2017年9月30日

風ダルバール・カマルポカリ

今回3泊したホテル。2013年秋にオープン、風さんのツアーのカトマンズでの宿は基本ここになってるらしい。70年前に建てられたラナ家の邸宅の一つを改築、建材も当時の宮廷の素材をリサイクル、家具はバクタプルの職人さんの特注品、食事もオーガニック、というヘリテージホテル。ラナ家ってのは(こっちも詳しいわけじゃないけど)19世紀から20世紀にかけ100年以上にわたり王家を差し置いてネパールを支配した宰相家で、日本でいうと藤原氏みたいなものかな?
中庭にはネパールでよく見かける円筒形の腰掛。ネパールの建築にはよく中庭が設定されているけど、陽射し日陰は適当にできるし、風はさえぎられるし、1年を通じ快適、なんでしょうね。
朝になるとおばちゃんがイスとテーブルをセット。

花も活けてくれます。
室内。オフシーズンなのでいい部屋にしてくれたようで、空調はないという触れ込みだったけどエアコンが。その下に掛かってる絵はパタンの山車。テレビがないのは気にならないけど、冷蔵庫がないのは若干不便(湯沸かしポットは持って行った)。でも、最近改善されたとはいえもともと停電がすごく多いので、下手に冷蔵庫なんか置くとかえってトラブルになるかもね。
浴室には小ぶりのバスタブと日本式の洗い場。これも一部の部屋だけだけど、日本人には優先的に割り当ててる、のかな。
レストラン。左手はフリースペースになっていて、日本のものも含め本がいっぱい。ホテル的な要素とゲストハウス的な要素をうまくミックスしよう、という気はうかがえます。
片隅で和食の食材を扱ってるのは日本のインド料理店なんかと同じノリ。

朝食は洋食和食が選べます。和食の味付けは、京都の人間としては正直辛すぎ。でも、日本でもこういう味付けの地域はあるから文句を言うとこじゃないし、下手に京風の味付けなんぞにしたら不評に決まってます。

もちろん日本人以外も泊ってるんだけど、スタッフが日本人慣れしてるので快適でした。

2017年9月29日

トリブバン国際空港

ネパールの玄関口がこちら。唯一の国際空港で、今回利用したソウル便の他、デリー、クアラルンプール、バンコク、シンガポール、香港、広州、昆明、ドバイ、ドーハ、バーレーン、マスカット、イスタンブールなどとの路線を持つ。そういえばロイヤルブータン航空も就航してますね。以前は関空便もあったけど、今は日本からの直行便はなし。搭乗ロビーの客層を見てると、中東との路線が多いのはネパール人の出稼ぎ対応のようでした(あとヨーロッパへの乗り継ぎ需要ね)。

空港もターミナルビル?も小ぶりで搭乗橋なんてものはなく、タラップを降りると歩いてターミナル棟へ。ネパールは現地でもビザを発行している(というかこちらが主流)ので多くの外国人はビザ発給列へ。こちらはビザ入手済みなので入国審査場へ。自国民、インド人(ビザ不要)、ビザ持ち外国人、現地発行外国人に列が分かれているのでビザ持ちのブースに並ぶが、困ったことに係員がいない。現地発行組のブース(みんなビザ発行の列に並んでいるのでガラガラ)に行くとあっちに行けと追い払われ、警備担当者?が電話をかけて人を呼んだようだがリアクションはなく、再度現地発行組のブースに誘導されるがやはり追い払われ、結局ネパール人の列に並んで入国。絵に描いたような南アジアですわ。

その先でなぜか手荷物検査の列があり(困ったことにスキャナー1台なのよ)、また行列。ここでチェックする意味はというと、、、フェンスを乗り越えて侵入した不審者が入国者に爆発物を渡し建物内で起爆、なのかなあ。よくわからん。担当は税関みたいだったし。

その先にターンテーブルがあるのだが、これがまた狭い。歩いてくるくらいだから駐機場はすぐそこなのだが、とにかく先に出ている荷物が引き取られて空きスペースができないと次の荷物が出てこない。荷物を並べ直す係員でもいればもう少し違うのだろうが、そんな洒落た対応は望むべくもなく(まあ係員を配置するスペースもないんだけど)、結局のところビザ発行列がある程度掃けないとダメってことで、、、

そんなこんなでどっと疲れて外に出てガイドさんと合流すると、「今日は早かったですね」と言われてしまう。普段はどんなんだか。

2017年9月28日

ネパール

15日から4泊6日でネパールに行ってました。ほんとは去年にネパール地震復興支援のつもりだったんだけど、ブータン観光局のキャンペーンに負けてしまい今年に。観光客はだいぶ戻ったそうだけど、やたら中国人が目立つのはいずこも同じ。だいたいネパールはインドとの結びつきが強いし、チベットとも深いかかわりがあって中国への感情はあまりよろしくないはずなんだけど、それと経済の話とは当然別物。街を歩いてもとりあえず「ニイハオ」ですわ。

