2010年9月20日

本日の見学先

Gallerism 2010
(大阪府立現代美術センター)

RoomAを見て、さてRoomBはどうなってるのかなと見に行ったら、閉鎖になってました。一時はセンター自体が閉鎖になると思ってたので、一部屋でも残ればという気もしないではないけど、もともと立地に問題がある施設だし、これならいっそ丸ごと閉鎖になった方が新しい展開があるんじゃないかと思います。展示の中身も去年の方が良かったような気が、、、

おかえり「はやぶさ」 帰還カプセル特別公開
(近鉄アート館)

近鉄アート館ってまだあったんだ、というのがまず素直な感想。前回ここに来たのは(たぶん)上海太郎舞踏公司の「非ユークリッド恋愛学」 だからふた昔前。なんかそれだけで感無量です。ところで、大阪でもはやぶさくんは大人気で、長い行列が出来てました。思ったほどオタクっぽい人はいなくてお年寄りが目立ったんですが、オタクな人たちは初日に見に行ってるんでしょうね。それより、子供が少ないのが問題。教育が悪いのか、時代の空気が悪いのか。そういえば、電車の中で子供が「うちゅうたんちき」と連呼していて、お父さんが訂正しないもんだからよっぽど「たんさき」と教えたろうかと思ったけど、大人気ないのでやめました。それにしても、イマドキの子供は探知機がないと宇宙があるかどうかわからないんでしょうか?困ったなあ。

彫刻家エル・アナツイのアフリカ アートと文化をめぐる旅
(国立民族学博物館)

良質の現代美術をアフリカの作家だというだけで(美術館だけでなく)博物館が扱うという枠組みを文化人類学的に考察する試み、だと思いますが、それはそれとして美術展としても素晴らしい。アナツイの織物はやはり実物を見るべきで、本やWebでは伝わらない。そして、これを見せるのにみんぱくの特別展示館は(おそらく)関西ではベストではないかと思える。2階から俯瞰した時の場内の雰囲気がたまらない。個別の作品では、音の出るやつと階段のやつ(クリムトかよ、という色彩感)がお気に入り。期間内にもう一回行けるといいなあ。

EXPO'70パビリオン
さて、改装なった旧鉄鋼館にようやく出向く。展示自体は目新しいものはないが、とりあえずガラス越しで照明も暗くて細部がわからないとはいえ、鉄鋼館のスペースシアターホールが拝める。料金2百円を考えるとこれだけで十分。そのうちに中に入れるイベントがあるといいなあ。

夜の展覧会 奥村里菜+中島彩
(Collective Parasol)

芸術センターでDMを見つけて、夜しかやってないというのが面白そうだし、近所なので行ってみる。二人で合宿をして展覧会を作っていく行為自体をアートとして提示してるんだろうけど、未消化のまま見せられても夜の秘め事を覗いちゃったみたいで(ドキドキもするけど)困ってしまいます。一人だったら逃げて帰ってるぞ。もっとも、これからお客さんと対話する中で新しい展開が見えてくるとは思うけど。希望を言えば、せっかく骨折したのなら、それをうまく作品として活かせるといいんじゃないかな、というのがひとつ。それから、こっちの方が切実なんだけど、夜の闇の中ではお年寄りにはあのサイズの文字は見えません。もう少し大きな文字を使っていただけると助かります。

なんかもう遊び過ぎで体が動きません。ふた昔前は遊びつかれてボロボロになってもまだ遊び続けることが出来たんだけど、もう無理ですね。なんというか、三連休は余計だわ(セーブしろよ)。もっとも、秋分の日は半ドンだし、次の週末は土日とも終日出勤だから、やれることはやっておかないとね。小豆島にはなんとか行きたいし。

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