2025年9月7日

EXPO2025 (11)

ちょっと迷ったのだが今回も車椅子。ただ、休日だし会期末も迫ってきて万博自体も大変なことになってきていて、さすがに不自由だよな。

【セーシェル】ナショナルデー @ レイガーデン
どう立ち回ったものか迷ったのだが、結局レイガーデンに向かう。車椅子座席は最前列の端っこで、出入りの際に目の前を偉いさんが通っていく。ステージもよく見えるが、角度的にはしんどい部分も。

レイガーデンには何度か来ているが、セレモニーで自国のみならず開催国の国歌まで歌ってくれたのは初めてで、この子たちの歌声が聞けただけで今日はほぼ満足。ただ、トラブルがあってもテンパるわけでもなく何事もなかったかのように(初めからそういう予定だったかのように)済ませてしまうのはプロの所作で、やはり国を背負ってきてるだけのことはあるな。

EU館
Sports Future Lab ~スポーツがつくる未来~ @WASSE
暑いしどこも並んでるし並ぶこととすらできないところも多いしで時間つぶしのつもりで入ったのだが、たまたま引っかかったステージイベント(Breaking 10s -義足アスリートが 100m 10秒を切るためには- )が面白くて、フルで見てしまった。爲末氏はすっかり特殊文化人としての地位を確立してるなあ。

三菱未来館

ほんとは終わるまでに夕焼けが見たかったのだけど、さすがにこの混雑で車椅子で大屋根に上るのは無謀と判断し、ここまでで打ち切って帰宅。まあ、阪神優勝とかち合っても困るからね。 

2025年9月6日

台風一過

というほどにはこの辺りは雨も降らなかったのだが、朝は多少涼しかったものの日中は相変わらず。来週になると秋雨前線も徐々に下がってきて気温は下がりそうだが、それでも30℃超で湿度が上がるとなるとどうなんだろう。

創立80周年記念 京都工芸美術作家協会展
今井憲一 幻想とリアルのあわい
池大雅展 大雅からのたより @京都文化博物館
第59回 三日展 継続は力なり @JARFO京・文博
名和晃平 Croquis @ARTRO
とりあえずあまり見る機会がない代物で面白かった。

黒瀬剋展 @ギャラリー16
河崎ひろみ展 あらゆるものと小さなひとつのために @ギャラリーモーニング
LINK展22 Leeway @京都市京セラ美術館本館2F北
樋桁千波展 種はやがて芽吹き 2025
北川麗個展 面影に立つ @ギャラリー恵風
福岡伸雄 北海道スケッチの旅 もう一度 @ギャラリーえがく
さかなの一週間Ⓡ展 @クサカベギャラリー
えがくでのライブと見事にバッティングしていたのだが、ポップアップカードのワークショップに参加して遊び、トートバックを購入。ヒトデの時計にそそられたけど、うちでは使いどころが難しそうだからなあ。

2025年9月3日

瀬戸芸2025 志度-津田-引田

8/24

元々は高松を少し回ってからの予定だったのだが、 脚の故障もあってまっすぐ?帰ることにした。ただ、この日は志度の花火大会だったらしく、結果的に早い時間に行っておいて正解でした。

志度は平賀源内の故郷で、墓だの銅像だのが建っている。お賽銭箱がエレキテル柄なのがかわいい。まあそれはそれとして、
作品としては予想通りニール・メンドーザの「合成されし魂」がツボ。公式では紹介されていないけど、ごみ袋が庭を歩き回る映像もお気に入り。
筧康明「Echoes as Air Flows」、お客さんがひっきりなしに息を吹き込んでいくというのに、
いざ他所で待つとなるとなかなかシャボン玉が出てこないのが人間の心理の綾ですな。
津田の松原に移動。ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット「時間との対話」。大町でも作品を見たけど、
これは設営が大変だったろうなあ。
引田へ。レオニート・チシコフ「みんなの手 月まで届く手袋を編もう!」、マリーナ・モスクヴィナ「てぶくろの童話」。とりあえず宇宙飛行士にまた会えてうれしい。
新居俊浩「引田市井分解図」。町の人の語りをまとめイラスト化したポストカードを持って帰ってもらうという趣向。
まあでも、ここは街のあちこちにある休憩所とか、
街の風情そのものが印象的でした(暑くて疲れてたのもあるだろうけどね)。やっぱり新たに参加する地区は気合が入っていていいよねえ、

