2019年2月15日

メクネス(1)

マンスール門。メクネスの最盛期は17世紀、ムーレイ・イスマイルの治世。マンスール門は彼が手掛けた最後の建造物で、町のシンボルにもなっている。
ムーレイ・イスマイルは太陽王ルイ14世と張り合うように豪華な建造物をガンガン建てていった。その際、古い建物は片っ端から壊し部材として再利用したという。ヴォルビリス(後述)から持ってきた石柱も多数使われている。
当時の接見の間、クベット・エル・キャティン。
猫ちゃんがお出迎え
さて、接見の間の地下空間はどうなってるかといえば、脇の入り口から階段を下ると
異教徒(キリスト教徒)のための広大な地下牢。往時は4万人が繋がれていたという。
今は採光のための穴もあるし、照明もついているが、かっては真っ暗だったようだ。

落書きは現代のもの、だと思う。
照明が無駄に凝ってるのがいいですね。

こちらの門を抜けると左にムーレイ・イスマイル廟がある。モロッコで唯一異教徒が入場できる廟だが、ただいま改修工事中にて閉鎖中。残念。
その先。右が王宮(当然非公開)。塀に挟まれたまっすぐな道は「風の道」として知られる。まあ、ビルの谷間と一緒で風の通り道にはなるわな。

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