2014年12月27日

またまた東へ

自分でもよくやるわとは思うんだけど、、、

ミシェル・ゴンドリーの世界一周展
新たな系譜学をもとめて 跳躍/痕跡/身体
MOTコレクション特別企画 コンタクツ @東京都現代美術館
虹の熊谷さんに「常設が面白いから」と言われて招待券をもらったんだけど、これがまあその通りで、やっぱり常設展が抜けて面白い。特に加藤泉と浜田知明の部屋はツボ。特別展はそれぞれ面白かったし、骨休めでカフェで昼食(見た目はあってるけど匂いの欠落したベトナム料理)にしたりもしたんだけどね。

八木良太展 サイエンス/フィクション @神奈川県民ホール ギャラリー
これもフライヤー見て出かけて大当たり。 こっちでもやってくれないものか。

2014年12月21日

明日は冬至

もう今年も終わりが見えてきて、店じまいしたギャラリーもチラホラ。またインド映画が来た、と言って喜んでた「チェイス」も気が付けば終了目前(館によっては終わっている、妖怪ウォッチをやった方が儲かるからなあ)。慌てて桂川のイオンに。で、面白いし、カットが多いことはあまり気にならなかったけど、期待してるのとはちょっと違う。この路線ならやっぱりハリウッドに一日の長。端的に言うと、結婚式のないインド映画なんてなあ。来年2月に「女神は二度微笑む」ってのが来るらしいけど、やっぱり踊らない作品みたい。どうしようかなあ。

山下雅己 西宿ビル展
ついででもなんでもないけど、茨木からバスに揺られて箕面へ。ビルの廊下から鞄屋さんとコラボした作品が置かれている。展示室は普通の事務所スペースで、大きな窓から自然光がふんだんに入ってくる。壁画もあるし、カウンターのサボテンとのとリあわせも楽しい。オイルヒューマンの芯になる木彫作品も置かれているし、ストーブまで味がある。不便な場所なのにお客さんも結構来る。一通り見て、木彫作品を一つ予約。会期終了後(要は年明け)に届く予定ですので、また報告します。

2014年12月14日

荷物が増えるんですけど

いつものカレンダーをゲットし建仁寺で手作り市を冷かしてからスタート。

干支と縁起物 @祇をん小西
(馬ほどじゃないけど)今年も楽しいものがいっぱい。手ぬぐいとマツダさんのマグネットを購入。

小川文子陶展 ふゆそら @シサムコウボウ
VANISHING POINT / 消滅点 @ギャラリー・パルク
第19回「How are you, PHOTOGRAPHY?展」
siwnin collection -1.8℃ 小島柚穂 @同時代ギャラリー
新制作京都絵画部会員 展 @ギャラリー・ヒルゲート
冨田工藝主催 仏像彫刻教室作品展 @OPT GALLERY
土井沙織展 私のイコン @蔵丘洞画廊
めっちゃパワフル。かなり気に入ったのだが、やっぱり置く場所がなさそうなので手は出せず。

京都市立芸術大学 第25回留学生展
あれからの、未来の途中
土展 2014 @堀川御池ギャラリー
羅介の福童子染付展 @ギャラリーアーティスロング
最終日に来てもあんまり残ってないよなあ。

小林且典 展 @ギャラリーすずき@
これも見せ方が素晴らしいし、連れて帰っても仕方ない。

国谷隆志展 Momentary Shape @アートスペース虹
ネタになってるのがモモとソラリスってのが(個人的に)いかしてます。

六人部侑子 個展 @ギャラリーモーニング
小倉寧巳 個展 SCPAERCCIAMSESN @KUNST ARZT
自分で血を抜くのなら鼠径部の方が楽なのに、とは思ったけど、絵としては腕の方がしっくりくるかなあ。

岸田良子展 TARTANS @ギャラリー16
Christmas Selection 2014
醤油のうつわ、石のうつわ おしょうゆ焼き+マントル直結焼き @ギャラリー恵風

