2013年4月28日

連休前半

土日分をまとめて、

三尾公三展 幻想空間へのいざない @中信美術館
いつもの所蔵品中心ではなく借り物主体なのに、いつものようにタダなのは素晴らしい。

小山幸容&貴志カスケの展覧会 花蝶無心展 @生活あーと空間ぱるあーと
やはり町屋の中にあれが入ってるとびっくらこくよね。

京都彫刻家協会展 @京都文化芸術会館
小川文子個展 「Soup of the Moon」 @アンテナメディア
おいしいスープをいただき、芸術祭の話でつい長居。器もいいけど、2階のインスタレーションが○。

北川安希子展 「増殖と再生」
宇都大志展 「生きる」 @ギャラリー恵風
fitting room vol.2 @Gallery Ort Project
悠心会水墨画展 @京都市美術館
京都アートフェア2013 @みやこめっせ
藤田有紀がよかった。もう今月は買わないけど。

工藤和彦展 @ギャラリー唯
星野画廊動物園へようこそ 第2期 @星野画廊
赤塚雅代 木版画展 @JARFO
成田聡子展 「羊たちの歌」 @フク和ウチ
フライヤーもよかったけど、実物はもっと良かった。足を伸ばして正解。もう買わないけど。

Inside/outside TERRITORY @ART ZONE
Tarot X 22artists X ヒルゲート @ギャラリーヒルゲート
トゥーラさんもよかったけど、やっぱり朝日みお(タロットもだけど、奥にあった魚の作品)がクリーンヒット。もう買わないけど。

朴善化展 継 @同時代ギャラリー
伊賀焼 新佳三 茶陶展
長谷川 喜久 日本画展
公開入札絵画・版画・陶芸オークション @大丸京都店

最後は7Fの「全国美味逸品味めぐり」で〆。天候にも恵まれていい週末でした。月曜日は普通に仕事なので、連休前半はここまで。

2013年4月26日

今月の新収蔵品

山下萌さんの作品。かわいらしいタイトルがついていたけど、メモってくるのを忘れた。バカですねえ。
底もだけど、
中も絵柄がついてるし、縁には金彩。ここまでやっても煩くないのが素晴らしい。

2013年4月21日

君友ライブ(2)

車検が近いので少しずつディーラーを回ったりしているのだが、今日はFIATに行ったら丹波ワインハウスでのイベントに出てるのでお休み、とかで振られてしまった。まあ、呼ばれていないものは仕方ない。でも、ワイナリーのイベントで試乗会ってのはどうなの?

沼田佳苗(絵画)×山下萌(陶) はじまりの予感 @アートスペース感
ここは1年前に1回行っただけだったのだが、ギャラリーの人が覚えていたのにびっくり。わしらそんなに目立ってたか?で、山下萌はやっぱりいいので、だいぶ迷ったけど(皿じゃなくって)蓋物を購入。勢いついててどうにもならんな。

竹宮恵子 京都展 @ギャリエヤマシタ
賑わってました。ジルベールの懐中時計はちょっと興味があったけど、さすがに自粛。

木村正恒展
山本真也個展 LOVE @ギャラリーヒルゲート
加藤力之輔展 多種多様な変化を求めて @同時代ギャラリー
ヤマガミユキヒロ展 little trip @ギャラリーパルク
奥田耕司展 @ギャラリー中井
以前より枝や根が細かくなってました。 こっちの方が好きかな。

君こそは友 第2夜 @拾得
今日は各人の持ち時間も若干長めで、ゆったり楽しめました。お客さんも昨日よりちょっとだけ多かったかな。二日間二人分チケット買って飲食してCD買いまくって3万数千円の出費なのだが、イベントとしてうまく回ってるのかなあ。 とりあえず来年もあるようだが。

2013年4月20日

君友ライブ(1)

re:framing-表情の空間 @京都芸術センター
最後の手段 個展 「山奥吹く川」
京芸 Transmit Program #04 KYOTO STUDIO @@KCUA
ギャラリースペースに持ち込んでも、アトリエごとにしっかり個性がある(ようにプレゼンしているのだろうが)のが面白い。作品はおいといて空間として一番好きなのは、、、やっぱりうんとこさんかな。

片山雅美陶展 @ギャラリーアーティスロング
磨野郁子展 @ギャラリーすずき
伊達伸明 展 「ウクレレとウモレギ」 @アートスペース虹
ウクレレはいつものように楽しかったけど、今回は亜炭の方が面白かった(新聞とか)。しかし、フェスはもう少し対応を迅速にしてほしいよねえ。

