2012年5月27日

今日もドライブ

今和次郎 採集講義─考現学の今 @国立民族学博物館
考現学という言葉には正直なじみがないのだが、路上観察学会なんかのご先祖だし、自分でも昔は花博のトイレのリサーチとかやったことがあるし、ノートのスタイルも河童さんの旅行記とかでお馴染み。楽しい。ただ、資料が細かいので拡大鏡を持っていかなかったのが惜しまれる。あったらあったで時間が足りなくなったんだろうけど。

横尾少年に会おう LET'S MEET TADANORI YOKOO BOY!展
アトリエシリーズVOL.3 杉浦寿宣展 @西脇市岡之山美術館
ここの美術館は昔から興味はあったけど、脚を伸ばしたのは杉浦さんのフライヤーに惹かれたから。行って見ると、芸風が多彩な方でちょっと唖然。 でも、どれも楽しい。もちろん横尾さんの作品も楽しいです。

近くに日本のへそを示す交差点標柱が建っているのだが、これが緯度はともかく経度が大嘘。大正期でもこんなものだったのかとも思うけど、確かに経度を決めるには正確な時計が必要で難しいわなあ。

柳宗悦と丹波の古陶 @兵庫陶芸美術館
最終日でここにしては珍しく混み合ってました。丹波焼は特に目新しくないけど、大津絵の表装が丹波布なのは初めて知った。それだけでも収穫。でも、テーマ展の桝本佳子の方が楽しい。

ちなみに、こんだ温泉も混んでました。天気良かったからねえ。

2012年5月26日

半日にしては頑張ったな

佐藤翠展 マイ・プレシャス・ルーム @TKGエディションズ京都
ワンダーランド陶アート展 秋山はるか/野村直城 @TKGセラミックス京都
ボスコ・ソーディ展 「色見えで」
村瀬恭子展 「億光年の先で待っている」 @タカ・イシイギャラリー京都
武蔵篤彦展 @ヴォイス・ギャラリー
松嶋由香利 「夜の帳が眠る頃」 @児玉画廊
吉村昌子展 「まなざしのあらわれ」 @ギャラリーすずき
國府理展 「水中エンジン」 @アートスペース虹
廣田美乃展 @ギャラリー・モーニング
BOX美術館展11 @ギャラリーはねうさぎ
坂爪厚夫 版画展 @ギャルリー宮脇
今尾 栄仁個展 「夢のほとり 」
木代喜司の手遊び市 @ギャラリー・ヒルゲート
岩田眞砂子・小河浩子・塚本千恵美展 「da tre」 @ギャラリー・パルク
今宵堂の酒器展 「BAR 2C2H5OH+2CO2」 @ギャラリーH2O
イラク 不死鳥をたずねて -バクダードの現代アート- @堺町画廊
東北のてしごと展 ~買う支援・知る支援~ @くらふとギャラリー集
オリリズムⅡ @京都芸術センター
日本伝統工芸染織展 @大丸京都店
日本伝統工芸近畿展 @高島屋京都店

所用にて午後からのスタートになりましたが、最後がデパートなので目いっぱい動けました。もうしんどい。木代先生は別格とすると、今日は虹の國府さんと宮脇の坂爪さんが良かった。あと、堺町画廊さんはやっぱり飛ばしてます。

2012年5月21日

おまけ

諏訪大社下社春宮そばの万治の石仏。入り口に岡本太郎の石碑が立っていて、うーん、納得。

金環日食

金環日食である。

当初は単純に中心線に近い南のほう(紀伊半島)に行けばいいと思っていた。のだが、どうも天気予報が太平洋側ほど悪い。皆既の時もそうだったけど、どうも日本と相性が悪い感じだった。一方、内陸部は比較的雲の切れ目もありそうで、京都は関西の中ではかなりマシな部類で観測できる可能性が高い。遠出して見られないと悲しいし、ダメだった場合もその後の講演会は楽しめるんだから、無理しないで(といっても公共交通機関は動いてないから十分無理だが)農学部グラウンドがいいかな。とも考えてだいぶ迷ったのだが、せっかく休みも取ったんだし少しでも可能性の高い場所に出向くべきだな。という結論になった(のが昨日の夜)。

