2008年10月2日

三日目

ホテルをチェックアウトし大手町へ移動、荷物をロッカーに放り込んで地上に出るとビルの陰に牛を発見するのだがその話は後からするとして、

「帝室技芸員と1900年パリ万国博覧会」展(第2期)

1900年パリ万博に出展された美術工芸品は、一旦宮内庁に納められたあと製作者に貸し出す形でパリに送られたそうだが、中には現地で勝手に(?)売っ払っちゃった方もいたそうな。豪快だなあ。

ラジオ体操80周年記念展

ラジオ体操が戦前からあるのは知っていたが、もともとは郵便局(簡易保険)が契約者の健康を増進し保険金の支払いを減少させるために始めたというのは今回はじめて知った。もともとのアイディアはアメリカの保険会社からパクったのだとか。NHKがラジオを売るためにはじめたんじゃなかったのね。

カウパレード東京丸の内2008

で、カウパレードは事前の下調べでは引っかかってなくって、丸の内の地下街の看板で知りました。急遽予定を変更し、芝居の時間まで牛を探して歩くことに。ところが、地図は手に入れたものの牛はビルの外にいるとは限らず、サイズの小さいものまでいるし、時間が限られてるしで全体の半数弱を見ただけで断念。最初からわかってればなあ。いちおう見た中ではゆめみるお肉がお気に入り。

「スター☆の星」

今回のメインディッシュ。いつもとは違う意味ですごく面白かった。芝居ってのは小屋や客席も含めて成り立っていることを改めて痛感しました。東京の劇団を関西で見てもそれほど東西の文化の違いを意識することはないんですが、今回、いつも見てる大阪の劇団、それも珍しく大阪弁を使ったコテコテの大阪のお話、でありながら実は作演出は横浜出身だったりする芝居を池袋の小屋で見ることになり、強烈な違和感にくらくらしました。セリフが文化の狭間にポロポロこぼれていくような感じ。客席に入ると「ぼちぼちいこか」が流れていて「おおお。大阪」なのだが、そもそもお客さんはこのアルバム知らない。くいだおれは最近有名になったけどかに道楽は通じないらしい。まあ、私も関西に来るまでビリケンも浪花のモーツァルトも玉出も知らなかったけどね。予備知識だけでなく、「ヤギ」「めー」が最後までウケなかったように笑いのツボも違う。まあ、なんというか、勉強になりました。

芝居がはねてからライオンズの優勝セールでにぎわう西武百貨店へ。地下を回って食料品を仕入れる。帰りの新幹線で周りを見ると、日曜の夕方だけあってみんな東京ばな奈だとかごまたまごだとか提げてるわけ。で、ワシらときたら小倉山荘とゴンチャロフ。いったい何を考えてるんだか。

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