2008年6月28日

「京の宇宙学 -千年の伝統と京大が拓く探査の未来-」展

展示の内容ももちろん面白いのだが、ふつうは学芸員が行う展示解説が院生だったり、4Dシアターのナビゲーターが学部生だったりするのが学祭みたいで面白い。教室あげてのイベントなんだろうなあ。こういうのもいいよね。

特集陳列 「杉本哲郎 アジャンタ・シーギリヤ壁画模写」

アジャンタは最初に石窟寺院壁画を見たところで、それなりに思い入れがある。このころは自分の引き出しの中に何もなく、何を見たのかよく覚えてないのだが(石窟よりも乾燥した大地がやけに印象的)、たまたま法隆寺金堂展を見た直後でもあり、結構面白い。現地では部屋が暗いこともあってもっとくすんだ色だったと思ったら、修復のミスでほんとにくすんだ色になっているのだか。困った話である。観光客がたくさん来て退色するのも困りものだが(かといって完全に拒否されても寂しいが)、プロの仕事がそれではまずいなあ。

さて、シギリヤ・レディである。スリランカはブータンと並んで楽しさ横綱級だったのだが、やはりシギリヤ(とキャンディの仏歯寺)の印象は強く残っている。杉本はアジャンタでは壁画をトレースし、シギリヤではスペースの問題もありスケッチから模写を描き起こしたそうだ。そのためか、アジャンタの壁画に比べるとレディたちの表情が日本画的。もともとインドに対してのスリランカと中国に対しての日本は立ち位置が近く、日本画的ではあったのだが。とにかく、現地まで行って岩山に登らなくてもレディたちに会えるのはありがたい。常設展の特集陳列で客も少ないし、堪能しました。

2008年6月23日

続・古い扇風機

で、実家で32年前の扇風機が現役で働いているのを発見。やっぱり、あるところにはあるんだねえ。

市民球場

事情があって週末に実家に戻ってました(実家そのものが引っ越してるので「帰る」という感覚ではないな)。で、ついでに一週間遅れの父の日で親父のお供で市民球場へ。まあ、試合の中身はパッとしなかったけど、突っ込みどころは満載でよかったですね。とりあえず、楽天の2枚看板を一日で拝めた(打席にも立つもんなあ)のは非常にお得でした。

国宝 法隆寺金堂展

東京の薬師寺展は結局行きそびれたが、奈良だとさすがに行きやすい。思ったより空いていて快適(前回特別展はあまりに空いていて不安になったけどね)。

まあ、こういうものを博物館で見るのはいかがなものかという気もするけど、比較的至近距離でじっくり観察できるのはやっぱり魅力。ただ、展覧会の話とは別になるけど、消失後に壁画をどうせ復元するのなら、現状模写ではなく復元模写でやっていただきたかったなあ。だれかCGでやってくれないものか(やりそうなのはNHKくらいだけど)。

別のコーナーでだけど、天寿国繍帳が至近距離で拝めたのもうれしかったです。

2008年6月16日

古い?扇風機

我が家では扇風機を2台、サーキュレータを1台運用している。前線に出てきた機会に、稼動年数のわからない扇風機1台の製造年を調べてみた。

稼動年数がわからない、というのは、こいつは妻の実家から頂いたもので、引越しの手伝いに行った際にあまりに扇風機が多いので、まともそうなブツを譲ってもらったのだ。というか、ものすごい荷物でとても片付きそうになかったので、理由がつけられるものは他にもいろいろと「もらって」きた。そのまま粗大ごみになったものもあるが、こうして役に立っているものもある。

こいつはNECブランドで売られているが、発火事故の嚆矢となった三洋電機のOEM品なので三洋のサイトで検索すると製造年が出てくる(もちろん、そんなことは調べてからわかったのだが)。それによると、NF-300JRの製造年は、、、1980年。メーカー側は30年以上たった扇風機は使わないようにアナウンスしているので、かろうじてセーフだ。しかし、意外と古いものですね。まあ、大学に入ったときに買った電化製品でまだ現役の物が数点あるから、そんなものなのかも。

しかし、これでもあの家の中では「まともそうなもの」をもらってきたのだ。今度行ったときにでも調べてみないと。

2008年6月15日

岩崎司個展 大志と正義ゆえの苦悩

前から興味のあった近江八幡のNO-MAにようやく行ってきた。町屋を改装した箱も面白いし、社会福祉事業団が運営し障害のある人の表現活動の紹介を核とするというコンセプトも面白い。で、岩崎司という人も実に面白い。お友達にはなりたくないけど。

ブルーノ・ムナーリ展 あの手 この手

お世話になってた招待券のルートがなくなったので、滋賀の近美もずいぶん久しぶりにお金を払っての入場。ただ、ほっとくと箱自体がリストラされるご時勢だから、きちんと有料入場者をやる方が結局は自分のため、かな。

ムナーリの作品群は結構好み。印刷屋が泣くような絵本を企画して曲がりなりにも実現させる腕力も素敵。ただ、映像作品はもうひとつだったなあ。日本語版の絵本の現物がもっとあるとよかったんだけど、収蔵品となるとやはりオリジナルだろうから仕方ないかな。

常設では今年の流行で志村ふくみさんの源氏物語シリーズが8点並んでました。ちょっと得した気分。

2008年6月8日

定期点検

車が帰ってきた。先延ばしにしていたタイミングベルト、ウォーターポンプの交換も行ったため、車検じゃないのというお値段に。

今回ウォポンの到着が遅れて納車が1日遅れることになった。消耗品であり、車の根幹にかかわる部品の注文に2週間以上かかったのは少々こまりものだ。乗り続けるのであれば、やはり早めにパーツの交換をしていかないと、壊れてからではどうにもならんということだな。日本市場撤退から2年でこの状況だから、先が思いやられる。車自体には不満はない(気に入っている)し、おおむね快調で今のところたいしたトラブルはない(今世紀になってからは信頼性もそれなりに向上しているようだ)し、下取り車としての価値は既にゼロだし、タイベル交換だけじゃなくコーティングまでしちゃったから当面乗り続けるしかないのだが、整備に金がかかるのは確かだからなあ。

今回珍しく(先方の不手際もあったので)代車を用意してもらった。初代のアストラだが、エンジンうるさいし、低速だと妙な振動があるし、ハンドルめっちゃ重いしで、高速走行中心ならともかく街乗りでは厳しい。あれなら間違いなく買い替えなんだけど、、、

2008年6月2日

再会

古い友人二人と久しぶりに会ってきた。ロープウェイに乗ってハーブ園で小じゃれたランチと、たわいのないおしゃべり。

かれこれ四半世紀ぶりかと思うが、ちゃんと識別できるのはいいんだか悪いんだか。まあ、子供の頃の友達ってわけじゃないんだから、そんなものかもしれないが。