2008年8月20日

福島県立大野病院事件

いちおう触れておきます。

そもそも刑事事件としての立件に無理があると思っているので、判決はこれでいいとして、気になるのは遺族の方の反応。

当事者としていろいろ勉強をして、80時間にも及ぶ裁判をすべて傍聴した上で、なお「真実を明らかにしたかった」とおっしゃる。医療事故にもいろいろなケースがあるが、この事例では既に真実は明らかではないか。これが一般的な日本国民であるのなら、いやいや裁判に参加したうえで、2、3日の審理で死刑判決まで含めて結論を出す裁判員制度というのは失敗を約束されていると思うのだが。

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