2014年10月22日

タプチェラモ

ラサに戻る。村の近辺はのどかな道が続くが、
ラサが近づくと真新しいビルが立ち並ぶ。ラサ中の高校を一区画に集めて、学生街を作ったらしい。まあ、隔離したってとこかな。
でも、人気のないアパートを見てると、この国は大丈夫なのかなという気はしてきますね。バブルがはじけるのは仕方ないんだけど、うまくやってくれないかなあ。
さて、タプチェ・ラモは霊力の強い女神で、最近は特に現世利益の神様とされて(漢族も含めて)信仰を集めている、そうな。チベット仏教との関連が薄いので、香炉もちょっと中国のテイストが入ってますね。寺がきれいなのもそれなりに潤ってるからなんでしょう。ガイドさんも子供のころはちっちゃな寺だったと言ってたし。周辺も昔は農村だったらしいんだけど、今は拡大するラサの街に飲み込まれています。中国のおかげで栄えているのか、チベット人がやってても発展したのかは検証のしようがないからなんとも。そもそも発展するのがいい事なのかという問題もありますが、チベット人のガイドさんもそのあたりは評価しているような印象はうけました。本音はわかんないけどねえ。
境内にはちょっとした売店があって、よく考えたら、ご利益もわかりやすいんだからお土産用のお守りとか買っとけばよかったんだよなあ。空気が薄くてぼーっとしてるから、そこまで頭が回らないよ。
例によって内部の写真はないので、テラスの法輪。タプチェ・ラモは白酒(焼酎)が好きだとかで、境内は酒のにおいがプンプン。みなさんが持ってきた酒をぶっかけていく。酒はどんどん回収し、、、てまた売ってるんじゃないかと思うけどよくわからない。この女神さん、毒殺されかかって毒を吐きだした御姿だとかで、なかなか怖い顔つきをしている。
ネット情報では、寺のお隣にあるのは政治犯も多数お住まいの西蔵自治区監獄らしいのだが、当然そんなことは教えてもらえないのであった。

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