2009年11月8日

「世界の民族楽器 技が伝える時代のハーモニー」

一度行かねばとは思っていたのだが、実は天理に足を踏み入れたのは初めてだったりする。一見無駄に広い駅と広大な駅前広場、やけに広い空。これが決して無駄なスペースではない所がすごいよね。駅前で幸福の科学のチラシ(とボールペン)をもらったのには面食らったけど、天理教の方がオトナの対応をしてるんでしょう。駅から続く商店街も一見普通なのだが、売り物に信仰の場で役立つものがチラホラ(正座椅子とか)。歩くほどにはっぴを着た人が増え、公園ではお馴染みの紫のユニフォームの子供たちが掃除に精を出している。切り取られた自然、人工的な町割り、低層ながら巨大で威圧感のある建造物。どこか万博会場を思わせるつくりだ。思っていたよりずいぶんたくさん歩いて(後でよく見たらちゃんと「徒歩30分」と書いてあった。ぜんぜん読んでないんだから、、、)天理参考館へ。

特別展は確かに面白かったし、体験コーナーを玄人さんが占領して見事な演奏をしていたのも印象的なのだが、そんなことより常設展がすばらしい。布教に役立てるために世界中の生活文化を体感してもらう(だから「参考館」なのね)ためらしいが、金と手間を惜しまずに集めた資料を贅沢な空間で展示している。特に、パプアニューギニアの仮面の展示には痺れました。日本の文化活動を担うのはやっぱ宗教なのかなあ。

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