2009年8月9日

バッテリーバイク

中国といえば自転車だったのは昔の話で、今の主役は日本でも(アメリカ村あたりで)話題になった電動自転車。

つまらない規制はないので、こがなくても走る本来の「電動機付き」自転車。当然日本では原付扱い。

街では自転車にエンジンをつけたタイプ(ペダルが付いている)の他に、スクータータイプのものが多数走っている。中国では(少なくとも都市部では)大気汚染の絡みもあってモーターバイクの新規登録は絶望的とかで、新しく二輪を始める人はすべて電動に流れる。一方、免許や車両登録は不要なので、もともと自転車の人も少しお金に余裕ができるとみんな電動に買い換える。ということで現在に至ったらしい。どちらのタイプの車両も運転者の意識としては自転車なので、歩道上をバンバン走る。ほぼ無音なので結構厄介で、マナーの問題もあってプリウスが静かすぎて危ないとかの比ではない。

実際の走行状況に比べると歩道に駐輪してあるのには普通の自転車が目立つが、たぶん盗難が多いためであろう。バッテリーだけ盗られる事も多いとか。今後は廃バッテリーによる環境汚染も出てくるのであろう。

しかし、価格的に中国市場に入り込むのはどうせ無理だけど、日本の電動アシスト自転車に国際競争力はあるのかねえ。世界標準とかけ離れた独自な進化を進めても、結局はiPhoneにおいしいところを持っていかれるだけだと思うんだけど。

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