2009年6月15日

混浴温泉世界(6)

まさか会期中に2回別府まで行くことになるとは思わなかったが、初日が無料公開でチケットが一日分余ってしまったこと、景気対策がらみで往復1万2千円で行ける切符が出ちゃったこと、開幕週と閉幕週を見るとなんとなく満足できるというスケベ心から遠征を敢行。とりあえず、前回見そびれたものをチェックすることを優先。アデルさん、ゴルバさんの新作を探し、サルキスさんのワークショップに(2ヶ所で)参加し、(最後のタワーナイトが盛り上がるのは承知であえて)鉄輪に泊まり、もう一度アパートを堪能して帰ってきました。
聴潮閣でのワークショップ。臨時開催の(炎天下の)波止場神社とは違って木漏れ日が微妙な効果を生む。いろんなことを計算して会場設定がしてあるってことですね。しかし、これ、難しいわ。どうしても絵の具の一部が水面を流れてしまう。写真も撮りにくいし(オートで撮ると水面にピントが合ってしまうし、マニュアルでじっくりやろうとすると絵柄が変わってしまう)。なかなか奥が深い。
鉄輪の大黒屋さん。宿泊者が地獄釜で勝手に料理を作って食べる素泊まりが基本の宿だが、頼めば食事も作ってくれる。数人で行ってわいわいやるのが吉だが、夫婦2人ではちょっとなあ(小さいな子供も含めて2、3家族で出かけるのがお勧め)と考え料理もお願いした。なんというか、すごくアジアンな宿。これは食事をした部屋からの風景。
こちらは地獄釜の屋台。宿の設備も今の日本の水準ではちょっと…だが、なかなか味がある。お風呂もアジアンな安っぽい怪しさがぷんぷん(褒めてるつもりですので念のため)。宿の人の応対もリゾートちっく。適温にするのに困るくらいお湯が沸く土地柄だけに、椰子の木があれば暮らしていける的な住民が育つのかなあ。ここに限らず、町中の人が旅行者に対してフレンドリーでした。おいしいインド料理屋もあったし。
ここからアパート。最終日だけあって鉱石も干からびてきている。2ヶ月は意外と長い。




押入れのジャッピー。ちょっと怖い。

天井裏の吉永ジェンダー氏の作品。とりあえずアパートを再訪してよかったと思ったのはこれとスズキジュンコさんのPVかな。

アパートで生活したアーティストの皆さん、事務方の皆さん、そしてこの場所を快く提供してくれた大家さん。どうもありがとうございました。

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