2018年9月30日

大地の芸術祭(13)

これも越後妻有のランドマーク、「たくさんの失われた窓のために/内海昭子」。これはさすがにお天気の方が良かったかなあ。
よく見ると破損してます。
ちなみに、皆さん写真はここから撮ってるんでよすね。親切、というかここまで含めて作品なのかな。
「カクラ・クルクル・アット・ツマリ/ダダン・クリスタント」。
前にも別の場所で見たし、バリでも見たけど、今回は濃霧の中。奥行きがつかめないのでなかなか幻想的だし、なにより日曜日だというのに人がいない(最初と最後にすれ違ったけど)。堪能しました。

さて、このあと中里地区の常設作品を冷かしつつ十日町へ。
「太田島公園/トビアス・ブートリッヒ」、たぶん雨で人がいない時点でダメなんだろうなあ。
「Kiss & Goodbye・思い出ポスト/ジミー・リャオ」、これは駅の雰囲気も含めて好き。
この界隈で一番気に入ったのが「月待ヶ池/深沢孝文」、これは何かというと、
神社です。
由来はこちら
筏の上を歩いていくので結構スリリング
お賽銭箱が見当たらないけど、船に投げ込めばOK(なんだよね)
先ほどの注意事項なんだけど、横に手書きの中国語版も掲げてありました。芸術祭を回っていると確かに(スタッフも含めて)外国人が多くて、この内容をこへびの人(ボランティア)が説明するのは大変だし、事故があっても困るし、ということで外国籍のスタッフに急遽書いてもらったらしい。ほんとご苦労さまです。

2018年9月29日

台風前夜

朝はグラン・マルシェからスタート。台風の前触れで雨だというのにいろいろ買い物して重かったのなんの。

ひびのこずえ Autumn Flower Exhibition @アートゾーン神楽岡
いろいろ面白かったんだけど、(さすがにTシャツではなく)傘を購入。
大森啓展 @ギャラリー恵風
今週の展示も変だったけど、先週の藤信さんの作品を引き取る。
藤信知子「りゅうトン」。豚と竜のリュトンでりゅうトンというベタな作品。いつもの作風とだいぶ違うので迷ったんだけど、そういうものこそ連れて帰らないと。
もっとも、外形はリュトンに似せてるけどお猪口だよね、これ。

八木翔子個展 my own room @KUNST ARZT
深沢幸雄遺作展 悠久の流れに @ギャラリー白川
京都・パリ友情盟約締結60周年記念展覧会 描き,紡ぎ,絆ぐ @ARTZONE

夕方から仕事が入ってたのでここまで。
明日はもともとは学区民体育祭だったんだけど、当然のように台風で中止、来週に順延になりました。しかし、空いたからと言って行くとこもないのが辛い。行くのはいいとしても帰れなくなるだろうからなあ。

2018年9月27日

大地の芸術祭(12)

そのまま旧清津峡小学校、磯辺行久記念越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]へ。
ここも川べりの立地なんだけど、清津川の旧河道をポールで再現しています。先ほどの作品とセットということだよね。

外観は確かに小学校なんだけど、内部は普通に美術館である意味拍子抜けします。でも、磯辺さんの作品は確かにホワイトキューブの方が合うよなあ。このワッペンのシリーズとか面白かったです。
もっとも、体育館は体育館でしたが(大型作品の展示スペースとして活用しています)。

2018年9月26日

大地の芸術祭(11)