蔵丘洞さんでお茶、虹さんでネギをいただく。ありがとうございます。

2014年12月13日

もういっちょう

出張慣れしてないんで、3週続きになるとさすがに疲れるね。

 石川文洋写真展 ベトナム戦争と沖縄の基地 @日本新聞博物館
(本筋とは違うけど)一番印象に残ったのは、人気のない大通り(壊れた車が放置され、建物からは煙が上がっている)の真ん中をおばちゃんが歩いている写真。物陰をこそこそ歩いてると両方から弾が飛んでくる、んだとか。ベトナムの人がバイクの洪水の中ゆっくり歩いて道を渡るのはそういう背景があるんだねえ、と妙に納得。

パキスタンの民族衣装 沙漠と山岳地帯の手仕事 @岩立フォークテキスタイルミュージアム
アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる
内藤礼 信の感情 @東京都庭園美術館
内藤さんの作品と対峙するには週末だと人が多すぎ。

インターメディアテク
建物、家具、標本、空間構成、実にきちんとツボを押さえてある。これでタダなんだから、東京駅での暇潰しには最適。

自由が丘でドクター中松に遭遇。私の街にも来てほしい。マックさんでもいいぞ。

2014年12月7日

京都もすっかり落ち着いたねえ

TURN / 陸から海へ ひとがはじめからもっている力 @みずのき美術館
朝一で行ったのだが人がぎっしり。何事かと思ったら、 「日比野克彦とともに亀岡のまちを歩く」という関連イベントがあって、ちょうど日比野さんのギャラリートークが始まるところなのであった(展覧会の監修を日比野さんがやってるのね)。さすがに日比野さんは話がうまいので、(館内は)最後までお付き合いする。ラッキーでした。

茨木佐知子個展 AQUARIUM in the box @KUNST ARZT
濱野裕理展 @ギャラリーモーニング
東端哉子展 Juxtaposition @アートスペース虹
黒田峯夫・平面、立体、やきもの展 @ギャラリーめん
京都とっておきの芸術祭
京都障害者芸術祭 共生の芸術展 DOOR @みやこめっせ
「芸術祭」の方がメインのイベントで今年で20回目(らしい)。ただ、こちらは障害者の作品でひたすら壁面を埋めるという、昔から子供の作品展とかでよくあるパターン。面白い作品はもちろんあるのだが、それだけのもの。ただ、おまけイベントの「DOOR」はすごく面白い展覧会でした。エントランスをくぐると手作りの小さな小屋が並び、一つ一つの小屋の中にそれぞれの作家さんの作品が展示され、おいしいカフェやおしゃれなショップが連なるステキな空間構成。「DOOR」は障害者と健常者の間にあるものの表現のようで、会場内の小屋はすべて扉がなく、それでいて小屋の外とはうまく区切られた空間で、どの小屋もみんな違うのに白木の匂いが同じようにプンプンする。キュレーターが頑張ってるのであろう。宣伝がいきわたってない上に会期も短いので訪れる人も少なく、子供のはしゃぎ声がいい感じで響く。それはそれでいいんだけど、すごく手間がかかっているだけに、とてももったいない。急な選挙で組織として身動きが取れなくなったのかもしれないが、もう少し何とかならなかったのか。

LITTLE CHRISTMAS 2014 小さな版画展 @アートゾーン神楽岡
菅野由貴子さんの作品を予約。

中川渉 個展 @アートライフみつはし
高柳むつみ展 @ギャラリー器館

今週はもう車で動いても大丈夫な感じでした。来週からは花灯路なんだけど。

もいっちょ東上

今週は一日仕事だったのだが、夕方早めに切り上げて外へ。

明和電機 大処分市 @明和電機アトリエ
東京に行ってから当日なのに気が付いて出かけたのだが、夕方ではたいしたものは残っていない。TシャツはSとXSしかないレベル。それでも壊れた楽器だのパーツになり損ねたガラクタだのがあって、結構楽しい。結局はそれなりに散財する。まあ、しゃあないかなあ。

空想の動物展 @ギャラリーヴィヴァン
西原大路個展 いづれもきみ @Art Space RONDO
ふたり展 my colors @ギャラリーカメリア
澤田文一展 頌歌 @ギャラリーフォレスト
カラレイン 新作傘&原画展 @アモーレ銀座515
宮田亮平展 海へ
和田的 陶展 @LIXILギャラリー
阿曽村節子展 @oギャラリー
林昭子展 @oギャラリーUP-S

