2011年11月27日

今日の大阪は熱かったはずだが

ダブル選挙で盛り上がる大阪へ、だったのだが、わしらが行くようなところはあんまり関係ないな。

ラッキードラゴン・リターンズ
ヤノベケンジ作品展 @なにわの海の時空館
朝一でサイン会もあったようだが、わしらが行った頃にはすっかり終わってました。ヤノベさんはまだいたけど。ラッキードラゴンは頭部のみの展示なんだけど、間近で見られるのでそれなりに面白い。でも、一番面白かったのはラッキードラゴンの記録映像。橋下さんと平松さん(とヤノベさん)が並んでラッキードラゴンを見上げ笑みを浮かべるシーンは感慨深い。あひるちゃんと明和電気さん、いい味出しすぎです。
時空館には今回初めて行ったんだけど、バブル期に計画され(バブルが弾けてから生まれた)博物館としては(建物にお金をかけすぎだがコンテンツとしては)かなり良質だと思う。でも、無料公開日なのにあの観客動員では厳しい。開館から10年そこそこで既に維持できなくなって停まっている装置もあったし。新しい市長さんはあれをどう生かすのか?あっさり殺しちゃうかもなあ。

おおさかカンヴァス推進事業(咲洲エリア) @大阪府咲州庁舎周辺
ATCのインド料理やさんで昼食後、咲州庁舎へ。ここでも「ヤノベケンジと一緒にカンヴァス作品を巡るツアー 」というのがあったのだが、着いたころには終わってました。その後、ヤノベさんと国府さんのトークショーもあったのだが、これ見てると夕方の予定に差しさわりがでるので断念。ただ、もう一つ理由があって、咲州庁舎でやっていた別のイベントが面白くてそっちを見てたためもあるのよね。

TEMASINDO 2011 "TEMU MASYARAKAT INDONESIA" @大阪府咲州庁舎1Fフェスパ
それがこのイベント。「インドネシア人の集い」という意味らしい。「大阪とインドネシアの交流イベントです。歌あり、ダンスあり、インドネシアの芸能人など、様々なイベントを行います」となっていたが、会場にいるのはほとんどインドネシア人。会場に居辛い(?)日本人は庁舎の外のテラスでお弁当食べているが、そこでもインドネシアンたちがドクターペッパーで盛り上がっている。京都にも外国人はたくさんいるけど、ここにいたのはほぼガテン系の人たち。なんかすごいパワーなんだけど、大阪は(日本は)これを使いこなせるのかなあ。いろいろ考えてしまいました。
なんばグランド花月11月興行 @NGK
平和ラッパ・梅乃ハッパがよかった。収穫。

市川光鶴洋画展 -夢ー
美濃陶芸作家「風塾」展
黒田潔個展「一対の図から成る」@JR大阪三越伊勢丹
伊勢丹は美術画廊より館内のあちこちに描き込まれたクラウス・ハーバニエミの世界が楽しい。スノーマンが夜になると意外に映えるのも発見。

2011年11月26日

今日は京都

半日の上に人が多くて大変だが、やることはやる。

木屋町慕情 もうこんな年ですか @元・立誠小学校
思った以上に充実してて予定の時間オーバー。危なかった。結構好きな作品があったけど、絵はがきのサイズにしちゃうと断然えびだな。

横山裕一展
移動するメディア @Antenna Media
フラワー美容室の写真とかwebでは見てたけど、実際印刷して見せられると臨場感が随分違うもんだと再認識しました。

佐野曉 漆展 Hello?Kumasan @BAMIギャラリー
前から気になっていたギャラリーで、何度か行こうとして辿り着けなかったんだけど、やっと場所がわかった。よかった。

山本佳子 GLASS WORKS Moon Speed Project -再生のための実験室-
上田恭子展“Aqua” @ギャラリー・ギャラリー
四条ストリートギャラリー @四条繁栄会商店街
去年に比べると年を経た作家さんの参加が目立って、空間の使い方なども良くなっていた。こういうことは学内できちんと経験が継承されていくといいんだけど、難しいんだろうなあ。
一点だけ提示。清水みゆき「金魚」。びみょーなエスニック感がたまらない。やっぱり立体の人(特に京芸の漆の人、かも)は楽しいねえ。

2011年11月23日

日暮れまでには疲れて帰っちゃうな

川西英コレクション収蔵記念展「夢二とともに」@京都国立近代美術館
予想以上に見ごたえがあり、特にデザイナーとしての夢二の魅力を再確認しました。本の装丁をバラしてスクラップしちゃう川西英のオタクぶりも感動的だが、最初のコーナーにでてくる川西の「夢二追憶」の「雑誌には口絵に、挿画に夢二の出ないものはなかった。殊に婦人雑誌に良いものがのってゐるので婦人画報や女学世界がほしいが男の子が女の本をほしがると、おませだとしかられたり、笑われたり全く悲しい思いをした事をいまに覚えている。」というくだりが泣かせる。いつの世もオタクの道は険しい。