2025年9月2日

瀬戸芸2025 小豆島

8/21-23

渋滞で予定より30分遅れで波止場到着となったが、何とか間に合い、ジャンボフェリーの朝便で小豆島に向かう。新造船あおいのテラスにはSHIP'S CATの新作。

とりあえず無駄にテンションが上がる。到着した坂手港周辺は車でごちゃごちゃしており、まずはアジアギャラリーのある福田へ。
女木島のOKタワーが解体されて体育館で再展示されていた。大好きな作品なので再会できてうれしい(忘れていたけど、映像が楽しい)。そういえば19年にはまだ立っていたような記憶があるけど、22年には見かけなかったよな。
葺田パヴィリオンのまえで素麺をいただく。外の方が風が抜けて涼しいのはいかにも。うどんもだけど、やっぱり島の素麺は最高。
ギャラリー内に無駄に入れない空間があったりしてなんだかなあだけど、外にも作品があったりしてそれはそれで楽しい。ここでは真ん中のイ・ビョンチャンがお気に入り。
このあと「はじまりの刻」に逢いに行ったのだが、前回屋台など出ていた下のテラスには今回幟がたっておらず、案内が出ていた夕陽ヶ丘ホテルの駐車場からアプローチ、したのはいいがめっちゃ遠い。確かに一帯はホテルの敷地内でトラブルにはならないだろうけど、酷暑の中歩くルートではない。(ここで写っている子供たちのように)下から他人様の畑を突っ切っていくのが正解、でいいのかなあ。
前回迷路のまちに置かれていたスタシス・エイドリゲヴィチウスの作品は土庄港に移設されていた。当然ながら、だいぶ雰囲気が違う。
長澤伸穂「うみのうつわ」。ちゃんと船に乗せてくれるのだが、年取ってくると暗さに目が慣れてくるのが遅くって大変。
ソピアップ・ピッチ「山」、この位置から見るのが正解なんですよね?

今回の小豆島での宿、森口屋アートスクエア。潰れた旅館のリノベーション案件なのだが、フロントが無人なのはいいとして何とまだ工事中で溶剤の匂いが鼻につくし昼間はうるさいし目玉?のアートギャラリーは完全にバックヤードの呈。でもまあ、改装したばかりで部屋はきれいだし立地はいいしとにかく安かったし満足。

翌日は三都半島から。

ウルトラダイダラボウとか
ヒトクサヤドカリとか、とりあえずテンションが上がる。
リストにない旧作がしれっと置かれているのもうれしい。
こちらは新作のナップヴィナス。展望台に登れる。
この一角はフリオ・ゴヤさん。たまたま本人が在廊?していて少しお話ができた。
矢野恵利子「New perspective」
これもここが「正解」なんだろうけど、少し外した方が味があって面白いのも確か。
豊福亮「黄金の海に消えた船」。まあ、豊福さんだし、瀬戸芸だから船なのだが、なんかやっぱりすごいよね。いちおう解説ももらったのだが、そんなものはもうどうでもよくって、ただただ堪能し、ガチャまでしてしまう。
木戸龍介「Inner Light -Floating Houseboat of Setouchi-」、これは日が暮れてから見に来るべきだったかも。

おなじみの王文志作品。暑さの厳しい日には嬉しい。

この日のハイライト、岡淳+音楽水車プロジェクト「Reverberations 残響 ~ 岡八水車」。かって水車が動力源だった集落跡で自動演奏楽器が大暴れ。動画を探してみてね。

 3日目、

坂手港の作品を見て、いちおう井戸の神様に逢いに行って、少し時間が余ったのでオリーブのリーゼントを見て乗船。高松へ。土曜日の真昼間で空いてる駐車場を見つけるのに手間取ったが何とかクリアし、県立ミュージアムへ。ベトナム現代美術展は都市型の頭の痛い芸術祭作品で体調と折り合わなかったのだが、小沢剛はさすがに面白い。
ただ、それ以上に学芸員たちが常設展のあちらこちらになすび画廊を設置する試みが面白かった。何度か見てるのに、また常設を全部見てしまったよ。