行きの関ヶ原は雪だったけど、富士山は快晴でした。そういう季節になったねえ。

2014年12月2日

帰国

タイトルはつけて見たものの、とりたてて書くことはない。空港などは混雑が激しくて、連休前後に(10月1日が国慶節で前後1週間が連休となる)中国に行くもんじゃないとは思ったけど、米国に比べれば空港でのストレスは少なかった。北京など広すぎてわけわかんないのは仕方ないしね。関空に戻って、ちょっとの距離なのにシャトル移動になるのは過保護だよなあ、動く歩道で十分じゃんとは思ったけど、関空も運営が民間になるので、シャトルを廃止して免税店を増やす計画もあるらしい。ま、いろいろやってもらわないとねえ。

いつもだとお土産の写真とか食事の写真とかも載せていくのだが、今回は(体調不良もあって)ほとんどお土産買ってないし、食事もさほど特徴的なものはなかったのよね。 気が向けば追加で記事を書くかもしれないけど、とりあえずはここまで。

2014年11月30日

ハイシーズンも今日まで

京都は今日も好天に恵まれすんごい人出でした。

観〇光 ART EXPO 2014 @泉涌寺
今年はプレイベント扱いで(京都では)泉涌寺のみでの開催。1カ所で済むのはありがたい、のかな?紅葉はだいぶ終わっているが、紅葉のじゅうたんはそれはそれで見応えがある。
作品の方で一番面白かったのがエトリさん。背景があることでホワイトキューブとは違った味が出る。廊下に奥行きがない(うえにカメラがちゃちい)ので正面からの写真がうまく撮れないのが残念。

鳥羽美花 ~禅を染める~ @建仁寺
建仁寺本坊は久しぶりだが、宗達の風神雷神などの(手の込んだ)複製が並び写真が撮り放題なのはちょっとうれしい。
で、鳥羽さんの襖絵(染だけど)。この面はシックで方丈の海北友松なんかとのバランスもいいのだが、裏面は目にも鮮やかなブルー。これはこれで素晴らしい。引 き手も七宝で櫂の形だったりの凝ったもの。大書院(にも襖絵を収める予定だが今回は旧作)のミーソン遺跡もギラギラと迫ってくる。ベトナムもいろいろ面白かったよねえ。鳥羽さんの作品を見たフエは雨だったし、ミーソンはやたら熱くてカメラがオーバーヒートしちゃったけど。
法堂の天井画(小泉淳作の双龍図)。これも迫力だし、もちろん海北さんの襖絵(当然複製)も博物館の本物とは違った味わいだし、庭はきれいだし、この500円はめっちゃお得。

林康夫展 @祇をん小西
カレーと音楽の日 @KYOTO ART HOSTEL kumagusuku
京都のクマグスクの内覧会に行き、森林さんのカレーをいただく。地図が間違っていて迷ったが、実は大通りからでも見える場所。の割に静か。建物は確かにおんぼろだが、改装した部分はしっかり作家さんの建物になっている。内装もシンプルでおしゃれ。ただ、ドミトリーの上段ベッドは、ライトがあの場所だと起きるときに梁に頭をぶつけるような気が、、、確かにいいとこだと思うけど、地元なんだから泊まる用事はないよなあ。

櫂 -kai- @アートスペースMEISEI
今年も楽しかった。作品がちゃんと売れるのはいいよねえ。

企画展示としての「ギャルリー宮脇の常設展」 @ギャルリー宮脇
水野幸一・みずのみさ @ギャラリー・ソフォラ
先日売り切れていたソラマメの箸置きをゲット、したらソラマメの文鎮が品切れになっていた。

金秀眞 漆と紙Ⅲ ー憩いの場ー
鄭鍾孝個展 @同時代ギャラリー
あれからの、未来の途中 —美術・工芸・デザインの新鋭12人 @ART ZONE
堀健展 @ギャラリーすずき
また鉄粉に戻っていた。鉄粉でセンサーがついているのは新しい、かも。