さて、今回一番駐車場事情が悪そうだったのが清津峡(再三アナウンスが出ていた)。宿を確保した時点ではそこまで考えてなかったんだけど、ちょうどいいので開場前に現地入り。さすがに余裕で第一駐車場へ。
おお、こんなところにも「日本秘湯を守る会」の提灯が。ここに泊まるのも考えたんだけど、つい日和っちゃいました。
あいにくのお天気ですが渓谷の水は澄んでます。受付前には既に行列ができていて、結局定時の10分前に開けてくれました。
 トンネル全体が作品「ライトケーブ/マ・ヤンソン/MADアーキテクツ」。
 第二見晴所までくると早速作品が。トンネル中にはトイレはない、はずだったんですがこれは立派。
 お尻だって洗ってくれます。知ってたら駐車場のトイレなんか使わなかったのになあ。
 第三見晴所。最後の見晴所よりこっちの方が好きだなあ。
 で、こちらが話題の見晴所。
仕組みはわかってるんだから、もう少し脱ぎやすい靴にするとかタオル持ってくるとかすればいいのにね。
 本来は渓谷美を楽しむものなので
やっぱりいいよねえ。
ちなみに、反対側はこうなってます。
第三見晴所の柱状節理、ここが一番見ごたえありました。
第一見晴所、これがまあ平常運転。ここまで頑張ったんだから人気が出ないとね。
表のエントランス施設は同じ作家さんの「ペリスコープ」。2階は足湯になってます。わかってるんだから、もう少し脱ぎやすい靴にするとかタオル持ってくるとかすれば、、、
まあでもこれだけのことで脚が楽になった気がするから温泉は偉大だねえ。連日温泉宿に泊まってて言うのもなんだけど。

リフレッシュして駐車場を出ると、まだ10時前だというのに長い車列。これは朝一で正解だったねえ。

2018年9月25日

大地の芸術祭(10)

2日目の宿は「ミオンなかさと」。福井にいたころによくこの手の「温泉」に通ってたなあ。さすがに泊まりはしなかったけど。まあ快適だし、朝食がないのも早く出発できて便利だからよかった。で、翌日は近所の散策からスタート。
磯辺行久の「川はどこにいった」。信濃川の旧河道をポールを建てて可視化。2000年の作品の再現。まあ、普通に田んぼになってますわね。
その奥が「信濃川はかって現在より25メートル高い位置を流れていた」。段丘面に過去の水面を表示。こちらは2003年の作品の再現。
ミオンなかさと駐車場わきの「鳥たちの家/ジャウマ・プレンサ」、ほんとに鳥さんたちがお住まいでした。
「妻有で育つ木/ホン・スン・ド」、これもお気に入りの作品。

2018年9月24日

今日も京都

土日でかなり歩いたのでもう寝てようかと思ったのだが、今週末の予定がタイトなのでもう一回り。

生誕110年 東山魁夷展 @京都国立近代美術館
えらい行列なのはわかってたので開場前に出かける。反対から入って目玉の襖絵を堪能し、あとはざっと流す。もっとも、大人気ではあるのだがねちっこく見る人は少なく、そんなことしなくても襖絵はゆっくり見られたんですけどね(大きいしなあ)。東山魁夷展が4階まで侵食していて、南方スケッチが引き上げられてしまっていたのは残念。先に教えてよ。

仏教美術の名宝 @泉屋博古館
仏像は良かったけど、とりあえず青銅器館が見られれば十分。

ピカソ  版画をめぐる冒険 @美術館「えき」KYOTO
エル・グレコがどう見てもしりあがり寿なのが最高。

藤原正和展 むしⅪ型
ree*rosee 展 in the mood for NOSTALGIA @同時代ギャラリー

本日のマストは藤原さんだったので、ここまでで終了に。

2018年9月23日

今日は京都

昨日も思ったけど、関西の客足はすっかり回復しています。というか、お彼岸の連休とはいえまだ9月なのにこの混み具合はまいったなあ。

畠中光享日本画展 観想-歴史と自然からまなぶ- @中信美術館
いきなり閉館中の札がかかってて「あれ間違えたかな」と思ったのですが、なんかトラブルがあって忘れてたみたいです。それでも普通にお客さん入ってるのはなんかすごいな。作品は良かったです。こぶ牛が好き。