"maintain life" 津本未来
"四つの月の物語" 外礒秀紹 @ギャラリーはねうさぎ
川島慶樹展 @ギャラリーモーニング
高岡美岐展 @アートスペース虹
柴垣美恵展 @ぎゃらりーすずき
玉本奈々新作展「生への思念」@ギャルリー宮脇
渡邉秋良個展「君と僕とのシンパシー」@パラルシルセ
竹笹堂展「木版工房のヒミツ」@同時代ギャラリー
愛 教え展 私たちの宗教画 @ubefulギャラリースペース
くにはらゆきこ「えへへ。」@Duce mix shop
白雲窯作陶展「土を焼く」@堺町画廊
北欧の匠展 @くらふとギャラリー集
日本ベルギー版画国際交流展 @堺町御池ギャラリー
ENCOUNTER 出逢い・陶とフェルト @ギャラリー・アーティスロング
瑞季展‐2011 秋‐ @be京都
Spatium SANDWICH #03「SANDWICHES」@ホテル・アンテルーム京都
「dotFes2011 京都」アーカイブ展 @kara-S
いちいちコメントつける気もなくなる多さだが、とりあえず玉本奈々とSANDWICHESはよかった。ほんとは黒木さんに教えてもらった東急ホテルの金唐紙の展示も見たかったのだが、気力が続かず断念。京都は土曜日に仕事がはねてからどれだけ回れるかだなあ(日曜は大阪の予定)。

2011年11月20日

雨は上がったけど寒くなったよね

萬福寺芸術祭 -EN- @黄檗宗大本山萬福寺
確かに天気は良かったが、気温はぐっと下がって北風ぴゅーぴゅー。アートフリマの方々は昨日の雨、今日の風と、悪条件のなかご苦労様でした。全体的に去年よりパワーアップしてました。森林カレーにもちゃんとありつけたし、よかったよかった。
三門から天王殿を望む。今回、三門でも映像展示があったので階上に上がらせていただきました。さすがに絶景。これで紅葉がきれいだったらと思うけど、今年は仕方ないよね。
今回一番気に入った山下耕平の作品。舞台装置は東方丈と法堂の間の石庭。まあ普通にあるお庭なんですが、方丈に望遠鏡が据えられていて、覗いてみると、
登山家の姿が。山下さんは登山をモチーフに画を描いてる方なんですが、これはウケた。本当は稜線を歩く人がかっこよかったんだけど、持ち合わせのカメラではうまく撮れませんでした。残念。
でもって、作品も一点購入。キリン達の宴/川瀬大樹。展示してあったのは一点だけだったので比較しにくいけど、川瀬さんの作品の中ではかなり好きな方で、サイズやお値段も手ごろ。

芸大生なんだから、領収書の書き方はともかく、作品の梱包の仕方は覚えといた方がいいとは思うけど、そういう部分が残ってて逆に安心するってのもすごい話。学生イベントの域を超えてるよなあ。

日本・台湾アーティスト合同動物イラスト・立体造形展2
7 Segments Group Exhibition“or” @同時代ギャラリー
パラレルワールド京都 一般公募展 @ギャラリー・パルク
安野光雅展 @ギャラリー・ヒルゲート
仕舞い間際でもあり、さすがにほとんどの作品にぽちがついてました。ロバがかわいい。

MIT×100 @ARTZONE
どちらかといえば頭が痛い系の展示が多いアートゾーンですが、今回は適当に力が抜けてて楽しかった。

2011年11月19日

お昼でだいたいけりがついたので、関西文化の日やってるしちょっと冷やかして、とか思ったのだが、まともに雨が降ってるし荷物も多いし、ご近所のコーヒー博物館だけ見て荷物を引き出し帰宅。明日は天気が回復しますように。

梅田哲也展 「大きなことを小さくみせる」 @KAVC
これは昨日の分だけど、やっぱり梅田哲也ってよくわかんない。面白がって見ててもよさそうなものなのに、なんで好きになれないのか不思議。福寿荘どうしようかなあ。