高岡美岐 展 @アートスペース虹
木塚奈津子 銅版画展 @ギャラリー・モーニング
今岡聡美 個展 〜わがまま〜 @KUNST ARZT
越田博文展 ー逃げる風景ー
谷井ひろ子展 ーnostalgiaー @ギャラリー16

それにしても(ギャラリー内も含め)人が多い。来週は気温もぐっと下がるし、さすがに紅葉も終わってるはずだから、落ち着いてくると思うんだけどねえ。

2014年11月29日

ちょびっと東京

2時間ほどの会合のために上京することになったので、ついでにうろうろ。

日本国宝展 @東京国立博物館
当然のように並ぶのだが、とりあえず本降りになる前で助かった。鳥獣戯画と違って、広いし見どころが分散してるしで、内部はそれなりに人が流れて快適。ただ、当然ながらテーマが掴みにくくて(勝手に設定しないとダメなのか?)散漫な印象。もちろん、一つ一つの展示物は素晴らしいんだけどねえ。後ろに並んでた小学生がお母さんに延々土偶の講釈を述べていたのが印象的。オタクの根は深い 。それから、うちのIMEは「にほんこくほうてん」と打ち込むと「日本国奉天」と変換してくれたのだが、これはよくないよねえ。満州国ならともかく。

スペシャル・オープン・ウィーク : 駅の美術館で 楽しむ13日間 @東京ステーションギャラリー
三瀬夏之介 画家の方舟 @日本橋タカシマヤ 美術画廊X
奈良で見た大きな作品はそれなりのサイズの屏風になっていた。まあ、そうでないとギャラリーで展示するのは無理だよなあ。それでも圧迫感がたっぷり。

逆転移 リギョン展 @銀座メゾンエルメス
巨匠たちのアートポスター @ノエビア銀座ギャラリー
荒木経惟 往生写集―東ノ空・PARADISE @資生堂ギャラリー
フジタ、夢をみる手 @ポーラミュージアム・アネックス

行先が築地なのでやっぱり銀座が手頃。本当はもう少し足を伸ばしたいんだけどねえ。

2014年11月23日

今日は大阪へ

朝はまず天龍寺曹源池庭園からスタート。例年早朝だともう少しのんびりしているのだが、今年は人が多い。とはいっても、奥の方に行くと人影の入らない写真も撮れるレベル。
お寺の方によると、借景の嵐山の方は(麓より遅くて)来週くらいが見ごろ、とのこと。
紅葉と並べることで竹の瑞々しさが映えますよね。
今年はそこらの紅葉は見事なのですが、庭園内は特によくなった印象はありません。手をかけていれば条件が悪くてもそれなりのレベルで、そこからさらに伸ばすのは難しい、ってことですかね。鳥もたくさん鳴いていて楽しめました。

さて、一息ついてから大阪へ。
齋藤眞成展 パラレル @大阪府立江之子島文化芸術創造センター
中信美術館に貸し出したのとは別の作品を選んだ、ってどんだけ持ってるねん。

高橋将貴 新作展 MAN @ギャラリー・ゼロ
ワクイアキラ展 animism @新町wad
いや、やっぱり楽しい。小さなおともだちを1点購入。お店も素敵で、時間があればお茶も楽しみたかったけど、そこは断念。

Open Storage 2014 -見せる収蔵庫- @MASK
倉庫だと聞いてたのにちゃんとした入口があるなと思ったら、中はやっぱり倉庫だった。ヨコトリで売ってたやなぎさんの双六をタダで配ってて太っ腹ですね。

