2017年10月3日

スワヤンブナート

スワヤンブナートはカトマンドゥ西方の丘の上にある。言い伝えでは、かってカトマンドゥ盆地は巨大湖でスワヤンブナートの丘は島だったという。ある時、この島に咲く蓮華から大日如来が現れた。それを知った文殊菩薩が島を訪れると、湖に住む大蛇が悪行三昧で住民を苦しめていた。文殊菩薩は大蛇に戦いを挑み、剣で湖の南側を切り払うと大量の湖水とともに大蛇は流れ去り、あとには肥沃な土地が残った。文殊菩薩は丘の上に仏塔を建て大日如来を祀った。という。カトマンドゥが湖だったのは確からしいのだが、時代的にどこまで史実が反映されているのかは怪しい。それでも、ネパールで一番古いお仏塔なのは確からしい。
通常、観光客は裏手の駐車場からショートカットで仏塔を目指すのだが、今回は街歩きのツアーなので表参道から頂上を目指します。
ここは別名「モンキーテンプル」として知られ、サルがいっぱいいます。油断する荷物を奪われるのは日本の猿山と一緒。
こんなところにも萌絵が。
猫はほとんどいないのですが、犬はあちこちで見ました。
いくつかコーナーを回ると頂上が見えてきます。が、この傾斜は半端ない。降りるのは(別の寺を経て)駐車場の方だったので助かりましたが、これを降りるのははっきり言って怖い。
やっと到着
先日の地震では仏塔そのものにも亀裂が入ったようですが、さすがに修復されています。
塔の周りには露店が出ていたり、
ストリートミュージシャンがいたりします。



小さな仏塔は(伏見稲荷の鳥居と一緒で)信者が寄進するんだとか。
常設のお店も
お祈りの痕跡


これはあちこちで見た操り人形。両面に顔があって早変わりが楽しめます。買っとけばよかったかなあ。

妖しいドラえもん
こちらの仏様はお堂が倒壊してしまい仮住まいです。前にあるのは募金箱。
早く安住できるといいですね。
季節的に天気がいまいちですが、乾季に来ると絶景でしょうね。
参道には物乞いが列をなしています。昔は日本でも見かけた光景。こちらの方は(たぶん盲目で)布をかぶせたトイピアノを弾いてはりました。

この後はお隣の文殊菩薩寺へ。

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