2011年11月17日

しおさい公園

出張でポーアイへ。クロークへ荷物を突っ込み、とりあえずしおさい公園へ。土曜の午後に時間が取れるのだが、好天のもと作品が見られる機会は(たぶん)ここだけ。
当然だが、犬の散歩の夫婦がいたくらいで人影はなし。あちこちに立ち入り禁止のカラーコーンが立っている(引き上げ間際に係員が回収に来てました)。まあ、優雅といえなくも無い。
当たり前だけど、自転車の人は通りがかり。海を見てる人は作品(たぶんみのむしの人)。
先日教えてもらった船の作品はやっぱり展示されてませんでした。会期末までに復活するのは無理そうです。

2011年11月13日

今日は神戸

今日は阪急阪神1dayパスを手に西へ。

神戸ビエンナーレ(ハーバーランド会場)
持ち時間からキャナルガーデンは無視、ファミリオのみ回る。いろいろ事情があるのは知ってるけど、「アート・イン・コンテナ」と銘打っておいて室内でやられてももうひとつ楽しくない。やっぱり光とか風とかないとね。

神戸ビエンナーレ(元町高架下)
これは面白い。アート作品としてももちろんだけど、高架下の空間の見せ方がうまい。よく考えたら当たり前だけど、実際に見るまで高架下の天井がこんなに高いのには気付いてなかった。街のあちこちに面白いネタがまだまだ転がっているのだ。

榎忠展 美術館を野生化する @兵庫県立美術館
本日のハイライト。出来合いの金属片が立ち並ぶ姿に神仏を見てしまうのは日本人だからなのかなあ。一神教の人たちにはこれはどう見えているのだろうか?

神戸ビエンナーレ(美術館会場)
うーん、やっぱり元永先生が楽しい。表に立体の作品もできてたけど、壁を埋める小品がステキ。
ところで、県立美術館の屋上にカエルがお目見えで、ただいま名前を募集中。作者はアヒルちゃんのフロレンティン・ホフマン。とことん日本でお稼ぎになるようです。

AMA展 - Art Meets Amagasaki @旧尼崎警察署
これは期待以上の出来。展示されている作品(忍者Bがいい味出している)もだが、会場の存在感がハンパない。外観はまあきれいだが、地下なんか廃墟マニアの人たちが喜びそうな状況。留置場の床の下から何か聞こえてきそうな怪しさ満点。もう少し宣伝して人を集めればとも思うけど、あまり賑やかになっても雰囲気ぶち壊しなのが難しい。とにかく、第2回が行われることを願っています。
ところで、ここで(資料代と銘打っている)入場料百円を払うと神戸ビエンナーレの招待券がもらえた。先にこっちに来るべきだったか。しかし、(二日間有効だが)当日1200円のチケットをこのやり方で配るのはやはり入場者数が低迷しているのかなあ。ざっと見て、有料エリアより無料エリアの方が面白いのが神戸ビエンナーレの根本的な問題じゃないかと思うのだが。いっそのこと、作家さんのレベルを下げてカンパ制にすればいいのでは?

若手日本画3人展
女流作家陶芸展
遠藤一郎作品展「夢」@西宮阪急百貨店
服部さんの作品を見に行ったのだが、入り口のディスプレイに一瞬「未来へ号」が映ってびっくり。あわてて確認して3Fの遠藤さんの個展会場へ。ちょうどライブペインティングの最中で、およそ百貨店とは似つかわしくないペンキの匂いぷんぷんの作品を眺める。昔、福島まで行ったら自分ちの馬がもう1頭出てきてびっくりしたのを思い出した。「呼ばれてる」んですかね、こういうのは。陶芸の作家さんも知ってる人(西紗智子さんとか)が混じっててすごく楽しい。お得感満点です。

カンバラクニエ×京都竹笹堂 いまうきよえ展
沼田月光展
萩焼 吉賀將夫作陶展
広田稔洋画展 @JR大阪三越伊勢丹
DMO ARTSで「カンバラさんのフライヤー好評でもう無くなちゃったんですよ」とかいう話を聞いてから、6Fに行ったらまだたくさん残ってた。世の中なんてそんなものだ。

うーん、今日も疲れた。明日から大丈夫かな?

