2014年3月15日

大当たり

今日は大阪に行って、予定していたものは全然こなせなかったんだけど、これはそこまでで満足しちゃったし時間も無くなったからで、最近にないhappyな一日でした。

アンドレアス・グルスキー展
郭徳俊 ニコッとシェー 1960年代絵画を中心に
コレクション4 現代美術100年の実り @国立国際美術館
まずグルスキー展。写真だから正直あまり期待してなかったんですよね。ところがどっこい、これが面白い。いまどきだから加工した画像なんだけど、これがヒトが頭の中で行ってる画像処理を模してる部分もあって、すっごく刺激的。抽象表現ってこういうことなのかも、なんてわかった気になれるのもお得。それから郭徳俊。こちらはもっと期待してなかったんですわ。ついでだから見ただけなんだけど(もっとも、B3Fに向かう途中で気になって仕方なかったんですけどね)、めっちゃ楽しい。特にタイトルになっている「ニコッとシェー」。展示場に入る通路の奥にこの作品が架けてあるんだけど、この作品だけが目に入る中ずんずん近づいて行って、目の前にパーンとこの作品がきて左右に展示空間が見えてきたときの幸福感って半端ないよね。郭さんがどうなのかはよくわかんないんだけど、とりあえずいいものを見せていただきました。

元永彩子個展 SOMEWHERE @ondoギャラリー
めっちゃ気に入った作品(watching stormy voyage)もあったんだけど、買う勇気もないので図録と絵はがきのみ購入。でも、初めて入ったギャラリーが当たりだと嬉しいよねえ。

喜多敏郎展
OM展 @LADSギャラリー
ここが本日のハイライト。もともとLADSに行く気はなくって(大阪港とかなんばとかあべのハルカスとか考えていた)流れでこうなっただけなのだが、これが大正解。喜多さんの作品は見ているだけで楽しくって、悩んだけど1点購入。作家さんが30分くらいで来るから、っていうのでその間にお昼にしようと思って、ギャラリーの人にお勧めの店を教えてもらって行ったらそこは行列。あきらめてギャラリーに戻る途中でアジアンなお店を発見し、タイの鶏飯を頼んだらこれがめちゃウマ。ギャラリーに戻ると喜多さんが来ていて、作品を色々動かしてくれて(動くなんて思わなかったから)大感動。動いた時点でめっちゃ気に入った作品があったんだけど、さすがに2点購入は厳しいので断念しました。うちに置く場所があるのかも疑問の作品だったしねえ。でも、買って帰った作品も(床置きだと思ってたのに)よく見たら壁掛けに対応できるつくりになっていて感動。もうすごいですわ。作家としての評価は知らないからわかんないんだけど、それなりに手間のかかっているものを手の届くお値段で売っているのもすごい(本業は社長さんらしいんだけど)。並んでいるのは比較的近年の作品だけど、掛軸が2点あってこれはなんだろうと思ってたら、昔描いた油絵の拓本を軸装したものだとか。屏風にしたのもある、とか言って奥から出してきてくれたんだけど、これがまたすごい。(本業も含めて)引き出しがいくつもあるんだろうなあ。いいものを見せていただきました。

吉田ちかこ on atelier dans la galerie HOT @ギャラリーH.O.T
たゆたうの間に 近藤寿美子写真展 @ギャラリーwks.
drawing on paper @ギャラリー白
若き表現者のためコレクション展 @ギャラリー菊
成山亜衣展 @O Gallery eyes
本田征爾展 埋もれ木町のいかさま天使 @乙画廊
LADSで満腹になってあとはぼけらっと見てたんだけど、これは良かった。特にうオブジェ。

LADSで「陶芸の人ですか」とか言われたんだけど、30年前に「どこの劇団の方ですか」とか言われた時期があって、最近は陶芸家扱いが多いかな。まあ、私も家柄とお金があったら今の仕事は辞めて陶芸の人になりたいけど、そんな部分まで表に出ちゃってるのかなあ。それでは仕事がうまくいかないのも、、、

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