用金庫所蔵品展 作家が見つめた動物たち @中信美術館

府庁前の京銀のキャッシュコーナーに立ち寄ると、なぜか警備員がいる。府庁の前まで行くと、くだけた雰囲気の警官がいっぱい。美術館から出てくると小旗を持った近所の人が集まってきている。何だか知らんけどこれは沿道に並ばねばなるまい、と思って並ぶ(日本人だなあ)。集まった人によると、西に向かって出て行った天皇陛下が戻ってくるらしい(どこに行ったのか知ってる人はいない)。待ってる間に検索すると、今日京都入りし、いったん迎賓館に入った後(御所は耐震性に問題があるとかで、今回は迎賓館に滞在するらしい)妙心寺に向かい、また迎賓館に戻るというスケジュールになっている。ふむふむ。で、考えたら当然なのだが、右側に天皇陛下、左側に皇后陛下が陣取られるので、道の左側からギャラリーが集まってくるのだとか。私?空いてる方に行きました。ギャラリーも沿道いっぱいに並ぶわけではなく、警備の人がロープを張った部分に限局して並び、車列もその部分のみ徐行、それ以外はそれなりの速度で走っていく。まあ、よく考えられてます。写真を撮ったものかはちょっと考えたけど、これはさすがに自分の目で見る方が優先ですよね。せっかく至近距離(片側1車線の道路の中央を走る車を歩道の最前列から見てるので、まあそのくらいの距離)から見てるんだしねえ。で、陛下が車窓から手を振ってくださるので、思わず手を振りかえしてしまう(いいのかそんなので?)。さすがに行為にいちいち説得力がありました。次があるのかは知らんけど、今度は左側かな。

2013年6月15日

久しぶりの雨の週末だけど、この程度ではらちがあかんよなあ。明日は晴れみたいだし。

京都からアフリカへ @京都工芸繊維大学美術工芸資料館
戦後しばらくの間、日本産のプリント生地がアフリカを席巻していたのは、みんぱくの展示でも紹介されていたんだけど、機械捺染業界の代表的企業だった京都の大同染工の産品と、同社が意匠開発のため収集していた資料の展示。この商品群がやたらかっこいい。海外行ってこんなの市場に並んでたら絶対買うよなあ、と思う。もっとも、日本はこのジャンルからは完全に撤退していて、アフリカの市場は中国製品が席巻しているから(それもどうかとは思うが)、買って帰ってビックリ、という心配はなくなったんだけど。産業として成り立たなくなった原因は当然ながら円高なんだけど、代表的産品のグリーンワックスも染料が公害問題で製造中止になって代替品が開発できなかったとか、染色加工事業から撤退した時点で社内の残っていた資料のほとんどはあっさり破棄されたとか、いろいろ泣けてきます。展示品の多くに触れるのもありがたい。とにかく、展示室で周囲を見渡しているだけで幸せになれる、すごくいい展覧会でした。また行ってもいいかも。

伊能忠敬の日本図 @大谷大学博物館
中図8鋪を一挙公開、が売りなんだけど、スペース的には当然ながら展示替えありでした。そりゃあまあそうなるわな。

久保 ガエタン「Hysterical Complex」
石田浩亮「道頓堀川」 @児玉画廊
TSCA Rough Consensus @ホテルアンテルーム京都
西村正幸展 @ギャラリーすずき
瀬戸直 個展「なき声をここに」 @アートスペース虹
長尾ふみ 個展 @ギャラリーモーニング
円空仏に魅せられて @アートスペース東山
立派な仏様もいいけど、壁にかかってる木の切れ端みたいなのの方が円空ぽくって好き。

美術ペニス @KUNST ARZT
悦ばしき知覚 絵画の深さと明晰さについて @ギャラリー16
寺田豊<京絞り>と伴野久美子<現代美術>のテレコ(個)展 II @ギャラリーアーティスロング
甲谷匡賛作品展 肉体という苦の花を咲かそう @ギャラリーおてらハウス
アーティスロングで伴野さんに勧められて出向く。風呂敷もいただいたし、ちょうどイベントがあって作家さん到着、というタイミングだったんだけど、いい加減疲れてたし、別件でテンションも下がってきてたし、状況がわかってないのに1時間持つかなあ、という心配もあって遠慮しました。まあ、そういうこともあるわね。

