2010年6月22日

北へ(2)

さて、白神ラインをパスすることにしたので、大きく北に迂回。五能線に沿って鯵ヶ沢へ向かう。
海の景色はまあよく見かける類のもので、きれいだけどさほど訴えるものはない。ここで一番面白かったのは実は駅舎の数々、といっても建物のないホームだけのものが風景にマッチしていい味を出してました。ただ、車窓から見てただけなので写真は特にないんだよなあ。ちょっと残念。

さて、岩木山の懐を通って舗装路を通って行ける世界遺産緩衝地帯、暗門の滝を目指す。西目屋村に入ったあたりでナビがわき道を指示するので、ちょっと悩んでから入ってみる。右手に吊り橋の看板を見つけたので駐車場に車を止めてみる。橋はどうってことないもの(架け替えられたのか吊り橋ですらない)だったが、駐車場の看板の「岩谷観音」の写真が気になったので、そちらへ歩いていく。
柵があるからいいけど、下が濡れてたりするとちょっと歩きたくない道ですね。風情はあるんだけど。
で、こちらがその岩谷観音。石窟寺院の系統かと思ったけど、内部は簡素。何を好き好んでこんなところに、ですな。
わき道から入ったので表参道?の方に向かうと、鳥居の下に馬の像が。その横に由来を書いた看板を発見。それによると、「藩政時代に、河辺村の唐牛三左衛門が南部で木戸の上に座し2本の角がある神馬を買い求めました。ある日、三左衛門はめまいを起こし落馬し、気がつくと鞍は お倉と呼ばれる岩壁に、馬は川沿いの洞窟に倒れていました。三左衛門はいたく悲しみ、早速岩谷内にお堂を建てて馬の霊を弔ったのが由来」ということらしい。この時ちょうどうちの仔が函館のパドックを歩いてた時間帯で、観音様に呼ばれてますね。そもそもナビがバカで新しいショートカットを知らなかっただけなんだから。え、結果ですか?霊験あらたかなだけあって落馬もせず、元気に厩舎に戻ってきましたよ。それだけですけど。
しかし、無断で神様を納めるってのはどういう意図があるのかね。このあたりの風習はよくわかりませんわ。

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