2011年8月12日

公園

飛行機のチェックインまでの時間つぶしで、メコン川沿いの公園へ行く。
市民の憩いの場。トレーニング器具が置いてあったりします。一通り試してみましたが、順番待ちが必要な程度には人気していました。

右手に見えるのがラオス一の高層ビル。高級ホテルだそうです。
で、こちらはアヌ王の像。19世紀はじめにタイからの独立を企てたが逆に鎮圧されたビエンチャン王国最後の王。タイでは(日本におけるシャクシャインの如く)ちっぽけな反逆者だが、ラオスでは(当然のことながら)英雄視されている。ビエンチャンでは銅像を4つ見かけたけど、アヌ王、(タート・ルアンの項で写真を紹介した)セタティラート王、シーサワンウォン王(フランスから形式的に独立して成立したラオス王国の王、ルアンパバーン国立博物館の項で紹介)、ファーグム王(ラオス最初の統一政権、ラーンサーン王国の建国者)と王様ばかり。レーニン像とかあっても良さそうなものなんだけど、国民感情的に社会主義より王制のほうが治まりがいいのか、ラオスがより強大だった時代へのノスタルジーなのか、よくわかりませんわ。
こちらは公園からメコン川の上流方向を見たところ。護岸工事の最中で、今から整備をしていくようです。
対岸はタイのイサーン地方。ガイドブックなんかには「タイ領の方が賑やか」とか書いてあるけど、私の目には夜のメコン川の両岸は同程度の明るさに見えました。もっとも、片や一国の首都、片やただの田舎町だから国力の差は明らかですけどね。で、先ほどのアヌ王はイサーンの方に向かって手を差し出してます。わかりやすいですねえ。
怪しげな雲が広がってますが、空港に向かう直前から豪雨になりました。でもまあ、雨季にしては雨に祟られずにすんだいい旅行でした。ありがとう。

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