クリスチャン・ヤンコフスキー展 Floating World @@KCUA
やさしい時間 @堀川御池ギャラリー
いつもはそんなことないんだけど、入り口で2つの展覧会が行われている旨のアナウンスが、、、まあ、いきなりオッサンが緊縛されてる展示と絵本の読み聞かせだからなあ。

グルッポ・ルーチェ 第10回合同展 @同時代ギャラリー
鶴身幸男展
川上力三展 創作60年の時間と距離 @ギャラリーヒルゲート
お庭に川上さんの作品が置かれていて、こうするとヒルゲートさんのお庭も素敵だよねえ。

渡邊加奈子展  @アートゾーン神楽岡
森田孝夫展
藤信知子 陶展 出会いはいつも白の中 @ギャラリー恵風
最近の主流の仏像っぽい造形とかもすごく良かったんだけど、さんざ迷って毛色の違う作品をポチってきました。また後日紹介。

佐々木昌夫展 重い水 @ギャラリー16
清水紗希 個展 expand @KUNST ARZT
前回も良かったんだけど、町はさらに広くなっていました。撮影許可ももらったので少し紹介。
これだと、なんじゃこれは、なんですが
針金で街をつくっていく作家さんです。写真だとうまく伝わらないのが残念で、(次に機会があれば)立体写真にチャレンジしようかな。
作品は大変なので、マスキングテープとシールを購入。


矢野洋輔個展 出てきた根 @ギャラリーモーニング
田中奈津子 展示、公開制作 @京都市岡崎いきいき市民活動センター和室
モーニングさんで聞いて立ち寄る。展示も面白かったけど、こんなとこにこんな施設があるのは知らなかったよ。

Art Sort Boot 2018 @galleryMain/Lumen gallery

最後にデパ地下に寄ると、まだ明るいのにいろんなものが売り切れ。勘弁してよなあ。

2018年9月22日

今日は大阪

川田知志展 Open Room @アートコートギャラリー
うーん、わかるんだけどやっぱりホワイトキューブは違う気がするなあ。

井上涼のびじゅチューン!ライブ 大阪・秋の陣2018 @近鉄アート館
去年よりはだいぶステージ慣れしてました。リクエストコーナーでどマイナーな曲が出てきて困ってはりましたが、用意した曲だからと言って完璧にやってるわけでもないし、誰も井上さんにそんなこと期待してない気がする。そもそも、いきなり歌いだす曲(アイネクライネ唐獅子ムジーク)でカラオケに合わせるのは無理だろ。
基本録音撮影禁なのですが、1曲写真OKの曲がありました(わかるかな?)。本人も「井上涼はフリー素材」だと言ってましたので載せときます。満足じゃ。

再生!太陽の塔 いま甦る岡本太郎の魂 @あべのハルカス美術館
ここはありがたいことに撮影可なのでざっと紹介。イントロダクションに引き続き太陽の塔(万博テーマ館) 地下空間の紹介。趣の異なる2種類のジオラマを当時の写真が並んでいます。
 例えば地底の太陽だと
 こんな感じ
構想段階のドローイング、ホテルの便箋なのがリアル。
模型を制作中の太郎ちゃん。モノクロ写真から起こしたので色がついていません。流行のニューラルネットワークは何をしてるんだ。
ライブの時に井上涼さんも言ってたけど、太陽の塔の顔が鍋の蓋なんですね。
 空中都市部分のジオラマ
 目が光ってるのがいいよね
塔の内部、生命の樹のジオラマ
 やっぱりここの主役は原生生物たちですよねえ
展示のハイライト。1992年の修理の際に交換となった初代の「未来の顔」。よく見ると縁が腐食しているのが本物っぽい(だから本物だって)。
 ヨメさんと眼鏡男の話をしてたら、通りがかりのおっさんと盛り上がってしまった。
それっぽいのを選んではいるようですが、太陽の塔関連以外の作品も。
絶筆

ちょっと時間が余ったけど、もう十分満足したので帰宅。