2010年1月30日

「イザベラ・バードの旅の世界」

バードって人は(一回目の日本旅行しか知らなかったので)コミケで旅行記売ってる人の大先輩だと思っていたんだけど、こうしてすべての行程を眺めると、中世の探検家の末裔みたいですね。今の風景(の写真)とバードの記述(や銅版画・写真)を並べて見せるという手法は確かに面白い。しかし、プロデューサーの金坂先生は「旅行記を読むとは、その基になった旅を読み、旅する人を読み、旅した場所・地域を読み、旅した時代を読むこと」と定義して、翻訳者が旅を読まずに文章のみを読むから誤訳すると言って批判するんだけど、そんな器用なことを要求されても可哀想だよなあ。

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