2011年11月12日

今日は京都

最近になくいい天気。阪急で中心部まで出て、市バスの一日乗車券で回遊。

文化庁メディア芸術祭京都展「パラレルワールド京都」@京都芸術センター
面白いのはわかってるのだが、見てると時間がかかるのも確実。今日中に行くべきところも多いし、芸術センターのみ見て残りはパスした。ちょっと悔しい。

「超京都 現代美術@名勝渉成園」@東本願寺渉成園
周りのビルが高すぎて木立に隠れてくれないのが辛いが、好天で庭が輝いていた。フィギュアの撮影会をしている中華系の人がいたりして、ヘンなとこでも楽しめる。アートフェアの方もさすがにいいものがいい雰囲気で並んでいる。ただまあ、3千円に見合うかどうかは難しいところ。参加していないギャラリーのスタッフに会ったりするのもご愛嬌。

マツダジュンイチ[絵]@祇をん小西
奥の石張りの部屋(これ自体が作品みたいな空間)には黒い作品が並んでいるが、手前の部屋は白っぽいペン画の作品が並ぶ。前にぱるあーとで見たときに、こんなかわいいのも描くんだと思ってたので、今回こちらの系統の作品が主体になって個人的に大満足。思わず小品を買ってしまう。包装がいかにも祇園ぽくってマル。

アレクサンダー・ゲルマン個展「Shadows」@イムラアートギャラリー京都
新垣佳子個展 -狭間の風景-
川村悦子×清水六兵衞 二人展『茶の空間』@ギャラリー恵風
サム・フランシス展 @アートゾーン神楽岡
塔本シスコ展 @SELF-SOアートギャラリー
武田あずみ展 [よいっぱりのたしなみ] @エポケカフェ
カフェの看板から あずみさんバージョンになっている。扉にも画がデザインされ、内装もBGMもびたっと嵌る。スタッフが楽しんでるのがいいなあ。この店、近所だったら絶対入り浸ってるよな。

明日は神戸方面へお出かけの予定。

2011年11月6日

ドライブ

今日も小雨混じりの1日。信楽方面へドライブ。

神仏います近江 天台仏教への道 @MIHO MUSEUM
近江に多くの仏像、仏画が残っていることより、ミホミュージアムにあんなものやこんなものもあるんだ、という方が印象に残ってしまう。困ったなあ。

陶芸を楽しむ グ・ル・メなやきものたち @陶芸の森陶芸館
津守愛香 ちょっとシニカルで、ゆかいな仲間たち @陶芸の森陶芸館ギャラリー
岡本太郎と信楽展 @陶芸の森信楽産業展示館
太郎ちゃん目当てで行ったのだが、一番面白かったのはギャラリーの津守愛香。赤ペンで訂正した解説シートが泣かせる。作品の写真が入れ替わってるのはさすがに刷りなおしたらと思うけど、予算に余裕がないんだろうなあ。

まだまだ暑く感じる日が続いていますが、山はしっかり紅葉が始まっていました。嵐山が騒がしくなるのもいよいよですな。

2011年11月5日

芸祭2011

生暖かい小雨の中を芸祭へ。こんなところでも井村さんに鉢合わせしたり、森林さんがライス切れてたりいろいろ。フリマだの陶器市だので散財。お目当てのGMGは今回初のオリジナル作品。本はまあどうなのよと思うが、役者、オケ、舞台装置はいずれも上々。注文をつけるなら、バスがそこそこ残っているうちに終演にして欲しいんだけどなあ。

2011年11月3日

文化の日

11月になったのだが、食事を取ると暑いくらいの陽気。

秋の府庁旧本館彫刻展 @京都府庁旧本館
メイキングビデオがよくできていた。こちとら素人だから、彫刻に限らずどうやって作ってるかとかまったく気にしてないもんなあ。

石本正 京への想い @中信美術館
鳥の眼が大迫力。年寄りは元気だ。わしらとてもじゃないけどそんな長生きは無理だな。

高瀬川彫刻展 @高瀬川
ランドスケープ 7大学展
京都アートカウンシル作品展 @元立誠小学校
祈りの箱展もよかったけど、きのこ学級に嵌る。妖怪絵巻が欲しい。

大山里奈 ことの余韻 @ART ZONE
京都造形芸術大学大学院 日本画六人展 Re
寺地菜緒子ジュエリー展 Prolifico @同時代ギャラリー
国谷隆志展 MARS @ギャラリーパルク
井上康子 去来の途中 @ギャラリーすずき
松岡悠展 @アートスペース虹
河崎ひろみ展 あらゆるものと小さなひとつのために @ギャラリーモーニング
鶴田憲次展 niwa @アートスペース東山
村上愛展 @ギャラリーはねうさぎ
これは楽しかった。のだが、あちこちで見ているはずなのに、いまひとつ印象に残ってなかったのはなぜなんだろう。

BOX美術館展10 @京都国立近代美術館野外
箱そのものより、箱を覗いている人を眺めている方が楽しいのはなぜなんでしょうね。

富山プロダクツ @Gallery Ort Project
堀香子展 指は聴く 光のあわい
風 明日への軌跡 @ギャラリー恵風
主張てん @ギャラリー・アーティスロング
写真は府庁と高瀬川の彫刻展から。今日も疲れた。