2009年4月13日

混浴温泉世界(3)

いちおうオフィシャル?のアートクルーズの話を。

いろいろと不親切で、見れてない作品もいくつかあります。スタッフに聞いても「この建物の中に3ヶ所あるから探してみてください」だったり(2ヶ所しか見つけられず)、場所を教えてもらっても、どんな作品だかわからない(キャプションがない)ので結局見つけられなかったり。帰宅してから公式サイトを見て「おおお、あんなところにも何ぞあったのか」というのがパラパラ。地区の集会所に置かれた作品なぞは、行ってみると「町内会の総会のため本日は鑑賞できません」という張り紙が出ているし。

ただ、どこにあるのか、どれが作品なんだか定かでないものも探して街を彷徨うというのが正しい味わい方のような気もするので、これはこれでいいのかも。

サルキスの作品が置かれていた波止場神社。これは土曜日の画だが、日曜に通りかかるとむしろが巻かれていた。作品の中に虫が入るからかなあ?
聴潮閣の庭園。ここもサルキス作品を展示。テーブルはワークショップ用。時間が折り合わず参加は断念。
竹瓦小路のアデル作品。照明は作品じゃなくって常設だと思う。しかし、通り自体もいい味出してますね。作品だと思わなければ、通り抜けようとはちょっと思わないけど。
ひょうたん温泉裏のゴルバさんの作品。なにやら木にも結わえ付けて合ったそうだが気付かず。
文化財はシーサーではなくって、
こちらの建物。富士屋ギャラリー。別府に唯一残る明治の旅館建築だとか(営業は停止)。ゴルバさんの作品を展示。聴潮閣(個人の邸宅)もよかったけど、やはりこっちの方がゲストの身には居心地がよさそう。

一通り回って、一番面白かったのはジンミさんの街を這うパフォーマンス。映像そのものも良かったんだけど、関西汽船の待合室(当然無料エリア)に港を這う映像が流れていて、たまたま通りかかったオジサン(当然ながらアート系の人ではない)にえらくウケてました。まあ、こちとら旅人で、なんか知らないところを這ってる人がいても映像自体の面白さしか感じないのだが、地元の人にとっては良く知ってる風景がいきなり異次元の世界に変わっちゃう。しかも、それが待合室のモニターに当たり前のように流れている(説明は一切ないからテレビで放送されてる映像だと誤解する)わけだから、これは衝撃的だよなあ。私の街にも来て欲しい。
関係ないけど、これは鉄輪温泉で見かけたぼけ封じの観音堂(ホテルの庭に設置)なのだが、
どう見てもマリア観音。まあ、ボケて信仰告白でもした日にゃ打ち首だから、ご利益はあるのかも知らんけど、なんだかなあ。

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