2019年5月8日

高松

日曜日。高松の作品も夏会期からのものが多いのだが、車でないと行きにくいところを優先的に回る。
と言っても、ほんとに行きにくいのはここだけ、の「あじ竜王山公園」。山の上に野外彫刻がゴロゴロ鎮座する立派な公園があるのだが、アクセスできる公共交通はなく最寄駅からタクシーで20分という代物。で、その道がまたたいがいなもので、昼間の日本だからいいけど、夜のインドだったら騙されたと勘違いし運転手と揉めること必至だ。で、連休中だというのに人影もまばら。ただ、いろんなことを補うに十分すぎるほど抜群の眺望。晴れててほしかったなあ。
頂上に建つのがジョン・クルメリング「Watch Tower」、ダブルミーニングで、時計型の見晴台。
手すりには鳥が止まってるんだけど
これが日時計の針になってるんですよね。
もう来ることはないだろうけど、ほんとに晴れてればなあ。
屋島に移動。金氏徹平「S.F(Smoke and Fog)」。ここは竜王山と違って観光客でいっぱいだが、芸術祭の人はほとんどいないのでみなさん気にもかけず通り過ぎていきます。まあ、そんなもんか。
やかんでないのがいた。
麓の四国村に移動。入口すぐの祖谷のかずら橋のわきにあるのが

ラム・カツィール「Suitcase in a Bottle」。ただ、実際に橋を渡ってると回りを見てる余裕はそんなにないんだよね。
四国村の正式名称は「四国民家博物館」。四国のあちこちから移築した古民家が並んでいるのですが、民家だけではなく
砂糖しめ小屋(讃岐はかって薩摩に次ぐ砂糖産地でした)とか
うさぎ島の灯台とか
明治期の灯台守の住宅とかも移築されています。
その内部がまたやたらおしゃれで、灯台守って国の最先端の職業だったんだねえ。
また、安藤建築のギャラリーがあって、いのくまさんの展覧会をやってました。タイトルは「私の好きなもの」で、当然いのくまさんの好きなものなんですが、



わしらの好きなものもたくさん並んでて大満足。
うーん、ここはまた来てもいいなあ。
その後は高松港周辺の既設作品をはしごして

この日は坂出泊。

0 件のコメント: