2008年2月27日

天燈

朝6時前に出発、まず名古屋へ向かい(散財じゃ)台北へ。予想通りの入国審査待ちの行列に耐えて、両替を済ませシャトルバスで台北市内へ(高鐵利用も考えていたが、余計な時間がかかるので断念)。駅前の天成大飯店に投宿し身軽になって地下鉄に乗って動物園駅へ。午後4時に到着。

さて、どこかに連絡バスがいるはずだがさっぱりわからないので、とりあえず2つある出口のうち人の流れの多いほうに向かう。階段を降りるとやたら目立つピンクの法被を着たおじさんが右の方を指差す。その先、動物園の入り口前にはやはりピンク法被のスタッフがぞろぞろ。誘導用ロープの先には「平渓天燈」のアニメーションつき運転幕を掲げたピンクのバス、、、うーん、これは素人でも間違えようがないな。まだ時間に余裕があるため座席が埋まると出発。座ってても気分が悪くなりそうな山道を1時間弱走ると十分の町だ。

祭りまでまだ少し間があるので多くの人は町のほうへ向かうが、こちとら状況がわからないのでとりあえず天燈会場へ向かう。バスの車窓からも多くの露店で天燈を売っているのを見かけたが、会場への道すがらも食べ物の屋台に混じって天燈売りが。お客さんも開始を待ちきれず(というか、メインの会場内では私的な天燈上げは禁止されている)あちこちで天燈を上げている。いろんな色の天燈が売られているが、それぞれ願い事の内容が違うようだ。時折小雨のぱらつく中会場の周りをうろつくうちに6時になり、いよいよ祭りの開幕。



写真を見てもらえるとわかると思うが、天燈は上に穴のないちょうちんのようになっている。暖かい空気が溜まったところで手を離すと空へ飛んでいく。夜空を埋めるたくさんの天燈はいくらみたい(うまそう)。

願い事を書いて天に届ける慣わしだが、中には燃えちゃうものもあったりして、人ごみの中に落ちたりする。ちゃんと空を見てないと危ない(まあ、ほかの人が教えてくれるが)。

会場では13回にわたって2000個の天燈をあげるようだが、3回まで見たところで移動。会場の周りを回ると天燈をあげる人の行列ができている。ここに並ぶと参加できるようだったが、帰れなくなると困るので断念して十分の街なかへ移動。人が多くてなかなか前に進めない(逆方向に歩いているせいもあるが)。街なかでもあちこちで天燈上げをする人がいる。ただ、 線路で上げるのはやめたほうが、、、

写真は載せませんが、周辺の天燈には花火が結び付けられてるものがあったりして、なかなかうるさい。まあ、正月になると爆竹鳴らす人々だからなあ。

祭りは9時半までだが、7時半で切り上げて帰りのバスの列に並ぶ。さすがに15分ほどであっさり乗れて、台北まで座って戻る。対向車線を見物客を満載したバスが次々と十分へ向かっていた。通の人は平渓に宿を取るそうだが、さすがにそこまでの根性はないなあ。

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