森本麻里 Dear T.P @ギャラリーモーニング
斉藤卓治 紙の昆虫たち展 @アートスペース東山
福田真知展 jewels @KUNST ARZT
星野画廊動物園へようこそ 第1期 @星野画廊
上住雅恵展 @ギャラリー16
日本アンデパンダン京都展
第36回 日本染織作家展 @京都市美術館
Action 01 塩見卓也・片山尚大 @Gallery Ort Project
五十嵐英之 Live with Drawing @MORI YU GALLERY
吉田真紀子展
河原崎里佳子展 @ギャラリー恵風
藤平三穂 ちいさきものはみなうつくし @祇をん小西
悩んでた作品が目の前で売れたので、散在しなくてラッキー。

君こそは友 第1夜 @拾得
4回目を迎えた君友ライブ。いいのか悪いのかは別にしてお客さんが減ったので、のんびり足を伸ばせるのはありがたい。今夜の収穫はビグッド(と痛風の唄)。

さすがに朝から晩まで遊ぶとしんどいので、明日はもう少しのんびり始動しようかな。

2013年4月14日

東上

いつもの春の横浜出張のついでに、いくつか回ってきました。

国宝 大神社展 @東京国立博物館
金 光男 展 -apart-
山根真奈 展 -陶 ゆるやかにつたえるもの- @LIXILギャラリー
篠崎菜々 展 地点 spot
三浦史明 展 @Oギャラリー
小山右人 展 @ぎゃらりぃ朋
越前谷嘉高 展 @なびす画廊
パラの模型/ぼくらの空中楼閣:パラモデル @メゾンエルメス
熱々!東南アジアの現代美術
「賛美小舎」-上田コレクション @横浜美術館

それなりに面白かったけど、今回の収穫はそこじゃない。普通にホームに出て、京浜東北線が先に来たのでとりあえず乗ってホームの方を見ていると、山手線側に緑色の車両が入ってきた。(山手線は緑だと思ってるから)特に不審にも思わず、ドアが閉まってからようやく「ええっ」と(心の中で)叫んで次の駅で乗り換え。
狙って乗れるものではないだけに出会えてうれしい。ただ、中は普通にいまどきの車両なので、わかっていても拍子抜け。それに、外から見てても塗装が新しいためか落ち着かない。心の中の山手線はもっとくすんだ緑なのだが、、、仕方ないなあ。

2013年4月9日

爆弾低気圧(4)

これも予報通りなのだが、夜半過ぎから急に雨風が強くなった。建物の構造がどうなってるのかわからないが、窓の外で笛のようなピー音が鳴り続けていた。うるさいので起きだして情報収集。四国フェリーは動いているがジャンボフェリーは欠航。高速船はいくつか欠航。瀬戸大橋通行止め。男木島女木島は開場遅延。そして、島スープはお休み。

島スープがないとなると動くしかないのだが、さてどうするか。取りあえず高松に行ってみてもいいが、丸亀から移動してもきちんと見学時間が確保できるか怪しい。猪熊弦一郎現代美術館は展示替えでお休み。 金毘羅さんはちょっと前に行ったし、強風で祖谷もなかろう。普通はうどんツアーだと思うが、私らにはいまいちそそらない。迷った挙句、瀬戸大橋がダメなんならどっちにせよ大鳴門橋を通るしかなかろう、ということで行先は大塚国際美術館に決定。延床面積29,412平米に千余点の陶板名画が並ぶ日本最大級のパチモン美術館です。
なんせ広いのでガイドツアーが充実しており、ロボット(アートくん)のツアーまであります。こちらはシスティーナ礼拝堂。なんぼよく出来てるとは言ってもパチモンなので、実物の感じとはずいぶん違う(実物を見たことある作品も多いからねえ)のですが、そうは言ってもこの空間には説得力があります。陶板の再現力がどうこうより、実物大であることに意味があるってこと。だいたい、本物だと近くでじっくり見るのは無理だからねえ。陶板だから強い照明当てても平気だし。
さて、環境展示の中で一番気に入ったのがここ。扉の鉄格子とか、床のすり減り方とか、遺跡の感じがよく出ています。描かれた絵柄もみょーに落ち着く。と思って表のキャプションを見たら(外は寒いのでちゃんと見てなかった)、カッパドキアの聖テオドール聖堂。そりゃあ落ち着くはずだわ。
系統展示、テーマ展示の方で面白かったのがこれ。ツボの展開図です。写真と違って質感もあるし(もとより陶器だからねえ)、これはもっと普及するといいのに。あと、焼き物と並んで違和感がなかったのは現代の作品群。アクリルの作品はのっぺりしてるからねえ。
不満点は再現技術よりも欧米の作品しかないことかな。写真は制作方法の解説のところで展示されていたキトラ古墳壁画で、非西洋はおそらくこの1点。ただ、現状でも十分以上に作品が多く疲れるので、隣に東洋館を建てられても困るかも(1日では回れなくなる)。結局、昼食も含めてですが6時間以上滞在してました。3150円は高いかなと思ってたけど、これだけ遊べれば十分ですね。
明石海峡大橋。このころにはすっかり晴れてましたが、とにかく風が強くて寒かった。結果的にこの日はほとんどの島で作品展示がされていたわけですが、海岸沿いは普段でも風が強いし、急速に寒くなったことも踏まえると建物の中で1日過ごせたのは正解だったかな。でも、夏にはもう少しちゃんと回りたいよねえ。