戻ってきたときにはすっかり暗くなっていたのですが、切符売り場に長蛇の列。今年は条件には恵まれてるけど、そのぶん紅葉狩りには気合が必要ですよねえ。

というわけで、新収蔵品報告。
ワクイさんのオブジェ(花器?)
神村泰代 Forever Flowers

2014年11月22日

今週末がピークだな

朝からヘリがうるさい。街に出ても人の波。でもまあ、今年はほんとに紅葉の出来がいいので、仕方ないかなあ。阪急のホームの紅葉で十分満足できるからねえ。

京都芸大日本画の現在 カリキュラム @@KCUA
この秋は鳥獣戯画を出しとけば間違いがないな。

舞台がぼんやり見えてきた @@KCUA
夕方のパフォーマンスのリハーサルをやっていた。これはこれで面白い。というか、本番より面白いかも。

SALON DE 4 @ギャラリーアーティスロング
フライヤーではちっとも伝わらないが、これは行ってよかった。ペリカンの存在感が半端ない。

西村郁子展 見えないもの、見えつつあるもの @ギャラリーすずき
だいぶ色が増えてましたけど、広がり方に意外性があってやっぱり面白い。

北川雅光展 @アートスペース虹
大谷史乃 presence @KUNST ARZT
久保田米僊 遺作展 @星野画廊
海魚図のエイがよいわ。

次世代工芸展・Kyoto Current 2014 @京都市美術館
藤本さんのでっかい作品なんかもおおおっと思ったけど、こうやって並べるとむらたさんが落ち着いていいよね。

根垣睦子展 百花繚乱
稲垣直樹個展 時の旅人 @ギャラリー恵風
日野田崇展 渦の中で渦巻く渦の中に見える渦の中の塵 @イムラアートギャラリー
今回の作品もだけど、ポートフォリオの作品の変遷が面白かった。色を付けるのは大変だけど形はすぐできる、というのもむべなるかな。

藤原裕之×定家亜由子 それぞれの日本画 写生から本画まで @アートスペースMEISEI
スケッチの方が楽しいと思うのはなぜなのかなあ。

500枚の古鉢 アフガニスタンより @グランビエ丁子屋
水野幸一・みずのみき @ギャラリーソフォラ
ソラマメの箸置きが品切れだったので、もう一度行かねば。

服部しほりの日本画 -か弱き蒼氓ども- @蔵丘洞画廊
田嶋悦子 flowers @アートスペース感
畳の部屋にびたっとはまってしまう作品もだけどが、(今日は他のギャラリーもそうだったけど)作家さんのお話が面白い。

森林さんでカレー食べて〆。

2014年11月21日

ゴンカル・チューデ

ラサ最終日。体調が徐々に悪化していたので朝寝を決め込んでいたのだが、激しい雨音で目覚める。チベットは高地なので降水量は少ない。雨の季節もしばらく前に終わっているはず。こんなこともあるんだなと思ってたのだが、(早朝からラサの街を巡礼していたWさんによると)実は外では霰が降っていたらしい。
荷物をまとめて空港に向かう、のだが、周囲の山は雰囲気が一変している。この日がトレッキングでなくって良かったねえ。
高速を西へ。
トンネルを抜けると空港のあるゴンカル、なのだが、行きなり空港に行ったのでは時間が余るので、近くのゴンカル・チューデへ。ちなみに、通常のツアーでは最終日にはヤムドク湖へ行くようなのだが、(どちらが好みかは別にして)空港に近いので時間的には楽。

こちらがゴンカル・チューデ。なんかあちこち工事中でしたが、そのためなのかどうか参拝者は見かけない。
ここは写真撮ってもいいよ、とのことだったのでいろいろとってたのだが、どうも寺内には撮影不可のお堂もあったらしい。そういうことは最初に言っておいてほしいのだが、、、他にも法要やってるのに普通に説明始めたり、ガイドさんのサービス精神が強すぎ。文化的なものなんだろうけどねえ。

この辺は回廊の壁画なので問題ないと思う。おなじみの親睦四瑞の図。
こちらはゲーム板らしい。遊び方は不明。

こちらは屋根の修理をしているのだが、人数をかけてひたすら泥を叩いて固めていく。宗教施設だから伝統工法なのはわかるが、遊んでるようにしか見えない呑気な光景。漢族が遅れてるチベットを近代化するとか言うのは、こういうのを見てなんだろうなあ。国内での話だけど、グローバル化とローカルな価値観とのせめぎ合い。
寺の周囲も回ってみた。四隅には大きなマニ車。

先ほどの工事風景は裏から見るとこうなっている。いちおう足場は組んでるのね。

2014年11月16日

今日もいい天気

観芸祭 @京都府庁旧本館
今日はちゃんと旧議場の公開日。取りあえず議員席に座って居眠りのふりをする。あまり居心地は良くない。傍聴席に入れてもらえないのが残念。彫刻展はまずまず。ひとしきり楽器で遊んで次へ。

