2014年6月15日

函館

マイレージ消費旅行で函館に行ってきました。本当は午前便で行って午後便で帰ってくれば時間も有効に使えるんだけど、思いつきでやってることだから無料航空券の空きがなく、金曜の午後便で行って日曜の午前便で帰ってくるというパターン。でも、函館って夜景と朝市だから、考えようによってはこれで十分。朝も夜もチャンスが2回あるからね。
で、関西空港に行く途中で立ち寄ったのが、

野口哲哉の武者分類図鑑 @大山崎山荘美術館
山手館が出来てから行くのは初めてなんだけど、いい感じのスペースでした。展示自体も○。図録は欲しかったけど荷物になるから断念。午後からトークショーとサイン会もあったんだけど、これも当然断念。十分満足でしたけどね。

で、函館へ。道南は悪天候が続いていて、函館と札幌を結ぶJRの特急は運休続きの状態。わしらの飛行機も千歳に向かうかも、みたいな話だったんですが、視界が悪い中なんとか函館空港に着陸。でも、函館山は雲に隠れてて見えない。取りあえず函館駅前のホテルにチェックイン。

函館は確か3回目。前回(1995年) も駅前に泊まったのだが、ずいぶん雰囲気が変わっている。駅前広場がだだっ広くなっているが、きれいになったというべきなのか、、、デパートがなくなって更地になってるんだから、寂れてるのを一生懸命ごまかしてるの方が正しいかも。人口が減ってる上に、(連絡船がなくなって)街の中心も内陸部に移ってるみたいだからねえ。

雨の心配もあるけど、洋館のライトアップくらい見に行こうかねと思って山手の方にプラプラ向かって、ふと見ると函館山の山頂が見えている。これならいけるんじゃないと思い方針変更。ロープウェイだと空振りの時に悔しいので、登山バスで函館山へ。
函館山より。この時はもやもなく視界はクリヤー。虹が出ていたが、虹のふもとのあたりがちょうど競馬場。よく出来た話だ。しかし、予想以上に寒い。施設内をうろうろし、映像作品を見るとすることも無くなったので、レインコートを着て日没を待つ。
ちょっと補正かかって明るくなってますが、この時点でほぼ夜に。少しもやも出てきたけど、ふもとの視界はまずまず確保されていたので満足。神戸に比べると山が低くて光源が近いのは○。ただ、街の活気がもう少しあればなおいいと思う(前の時はもっときれいだったような気がする)。函館も今後人口の急減が予想されており、この景観がはたして保たれるのかが問題。観光がダメになればますます寂れちゃうよねえ。

翌朝、朝市へ。朝市もきれいになっているが、賑わいは今一つ。時間が早くて(6時台)お客さんがまだ来ていないのかもしれないが、違和感は残る。昔のごちゃごちゃっとした雰囲気の方が観光客うけはいいように思うのだが。(しけで漁に出られない割には)料理はうまいんだけど、こちらも小奇麗で朝市っぽくないかなあ。こちらの思い込みがよくないのかもしれないけどさ。

競馬場の話は別掲。その後は五稜郭へ。6/15が五稜郭建設150年とかでいろいろイベントをやっている。タワーも含め、ゆるキャラがいろいろ出てるし、函館戦争のコスプレショーも。
どういうルートで人を集めてるのかわからないが、予算はそれなりに投じてます。
でもまあ、プロの所作じゃないよね。だからダメだとは言わないけど(これはこれで面白い)。復元された奉行所も入ったけど、これもまあ新しすぎてなんだけど面白い。だいたい、函館戦争ってネタ自体が面白いよねえ。
危なっかしいところに猫がいました。行きも帰りもここにいたので、よっぽど気に入っているらしい。あと、街のいたるところに海鳥がいて、五稜郭でもウミネコが鳴いてました。
土曜日は湯の川温泉泊。ここでも虹が出て海鳥が舞ってました(飛行機も、ね)。

日曜日は帰るだけ。空港の搭乗ゲートで期せずしてW杯のパブリックビューイングとなる。別にサッカー好きが集まってるわけでもないのに、本田のゴールが決まった瞬間に空気が変わったのが面白かった。ちょうど前半が終わったところで搭乗。関空に着くとやっぱり逆転されていた。楽しい旅行は終わってまた日常が始まるってことですね。

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