2011年10月29日

TPP

こちとら既得権に守られて仕事をしているので基本反対なのだが、それでもあえて言うけど、反対の人たちの主張はおかしい。例えば、食料品が自由化されれば多くの人が安い外国米を購入するので国内農業が破綻する、と言うのだが、ここでのポイントは「多くの人が」ってとこ。多くの人が食料自給率がどうとか日本の農業がどうとかより目先の安い米を買うことを優先するのなら、そのための方策を行うのが民主国家の正しいあり方じゃないのかな。自分たちが少数派であることを自覚していながらこっち向いて仕事してくれって言ってもそりゃ話は通らないよ。まず多数派工作をしなきゃ。「タバコは地元のお店で買いましょう」みたいなところから攻めるべき。安いカリフォルニア米が入ってきても日本人は日本の米しか買わないし、一方でアメリカ人は日本の工業製品が安く輸入されればこぞって日本製品を買う、という状態なら、アメリカさんもTPPに参加しろとか言ってこないと思うよ。

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