2008年11月27日

平泉(1)

駅に着いてみると思ったより気温が高い(当日の一関の最高気温は8℃)。これなら何とかなるかも、で予定を変更しレンタサイクルを借りる。目的地は徒歩ではアクセスできない(いや、バスもあるにはあるんだけど本数がねえ)達谷窟毘沙門堂。坂上田村麻呂が建立したとされ武家の信仰の厚かった寺院だ。
うわー、日本にもこんなところがあるんだ、という石窟寺院である。もっとも、岩の窪みに直接寺院を彫りだしたりはせず、ちゃんと建物を建てて中に毘沙門天を納めてある。それでも異国情緒は十分ですな。そういえば仙台(東光寺)にはほんまもんの石窟仏もあるらしい。さすがに今回は断念しましたが。
ここのもうひとつの売りが日本最北の磨崖仏。もっとも、明治期の地震で胴体部分は崩れ落ち、頭部のみが残っている(それも風化が激しい)。どうにかならないもんかねえ。
こちらは先日の地震で倒れた石灯篭。当然こっちの修復の方が先なんでしょうね。

西風が強くて着くまでに往生しましたが、行ってみてよかった。遠路はるばる来て中尊寺と毛越寺だけでは寂しいからねえ。

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