石本正新作展 夢をかさねて @中信美術館
さすがにパワーが落ちてきていて少し残念。

京都芸術祭 国際交流ぱるあーと展 @ぱるあーと
FLOW 水は何をつなぎ、何処へ行くのか @@KCUA
みんなよかったけど、あえて挙げれば宮川さんかな。

天才アートミュージアム展2014 @堀川御池ギャラリー
立松節子×衣笠泰介 オートクチュール展 @ギャラリーミラクル
主張てん @ギャラリーアーティスロング
西村郁子展 見えないもの、見えつつあるもの @ギャラリーすずき
これは面白い。来週どうなってるか楽しみ。

河原敦子展 @アートスペース虹
福村真美展 @ギャラリーモーニング
岸本洋平初個展 After the Dance @KUNST ARZT
田中広幸展 creatures in words @ギャラリー16
階段で@KCUAで映像を見たチューブ背負ったオッチャンに出会ってびっくり。

POLITICS NARCISSISM @ARTZONE
沢渡朔 少女アリス @ライト商会
粟津尚子展
風景論 秋末一樹、中嶋凜、灰野源哉、橋本遊 @同時代ギャラリー
田中和人展 high & dry @ギャラリーパルク
司修 ミニアチュール展 @ギャラリーヒルゲート
服部しほりの日本画 -か弱き蒼氓ども- @蔵丘洞画廊
小谷元彦 Terminal Moment @京都芸術センター
改発静香作品展 咲 @ちいさいおうち
アダム・クーリー展 mecanical animals @大丸京都店

警戒して地下鉄で移動も、このルートだと混み具合はいつもとあまり変わらない。とりあえず天気が持ってくれてラッキー。

2014年11月15日

万博公園へ

ここのところ茨木市からバスが多かったので、モノレール万博公園駅は久しぶり。ガンバの新スタジアムの工事は思ったより進んでいて、ちょっと空が狭くなった感じ。でもまあ、公園までくればいつもの風景。これも久しぶりに公園内を散策。ここは適度に整備されていて居心地がいい。
紅葉はいい感じで進んでいました。天気もいいし、実に快適。花と緑の休憩所前でケーキを仕入れ民博へ移動。まずは地下の北大阪ミュージアムメッセを冷やかしレストランで昼食、3度目の「イメージの力」展へ。
うーん、やっぱりいいわ。無料開放日なので適度に人がいるし。
その後、本日メインのみんぱくゼミナール「美術館からみたみんぱくコレクション」へ。新美術館から2人のスタッフを招いてのシンポジウム。導入でお客さんに尋ねると、東京と大阪両方見た人が結構いて、お客さんも濃い。内容はある意味で予想通りのことを再確認しただけだが、美術館と博物館の考え方、見せ方の違いが見えて面白かった。わかってはいても改めて言葉にしてもらわないと認識できないことって多いからねえ。
ロビーではユーフォニウムアンサンブルのライブをやっていた(北大阪ミュージアムメッセの企画)。アンコールまで付き合って外のテントで野菜を買って撤収。いい一日でした。

2014年11月12日

再びバルコル

ラサに戻って、初日に行った仏画のギャラリーを再訪する。
まずは市場を見学。ラサにはスーパーマーケットも多数あるけど、チベット系の人々の日常のご用達はこういった場所らしい。肉もチーズも塊で売られている。きちんと包装されたチーズはチベット産ではありえない、とのこと(内蒙古のものは見かけた)。
さて、ギャラリー(というか工房)である。ガイドさんにいろいろと迷惑をかけたし、どこぞバックマージンの出そうなとこで買い物すっぺ、ってとこです。ここはラダックで見たようなちゃちなものではなく、きちんとしたタンカを売ってたしね(ブータンも良かったけど、どことなく画風が違うし)。
ほんとはヤマーンタカが欲しかったんだけど、2点しかなくって適当なものがなかった。ターラーも白ばっかりで緑がいない。それ以前に、どれも大きいのよ。丸めて持って帰るんだから持ち歩けないわけじゃないけど、もう大きな絵を飾るスペースは我が家にはない。引き出しの中からもいろいろ出してもらったけど、結局のところ最初の日に引っかかった小品を購入。ちょっと端正に過ぎる気もするけどねえ。