私らネパールのイメージというと知恵の目が描かれた仏塔なんだけど、世間的には「エベレスト」らしい。確かに8000m以上の高峰の過半数がネパールにあって高山の国ではあるんだけど、今回はエベレストはおろかポカラやダンプス、ナガルコットにも行かずカトマンズ周辺を回るだけのツアー。おまけに体調不良で郊外でのハイキングを断念したので、ほんとに街歩きのみ。写真を見てもほんとに代り映えがしない、、、のだが、まあちょっとづつ書いていきますわね。

2017年9月23日

なんとか動いてます

ネパールから(あまり無事じゃないけど)帰ってきて、そっちのネタも書いて行かないといけないのだが、写真整理する余裕がなく後回しになってます。まあそのうちやりますんで本日のログ。

標本からみる京都大学動物学のはじまり
火焔型土器と西の縄文 @京都大学総合博物館
特別展はどちらも面白かったし、いきなり60年から昔のカラコルム探検隊の記録映画に捕まったりして大幅に時間ロス。午後から仕事の予定もあったのでいろいろ断念する羽目に。でもまあ、仕方ないね。アンケートに答えると火焔型土器の図録がもらえる、件は「そんな太っ腹で大丈夫か」 と思ったけど、予算は新潟県(の6自治体)から出てるみたいですね。

川端千絵 木版画展 MY HOME
林哲夫 油彩画展 comme ça @ギャラリー恵風
アートマルシェどうですか、と言われたけど、来週はムリです。すんません。

LINK展15 @京都市美術館別館
髙畑 紗依 個展  まばたきの数だけ @KUNST ARZT
中道由貴子展 @ギャラリーモーニング
cross border works 遊糸 ときを掬ぶ @アートスペース虹

2017年9月11日

珍しい、こと

今年のサイレントアクアで長谷川さんの作品を落札した件は8/27付けで書いたんだけど、その後@KCUAさんから連絡があって、作品が入れ替わっていたことが判明しました。長谷川さん今回2点出品していて、当方No.310を落札したはずだったのだが、No.311の方が届いていた次第。で、着払いで返送、というお話だったんですが、こんな繊細なもの梱包するのは素人にはムリ、ということで昨日直接持ち込みで交換してきました。
こちらが本物?の「はつがの愉しみⅠ」。前の仔は妙に端正であんまりうちの仔っぽくないなあと思ってたのですが、こちらはうちの仔の顔してますわ。うんうん。でも、ピンでは確かにそうなんだけど、柱に張り付けてみると前の仔は雰囲気あって結構良かったのよね。
これはまあ現状なのですが、前のはネクタイぽっくってちょっと楽しかったのよ。空間の中に作品を配置するというのはなかなか難しいよねえ。とにかく、いろいろ試せて面白うございました。

しかしねえ、匿名のオークションだしどんな作品に入札したのか記憶があいまいなのはわかる(面白いと思った作品にシールが貼られてなければとりあえず入札してみたりもするので、、、)にしても、カタログ画像見たら明らかに違うんだから届いた時点でちゃんと確認しないとなあ。まあ、作家さんに会ったときにこの件を知らなかったのはある意味助かったけどさ。

2017年9月10日

ちょっと涼しくなってきたかな

京の至宝 黒田辰秋展 @美術館「えき」KYOTO
身体0ベース運用法「0 GYM」 @京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
開廊30周年記念企画-Ⅱ 司修 展 @ギャラリーヒルゲート
第13回 X接点「○△□」
TORICI 17/18 COLLECTION IN KYOTO @同時代ギャラリー
和田香世 展 @アートスペース虹
松尾勇祐 不定形な者たちのブルース @ギャラリーモーニング
志村佳苗 個展 これであなたは幸せになれます。 @KUNST ARZT
人長果月 展 Biosphere @ギャラリー16
ざらざらとした艶、浸透する滴 Jun Yoshida/Yukie Kishi @アートゾーン神楽岡
とんぼせんせい個展 京都で!ラブラブとんぼせんせい @トランスポップギャラリー