2013年4月8日

爆弾低気圧(3)

さて、特に行くあてがあるわけでもないので、時間はたんと余っている。島には遊歩道が整備されている(と言ってもぬかるんでますけど)ので歩いてみた。ちなみに、アホはわしらだけかと思ったら、そうでもなかった。アートの人は根性あるね。
写真だけ見るとなかなかええ感じですな。
丘の上には古墳もあります。壊れてますけど。
うろうろしているうちに低気圧の中心が近づいて、風が弱まってきた。まだ時間があるので、隣接する瀬戸大橋記念公園へ向かう。
さて、ここの目玉は瀬戸大橋博覧会の遺産の瀬戸大橋タワー。キャビンが回転しながら登っていくという凝った代物なのだが、番の洲に着いた時には動いてなかった(たぶん強風のため)。それなら悩まなくてもいいなと思ってたら、いきなり動き始めたので、これはもう来いということだろうと思って搭乗口へ。料金は所要時間10分で800円。ビミョーだなと思ったが、終わってみると納得はできる価格設定ですね。
上から見た沙弥島。中央の桜が咲いているあたりが旧小中学校。その右手の海岸の白い物体が「八人九脚」。その奥の森の中に遊歩道があります。
「階層・地層・層」
「沙弥島・西ノ浜の家」と「そらあみ」
ところどころ日がさしている場所があって、海が光って見える。なかなかいい感じでした。
さて、公園の中には他にもいろんなものがあります。メインは瀬戸大橋記念館ですが、こちらはマリンドーム。
よくわからないアート作品も並んでいます。こちらは「どだま獅子」。一番謎だったのは「遍路ギャラリー」と呼ばれる5つ並んだ丸い石組み。(埋め立て地でそんなものあるわけないけど)砲台跡かと思っちゃったよ。

さて、そうこうするうちに夕方になって雨も降り始めたので公園を離れ、(なぜか王将で)早めの夕食をとって、競艇場の隣のホテルへ。
部屋に入ると、ちょうど日が沈むところ。瀬戸大橋は反対側だけど、もうさんざ見たから西向きでラッキーでした。

2013年4月7日

爆弾低気圧(2)

走行中は激しい雨となったが、横風に耐えながら瀬戸大橋を渡りきるといい塩梅に小雨になってくれた。瀬戸大橋記念公園に車を止め、合羽を着こんで沙弥島へ。ここはもともとはちゃんとした(?)島だったが、瀬戸大橋の高架橋を造るため海峡が埋め立てられ地続きとなっている。
ターニャ・プレミンガー「階層・地層・層」。本来は上に登れるのだが、荒天のため立ち入り禁止。ただ、周囲の芝生は養生のため普段から立ち入り禁止なので、フルに楽しめるのは夏くらいからでは?
藤山哲朗+冨井一級建築設計事務所「沙弥島・西ノ浜の家」。当然ながら島スープは品切れで、おばちゃんたちが翌日分の仕込みをしていた。島スープが開店早々になくなるのは知ってたので、もともとは日曜日の朝が沙弥島の予定で、そのために丸亀に宿もとったのだが、事情が事情なので仕方ない。
五十嵐靖晃 「そらあみ」。網を通して空を見上げる、という趣向だが、私としては離れて網を見てる方が好きです。
空はいまいち楽しくないけど、港の風景はこんな感じ。
かっての小中学校で神戸芸術工科大学がアートプロジェクトを展開。この日はコンサートもあったのだが、満員で入れず。こんな日でも瀬戸芸のお客さんは来るんだねえ。人のことは言えないけど。で、こちらは佐久間華の 「塩の結晶 〜落ちた玉汗 砂が吸ふた〜」。
近寄ってみないとわかりませんが、見ての通り、塩です。
大畑幸恵 「カイソウ –shamijima-」。貝殻を砕いて絵の具を作り絵をかく、というもの。もう少し色のバリエーションがありそうな気がするんだけど、赤い貝の大量確保は難しかったのかなあ。
林健太郎 「SHIRO」。映像作品。黒板はリアルだけど、あとはCG。流行だけど、楽しいものは楽しいからいいんでないの。
藤本修三さんは海岸に椅子の作品を出してるんだけど、校舎内にもこんなものが。イスともさん作りのワークショップもやってたみたいで、子供たち(?)の作品も展示してありました。
で、こちらがその「八人九脚」。あいにくの雨なのだが、幸い馬鹿でかい合羽を着てるので、しばし座って海を眺める。これはこれでいいかな。

