2008年8月11日

カッパドキア(3)

カッパドキア2日目は郊外のツアー。ギョレメからウルギュップへと回って参加者をピックアップし、手始めにエセンテペの展望台へ。

有名な3本岩だが、実は駐車場からは2本しか見えない。すたこら歩いて撮影ポイントへ。

カイマクル地下都市。内部はともかく、通路は思ったより広い。換気口もちゃんと機能している。


公開されているのは地下4階までだが、まだまだ奥がある。台所や教会、学校だけでなく、家畜小屋やワイナリーまで備えている。よく言われる「2万人が生活」はちょっと無理だと思うが、敵が攻めてきたときの一時的なシェルターと考えればそれぐらいは収容可能。少なくとも、沖縄で見た日本軍の塹壕よりは居心地もよさげで、それなりに日常生活もできそう。

地下都市が掘られたのは5世紀から10世紀にかけて。目的は当初は偶像破壊運動に抵抗するため、後にはイスラム教徒から逃れるため、とされている。で、カッパドキア中にはこういった地下都市が無数にあって、互いに地下トンネルで繋がっているらしい(今となってはどこにあるのかも定かでないのだが、このカイマクルも数十年前に発見されたそうだから、まだまだいろんな都市が埋まっていそう)。のんきで不信心な日本人としては「そこまでしなくても」と思ってしまうのだが、異教徒だけでなく、暑さ寒さから逃れるためにも使っていたんじゃないかな。

本日のおまけ

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