昨日の疲れもあるのでこのくらいでご勘弁を。

2017年9月9日

六甲ミーツ・アート芸術散歩2017

今年も始まりましたミーツ・アート。イベントがらみで初日から行ってきました。初日なのでスタンプが出てないとか、六甲枝垂れからリフトへの通路が封鎖されてたとかありましたが、天気も良かったしまあ満足。
明和電機「それいけ!! 六甲ケーブルカー」。六甲ケーブルのプーリーを楽器にして、、、はいつものパターンだけど、明和電機社員ではなく職員さんが歌って踊っちゃうというのがツボ。
開発好明「スペース・ホワイト・カフェ」。スタッフさんも真っ白。
友定睦「羊がいる山」。(あまりちゃんと見てないけど)映像も楽しかった。この2カ所がカフェなので飲食付きで結構時間を使ってしまう。
さとうりさ「あべちゃん、なんかついてるよ」。六甲枝垂れをバックにした写真を載せても仕方ないので、背中から。もう少し秋っぽい雲だと雰囲気出るかなあ。それにしても、あべちゃんなんだ。
伏見雅之『六甲山光のアート「Lightscape in Rokko」─秋バージョン「秋は夕暮れ」─』。テルミンを使って音と光をコントロール、という作品で、動くのは17時から。写真はないけど夕方に出直して体験しました。プロユースのテルミンはなかなか難しいね。
川島小鳥「昨日の君、明日のあなた」。バラ園はこれまで使ってなかったのでちょっと新鮮。
伊藤彩「こんなんどうですか?」。これは楽しい。記念撮影にもおすすめ。
松蔭中学校・高等学校 美術部「六甲ハイ・チーズ」。チーズが美味かった。
今年は池がどこも面白かったけど、カンツリーハウスの現代美術二等兵「KoiのRock 'n' Roller」。30分ごとに音楽が流れるとともにプレート部分から鯉のえさが出てきて、曲に合わせて鯉が踊るという相変わらずの馬鹿馬鹿しさ。
鯉だけじゃなく人もノリノリ
今年の公募大賞を獲得した久保寛子「Sleeping Guardian」。小豆島でも見たけど、中に入れるのがいいよね。
植物園の池はメコンデルタになっていた。杉原信幸「むこのみなと―貝の花舟」。
スタッフがいるときだけみたいだけど、乗船可能です。楽しい。
奥中章人「Inter-world-sway」。これも中に入れるやつ。
田中千紘「幸せの種まき」。初日でこれだとあとがちょっと心配。
藤浩志「六甲の不思議の森の物語」。森の方が面白いから写真は載せないけど、オルゴールミュージアムの庭の池にも作品が浮かんでました。
赤坂有芽「Constellation」。これだけ載せても何のことやらですが、キャプションがお洒落でぱっと見では何のことやらわかんないので、これくらいでちょうどいいかな。
こちらは表の池。新山浩+神戸市立科学技術高校「六甲美術館」。左の絵は松平さんだった。
初日から出かけたのはこちらのイベント、明和電機「メカニカル★ディスコナイト2」のため。開演中も撮影は良かったみたいだけど、それどころじゃなかったので開演前の写真をちょろっと。オルゴールミュージアムのDECAPをパンチカード抜きでコントロールしてみよう、というイベント。なんだけど、明和電機の技術を無駄に使ってアナログの楽器を鳴らす、という方向性が当時のオルゴール(というか自動演奏楽器)そのまんまなので、何の違和感もなく共演が成立。山の上までやってくる困ったファンばかりなので大盛り上がりでした。会長も久々に駆けつけ共演が実現、だったんだけど、会長はすっかり年相応で歯抜けになっていて、あれ見ると社長は若いなあ、と思いました。
サテライトの六甲山牧場は断念しましたが、今年も楽しかった。

2017年9月2日

ちょっと涼しくなりました

朝早く起こされたけど、二度寝してから出かける。

かげろう集落〜日独仏の建築家が提案する小さな公共空間群 @京都芸術センター
アジア回廊やってるからしばらく芸術センターには行かなくてもいいのかと思ってたら、とんでもなかった。普段の在り方を考えたらグラウンドを使う催しってどうよ。


京博すいぞくかん ─どんなおさかないるのかな?
大政奉還150年記念 鳥羽伏見の戦い @京都国立博物館
栗本夏樹 漆造形展 @ギャラリー白川
田中真吾 個展 Expect The Unexpected @eN arts
比佐 水音 日本画展
船外記録 宇宙の旅にでて、ふり返って見えるもの @ギャラリー恵風
小沢さかえ展 舟を彫る鳥 @MORI YU GALLERY KYOTO
出口朝子展 NOTE @アートスペース虹
河崎ひろみ展 あらゆるものと小さなひとつのために @ギャラリーモーニング

さかいさんの作品を引き取る。
さかいはるか「オーナメント」。これはまあなんというか、我が家向きだよね。