2014年11月10日

シュクセ(続)

ちょうど高僧が来ていらっしゃる、というので本堂に入る前に身を清めてもらう。
本堂、という名前なのかわからないが、とりあえずメインのお堂。当然ながら内部は写真なし。法要をやっていて声明が響き耳元でチベットホルンがぶおーっ。ラッキーしました。
ヤギの子供が遊んでたけど、
逃げちゃいました。
お香を準備している、ようです。
よく見ると僧坊はまだ工事中ですね。
高僧が来ていると言っても、なんせ通行止めになってるので人影は少ない。登山道でもすれ違ったのは数グループだった。寺で目立つのはむしろ動物たち。こちらは牛さん。
仏塔の周りにも牛さん。
こちらは建築資材を運ぶロバさん。道路がふさがってるので大活躍、なのだが、この仔は迷子になって困っている、んだそうな。そのうち持ち主が探しに来るんでしょうが、、、のんびりしてるよね。

空はどこまでも青く、雲は透き通るように白い。

絶景ですよね。この写真では無理だけど、遠くに雪山も見えてます。ヒマラヤではないらしいけどね。登ってくるのは大変だけど、頑張った甲斐はあったかな。
例によって、風がお経を読んでました。

2014年11月8日

明日はもみじまつり

明日は嵐山もみじまつりで、嵐峡には龍棟船が待機しています。例年はどこがもみじまつりじゃというありようですが、今年は秋の訪れが早く、結構いい感じに色付いて来てますね。

2014秋季特別公開 @東寺
今回は五重塔初層、宝物館、観智院といった定番に加え、灌頂院の両界曼荼羅図(元禄本)の公開が行われる。東門から入って観智院からスタート。わかりやすい枯山水もいいが、ここはやっぱり唐代の虚空蔵菩薩。動物たちの表情がなんとも。宝物館。十二天屏風は鎌倉期のものと江戸期のものが並んでいるのだが、これは元ネタの方が好み。東南アジア顔の仏像があるのが面白かった。、食堂で観瀾斎作品展をみて(意外によかった)、講堂(仏さんちょっと埃かぶってましたが、お掃除は年末なのかな?)、金堂とみて、庭園を散策し(紅葉はもう見頃ですね)五重塔へ。もう少し明るいといいんだけど、それはまあ贅沢かな。どうしても外光が入るから劣化するしねえ。で、問題の灌頂院。ここも暗いんだけど、秘密の場所だからこれで良し。曼荼羅は「でかい」が第一印象。元禄期のものだし、外に出さないんだからある意味当然だが、保存状態は抜群にいい。日本にもこんなものがあるのはちょっと感動的。ただ、壁画はあまりよろしくない状態でした。

井手本貴子個展  いろとりどりの願い
北川安希子展 @ギャラリー恵風
日本・オーストラリア国際版画展 @京都市美術館
作品が多いので流してみてたのだが、これは良かった。朝日さんとか謝敷さんとか高井さんとかいいんだけど、図録に載せる作品が(個人的には)逆。

前田真喜個展 「SAMPLE」 @KUNST ARZT
ポートフォリオ見て思い出したけど、前に嵯峨芸のクラブボックスに巨大ぬいぐるみを展示してた人だわ。で、去年も全く同じことを書いてるんだから、わしの頭は腐っとるのか。

中山悠平展 「うつろう」 @ギャラリーモーニング
神村泰代展 「唱名」 @アートスペース虹
声明をオルゴール化しオブジェに仕込み経文を瓔珞に見立てた空間の中で奏でるという、ある意味ツボの作品。オルゴールがちゃちでテンポも何もバラバラなのが逆に面白い。木魚も蓮の花もいい取り合わせ。(今日はまだ先があるので)だいぶ悩んだけど、1点購入予約。