ドーナツでお昼にしたんだけど、隣席で幼児♂が「もうおなかいっぱい」と言って泣き叫んでたのが印象に残りました。 この国はどこに向かうのかねえ。

2013年6月9日

広島へ

とりあえず土日でロングドライブを敢行してみました。

極限芸術 〜死刑囚の表現〜 @鞆の津ミュージアム
この内容でありながらお客さんいっぱいで、どうなってるのと思ったらイベントがあったみたいでした。作品たちは正直どう評価したらいいのか困るものが多いので、その話はしないことにして、、、美術館の床が脱皮した家の抜け殻みたいな板が敷き詰めてあって、なかなか足裏が心地よい。ついでに対潮楼、常夜燈、鞆の浦歴史民俗資料館と回っておおむね納得しました。

日本の70年代 @広島市現代美術館
ジャンルで区切ったものは時々見てたけど、時代で区切ってみせるとまた新たな発見が。しかし、会期がまだ一月近く残ってるのに、図録が品切れなのはどうにかならんのかねえ。というか、一般書籍として企画すべきだったと思うのだが。

知られざるミュシャ展-故国モラヴィアと栄光のパリ- @海の見える杜美術館
京都でやってたのをパスしておいて、こんなところで見るのはどうなのよ(しかもお値段高いし)、 とは思うけど、空いててゆっくり見られるんだからこれはこれでいいか。前から気になっていた施設だし(天気が悪くて眺望が効かなかったのは残念)。内容的にも、ポスターだけじゃなくって、素描や油彩、商品パッケージや切手まであってお得。「南西モラヴィア挙国一致宝くじ」ポスターが強烈。

2013年6月2日

お疲れ

マダガスカル 霧の森のくらし @国立民族学博物館
特別展示場の1階のみを使った展示だけど、内容は濃かった。研究者との対話の場面とか、いろいろ考えさせられます。
企画展示はアリランもやってたけど時間の関係でパス。「アマゾンの生き物文化」のみ観る。結構ペルーのアマゾンとか出てきて、一般的には無名でも研究者はちゃんと出向くんだなあと感心。日本のお祭りの展示が新しくなっていて、つくりもんとか楽しい。ここはいつ行っても裏切らないよねえ。

3colors展 (佐藤ゆき・古澤彩・山下萌)  @ギャラリー永井
萌さんが楽しいのは知ってるけど、ほかの二人もツボ。展示作品もだけど、佐藤さんのポートフォリオが○。フライヤー通りで裏切られないいい展示でした。

キテ・ミテ中之島2013 @京阪電車中之島駅
展示は楽しい。けど、中之島線はこんなに閑散としてて大丈夫なのか?リーガロイヤルのシャトルバスは混み混みなのに。

田上真也 陶展 器型・殻型 @JR大阪三越伊勢丹

最後は北海道フェアのラーメンで〆。今日も疲れた。

2013年6月1日

6月

クルマを入れ替えて、恐る恐る市内を流す。慣れるまでしばらくかかりそうですね。スイッチ類は当然だけど、右後方が見えにくいのと車幅の感覚がつかめてないのがねえ。エンブレをどう効かすかも課題。マニュアルモードにしてもいいけど、ブレーキ踏んだ方が早いよなあ。もう少し慣れたら報告するつもりだけど、、、

絵画あるいは戦いの日々 関根勢之助 1929-2003
Sweet Revenge @@KCUA
梅村美登里展 - KO DA MA - @ギャラリー・アーティスロング
黒宮由美展 わるものの部屋 @ギャラリー恵風
面白かったんだけど、賑わっててゆっくり見れなかったのがちと残念。

極並佑 個展「Appetite for painting」 @イムラアートギャラリー
太い輪郭線の平板な人物は変わらないものの、背景が絵画的になり、背景画の上にセル画を重ねたような画面になりました。あまり好きな作家でもなかったけど、今の表現は好き。でも、またすぐに芸風が変わっていくんだろうなあ。個人的には「おっさん」がいたのがヒット。

杉本歌子個展 「木立のなかで」 @Gallery Ort Project
第19回 尖 @京都市美術館
なんか、毎年面白いことになっていくような気がするな。

江頭明音個展 「愛しの、」 @Kunst ARZT
矢合直彦 作品展 @アートスペース東山
今週はモーニングさんお休みだったんだけど、ここが当たりだったので足を伸ばした甲斐があったってもの。

森 彩華 展 @アートスペース虹
中村美知生展 謄写版を中心に @ギャラリーすずき
ブラジルへの架け橋 アートでアマゾンを助ける @京都市国際交流会館