朝2時半(朝?)に起きてクルマで東へ。関が原を過ぎると名神集中工事の影響で渋滞に嵌るが、中央道に入ると雲はどんどん切れてきてキレイな朝焼け、峠に差し掛かると山の間から朝日が顔を出す。恵那山トンネルを抜けると青空が広がる。やったね。さて、ここからが問題。基本的に先へ進むほど天気はよくなるはずだが、日食帯の中心線からも外れてくる。当初は諏訪湖あたりを考えていたが、集中工事のおかげで食が始まるまでに辿り着けそうもないし、ポイントを探している余裕もなさそう。もう高速のパーキングで見ればいいや、ということにして阿智PAからチェック開始。阿智、座光寺と観測の人がよさげな場所を押さえているし、低い空には雲も多い(日食の見える高さは大丈夫そうだったけど、ちょっと不安)。次の駒ケ岳SAで南向きのベンチがすぽっと空いている。空もほぼ快晴。食事も出来るし、ここで見ることに決定。
雲ひとつない、は嘘だけど、ほぼ不安のない天候でした。ちなみに、方向からするとこちらは南駒ケ岳、かな。山の名前はよく知らない。
皆さんこんな感じ。ここにいるのはたいてい素人(風)で、当日になって学校に電話している小学生(のお母さん)とかである。我々の隣に陣取ったおじさんは名古屋から来たとかで立派な撮影機材を持ってたけど、減光フィルターは昨日買ったそうだから、天文の人ではなく写真の人。特に混雑することもなく、おじさんとしゃべるうちに時間が過ぎていく。
木漏れ日が日食の形になって地表に投影されるので、周囲を見ているのもなかなか楽しい。
このあたりになると微妙に暗くなってきて、体感気温も低下。鳥が騒ぎ始めました。ただ、最後まで日食フィルターは必須でした。金環日食と言ったってしょせん部分日食の特殊形だよ、という意見にも納得。
ベイリービーズ、と言いたいけど、コンデジでの撮影(三脚は使っている)なので真偽のほどは不明。肉眼ではまったくわからなかった。

金環になってるときの木漏れ日の画像なのだが、もう一つ円に見えないな。ピンホールシートも用意はしたのだが、こちらはカメラのピントが合わずにお蔵入り。
当地では3分弱の天文ショーでした。
さて、駐車場には車がそこそこ停まっているのに人が少ないな、と思って上の展望台の方へ登っていくと、
調理器具まで持ち込んだ本気の人がたくさんいました。まあ当然か。

この後、すぐに帰ればいいのに諏訪大社にお参りしてから帰路につきました。諏訪湖に着いたのはちょうど日食が終わるタイミングだったんだけど、諏訪の方が雲も多少多いし、何より空気の透明度が低い。盆地だし、実は工業地帯だからさもありなんで、駒ヶ根は観測のポジションとしてはほぼベストだったのでは、ということにしといてください。それなりに苦労したんだから(集中工事を避けて帰ったので、一日走行距離が700kmを超えてるからねえ)。

2012年5月20日

明日天気になあれ

平田さち展 せまく広く、もっと大きくもっと小さく @Gallery PARC
椹木佐和 作品展
衣川 雅之 Water Color Frowers はなのえてん @ギャラリーヒルゲート
DAI.K.S and KATO 展
sentimentality for long tomorrow @同時代ギャラリー
増殖する自己と他者の血脈の響鳴 @ART ZONE
Ori rhythm Ⅱ 新進織作家Part2
マロニエ所蔵 ガラス展
自分の居場所はあるのか?-平面の居場所から- @ギャラリーマロニエ
福井恵子 展 @ギャラリーにしかわ
女性美術展 @ギャラリーかもがわ

特に印象的なものはなかったかな。
天気悪そうだけど、明日に備えてもう寝ます。 

2012年5月19日

今日は件数少ないけど濃かったな

吉本興業創業100周年特別公演 @なんばグランド花月
百周年でなんか手を加えてるのは知ってたけど、行ってみるとロビーの様子からガラッと違うし、階段の位置も変わってるし、イスもトイレも綺麗だし(狭いのは一緒)、なんかすごい。しかしまあ、そんなことより公演の気合の入り方が半端じゃない。前説から文福さんの河内音頭、トップバッターがきよし師匠である。観ている方も最初からハイテンション。新喜劇がまたキャストは豪華だし(単に頭数が多いだけの気も)本も気合入ってるし(ネタ元にもそれなりに仁義切ってるんだろうなあ)セットも無駄に凝っている。公演時間はいつもと一緒だけど、疲労度は5割増し。スタンプラリーでビル内を回って、いらない芸人グッズをまた増やしてしまう。これ、どこで配ったら良いんだろう?