初田寿 展 @ギャラリーすずき
服部しほりの日本画 -か弱き蒼氓ども- @蔵丘洞画廊
京都での個展は1年半ぶり。その間はパラパラとしか作品を見ていなかったので、気が付くと芸風が少し変わったものが混じっている。相撲絵などの人物もそうだし、定番の鶏も毛色の違ったものがいた。あと、おじさんとオッサン(では何のことかわからんが、「鶴伝年」と「亀出尾萬年」の違いらしい)とか、鶏と人物とか、おなじみでありながらこれまで同一画面に収まることがなかった取り合わせの作品もあった。ずいぶんと長居をして、いたく満足。だいぶ悩んだけど、鶏と人物の小品を予約。いろんな意味で手の出せる作品はもうないのかと思ってたけど、まだあったんだねえ。

高瀬川彫刻展 @高瀬川界隈
小杉小二郎展 窓辺の物がたり
ヤキモノ女子力111のWAN~饗宴~ @高島屋京都店

高島屋の北海道展でラーメン食べて〆。

2014年11月7日

宣伝が行き届いてるのは結構ですけど

仕事を早めに片付けて「鳥獣戯画と高山寺」展に出かける。夜は何とかなるんかいなと思ったら、18:15頃の到着で入場まで70分、甲巻前で45分の表示。まあ仕方ないなということで、とりあえずレストランで軽食。ランチタイムと違って空いているのである意味ラッキー。ただ、レシートがハイアットのものをそのまま使っているのはどうなのかねえ。常設展の仏像の前でしばしくつろいでいたが、待ってても状況が変わらないのであきらめて列に並ぶ。本館の上に満月が顔を出し、これはこれでいい風情。
待っているうちに閉館時間になる。いちおう最終入場の19:30までに列に並べば入場できるという扱いになっており、それはまあありがたいのだが、スタッフの皆さんの労務管理が心配。慌ててバイトをかき集めてるのではないか。入場後、適当に流しつつ中央室に向かうが、展示替えで華厳宗祖師絵伝が後半の龍の出てくる場面になっていてしばらく捕まる。そこから甲巻の展示列に並ぶ。お客さんもぶつぶつ言っている人が多いが、帰るわけでもない。まあ、時間に制約があるんならそもそもこの時間に来ることはないわな。さて、鳥獣戯画ですが、総じて後半の方が面白かった。まあ、紹介されるのはたいてい絵巻の初めの方なので見慣れていないこと一因。甲巻の相撲や乙巻の象や麒麟ももちろんいいんですが、一番びっくりしたのは丙巻の後半の動物たち。甲巻のパクリといえばそうだし、劣化コピーと言えなくもないが、なんともいえない味わいがある。鳥獣戯画ってやっぱりサブカルチャーですよねえ。そう思って最後の探幽縮図を見ると、これはもうすゞしろ日記の描線にしか見えない。
今回は甲巻以外にも行列が出来ていたこともあり、合計するとやっぱり2時間は並んでいましたが、十分満足しました。しかし、京都でこれでは東京展はどうなるのかねえ。

2014年11月6日

シュクセ尼寺

高低差300m強とは言っても、4000mの高地である。体調も万全とは言い難い。少し進むと息が切れるので、休み休み登って行く。日差しがきついが、雨が降るよりましだろう。これで下がぬかるんでたらどうなることやら。
雷鳥、かなあ?よくわからない。
このヤギたちは尼寺で飼ってるものらしい。
それでも2時間ほどでシュクセ寺に到着。こちらは寺の施設。
左手の山(や寺の向こう側)には宿坊が並んでいる。山の上の方に修行のための洞窟があり、さらに左の方には放牧の人の集落がある(そうな)。道路が寸断されてて歩いてくるしかないので、寺を訪れている人は少なく、静かな雰囲気。
なんぼ尼さんと言っても、人が生活するのでゴミは出るよね。しかし、この鳥もなんなのか不詳。
寺の食堂でお昼にする。もともとは寺まで車で来て、洞窟に行ってから戻ってきて昼食、の予定だったはず。下の駐車場で待機になったドライバーさんは昼食にありつけなかったのではないかと思う。お気の毒です。
メニューはうどんと、
ところてん。うどんは薬味が別になっていて、素のままだと特に辛くない(けど味も淡泊)。現地の人はまっかっかにして食べていた。

さて、穴があったら入りたいわしらだが、さすがに体力的に洞窟を目指すのは無茶だと判断。しばし寺を散策して下山することになった。しょうがないなあ。