2013年4月6日

爆弾低気圧(1)

この週末は瀬戸芸に行くことにしてたのだが、天気予報がたいがいなので多少は迷った。首相官邸も「不要不急の外出は控えるよう」呼びかけていたが、どう考えてもこんなもん不要不急である。おまけに、今回は車の予定だったので、キャンセルするにしても宿だけで実害は少ないのだ。でもまあ、春しかやってない島もあるし、幸いなことに陸続きで欠航の心配はない。えい、行ったれ。で、早起きして出発。家を出る時点では天気も持っていて、あちこちで桜が咲き誇りなかなかいい感じ。

当初のプランでは犬島からの予定だったのだが、竜野西で朝ごはん食べつつチェックすると犬島便は欠航になったらしい。他の便もフェリーはともかく高速船は軒並み欠航。地続きのとこにしとかないと後が怖い、ので宇野に向かう。

駅の近くに芸術祭の駐車場(1日500円)があるのはわかってたので、 駐車場はどこかいなと思いながら降り始めた雨をついて走ってると駅前にヤマダ電機を発見。よっしゃここに停めたれと悪い考えを起こして駐車場(当然ですが平面です)に車を入れ、傘をさして歩き始めると、これがまあ強風で傘が役に立たない(というか、壊れそうで差していられない)。さすがに海岸は風が強いなあ、と感心したものの仕方なく方針変更。手前にあったしまむらに移動してビニールの雨合羽を仕入れる(同じ考えの人をちらほら見かけたので、昼前には品切れになったと思われる)。さすがにヤマダ電機の駐車場から合羽着て出かけるのは気が引けるので、おとなしく公式の駐車場へ。もっとも、荒天で係員もいないので、結果的にはタダだったのだが。

インフォメでパスポートを引換。ここで「直島、豊島、男木島、女木島、大島、犬島は半日休館」との情報を仕入れる。まあ、本土と小豆島以外はダメってことだな。やれやれ。
淀テクさんの「宇野のチヌ」。一応リニューアルしたらしい。危なっかしそうなつくりだけど、恒久設置なので各パーツが意外としっかり固定されている。普段はそんなこと気にしないから、こういう日に来るのも意味があるのかも。
写真だとワイヤーの状態がわかりにくいんだけど、こんな感じです。
小沢敦志「船底の記憶」。後ろに写りこんでいる車が、
これ。玉野はいしいひさいちの出身地なので、こういうことに。
デイヴィッド・シルヴィアンの作品。後部座席に巨大スピーカーが仕込んであって、自作の曲を流しながら港を走る。という作品なのだが、嵐なので当然お休み。
港近くのいくつかのビルに荒木経惟のビルボードを設置。宇野線の電車内にも作品が溢れているはずだが、今回は確認してません。
白井美穂。駅前のあれこれにラッピングしてますが、メインは港にある「Una」というイベントホール。いろんなアーティストの写真集が並べてあったり、映像作品が流れてたり。 知ってる作品が流れててびっくり(でも、どこで見たのか思い出せない)。

強風の中を一通り見て回り、あとはののちゃん関係のギャラリーでも、と思っていたのだが、このあたりから雨が強くなってきた。四国にたどり着けなくなるのは避けたいので、宇野はここまでにして瀬戸大橋に向かう。夏に商店街での写真展とかあるから、また来れるといいんだけどねえ。