コレクションの誘惑 @国立国際美術館
面白いものはたいてい見覚えのあるものだったりするのだが、これだけ並ぶと楽しめます。

野口ちとせ展 音・空・観vol.13「余音 Sound without Sound」@楓ギャラリー
並んだ作品も楽しいんだけど、今日のメインはバイオリンの宮嶋哉行さんの音楽会(と書いてあったけどワークショップだよなあ)『「音 ・・・ 楽」 (オトアソビ)』。参加者みんなで会場に並ぶ作品を使って音を出して即興音楽を作る。これは気持ちよかった。またどこかでやってくれないかなあ。

2012年5月12日

さむ

北海道オホーツク側では吹雪になったそうだが、京都もいい加減寒かった。5月も半ばというのにダウン着たねーちゃんが「さむー」と呟くくらいだ。そんなことはお構いなしに、今日もてんこ盛りの一日。

京大日食展 コロナ百万度を超えて @京都大学総合博物館
京大博物館にこれだけ人が入ってるのは久しぶりに見た。やっぱり世間は盛り上がってるらしい。戦前のオホーツクの皆既日食の記録映像で、(今はなき)中頓別駅前にしっかり記念の絵葉書売り場が出来ていて、結構賑っているのに感心。日本人は昔からお土産好きだからねえ。休日なのでロビーでは天文、地学関連の別のイベントやってて、ちっちゃなアンモナイトの化石をもらった。うれしい。でも、今時は博物館にうれしそうに来る子供ですら、(素人の)大人向けの内容には食いついてこないんだなあ。ちょっと残念。

望月重延 乾漆展 @アートライフみつはし
望月重宏 漆芸展 @ギャラリー揺
夕方に文博で重延先生の作品も見たんだけど、(ガラス越しでないせいか)ここで見た作品群の方がポップで好み。でも、やっぱり重宏さんのギターだな。あれはカッコよすぎ。

ひびのこづえ展 @アートゾーン神楽岡
初日のせいもあるんだろうけど、賑ってました。 やっぱり春はお客さん多いのかな。

橋爪彩個展「sometimes we can't choose where we die」 @イムラアートギャラリー
たにうちかおる展
大山幸子展 @ギャラリー恵風
橋爪さんの絵も印刷物と実物のイメージがまるで違って面食らったけど、陶器だとわかっていて手にとってもなおこれはなんだろうと感じてしまう谷内さんの作品がすごいよなあ。

立野陽子展 明るさについての記憶 @ギャラリー16
第18回 尖 @京都市美術館
浅田文香さんの作品にまた会えてちょっとうれしかった。

村田紀之 うつわ展 @ギャラリー唯
西野貴子個展 日々まばたき時々メモ
青野卓司展 Black Wind @ギャラリーはねうさぎ
育子さんとだいぶ話し込んで時間(と体力)を消費。もっとも、今日は虹で時間使わなかったからトータルでは予定通りなのだが、、、

浜地憲章展 @ギャラリーすずき
田中奈津子展「豊かな絵」 @アートスペース虹
絵を見てちょっとオタクっぽい作家さんを想像してたら、後から入ってきた作家さんがめちゃくちゃ健康そうな人でちょっと笑けた。

アートを好きになったら。 @ギャラリーモーニング
芹沢銈介展 @京都文化博物館
芹沢さんの作品はもうあちこちで見てるから特に目新しいものはないよね、と思ってたら、今回ガラス絵とか素描とかがたくさん並んでいてよかった。ただ、体力的にもう限界で最後の方は立ってるのも辛くてきちんと見てない。残念。

「FUKUSHIMA ARTプロジェクト」展 @ギャラリーアーティスロング
それでも夕食食べてもう一丁行ってしまうわしらは大馬鹿者だな。

2012年5月5日

立夏

芹沢銈介・村田眞人「板絵 -絵- 色絵 -陶-」@祇をん小西
酒井抱一と江戸琳派の全貌 @細見美術館
入場制限をしていたので「大変やな」と思ったら、そうでもなかった。確かにこういう考え方もあるわな。

fitting room @Gallery Ort Project
すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙― @京都国立近代美術館
あの絵本の挿絵と怪しい前衛舞踊の踊り手が同じ人物だというのがすげーな。面白けりゃ何でもよかったんだろうけど。

日本現代工芸美術展 @京都市美術館
山田喜代春木版画展 @アートギャラリー博宝堂
気がつかなかったけど、4月から2階がギャラリーになったようです。この世界もなかなか浮き沈みが激しいなあ。

とだまきこ展 @ギャラリーはねうさぎ
フライヤーと展示とのギャップにくらくら。

MOVING 2012 @京都芸術センター

夕方ににわか雨もありましたが、昨日一昨日と比べるとうそのような好天。ちょっと暑すぎくらい。疎水べりでコンビニ弁当をいただきましたが、桜が終わって十石船もゆったりしていていい雰囲気でした。

2012年5月4日

連休後半

アトリエ村展へ行く。あいにくの雨で肌寒い。機材の搬入搬出の問題もあり、朝のうちにサクッと回って(時間が足りず柴田さんとことか回りきれなかったが)帰る。今回、さおりのお店でめちゃカッコいい服があったのだが手が出ず。まあ、どう考えても(フォーマルでない)服は余ってるからなあ。