2011年10月9日

十三夜

薄曇ながらきれいな月が出ています。もっとも、流星を見るにはちと辛そう。

岡本太郎 地底の太陽展 @EXPO'70パビリオン
事前情報はふんだんにあるからどういうものかわかっているし、今ではある意味ありふれたもののはずなのだが、実際に再現された地下展示を見ると圧倒されますね。

千島・樺太・北海道 アイヌのくらし @国立民族学博物館
コレクションは見ごたえあるけど、出品作品数に制限があるので2階の展示が寂しくなってますね。熊送りの祭壇の再現模型と2階の映像作品がマル。

インド ポピュラー・アートの世界―近代西欧との出会いと展開 @国立民族学博物館
期待以上の出来栄え。かねてから抱いていた微妙な違和感がきちんと整理解説され腑に落ちる、非常に良くできた展示構成。学芸員の才が光っている、、、と感じたのだが、単に嵌っただけかな?

アートストリーム2011 @大丸心斎橋店
チラシで片岡健助の「だめにんげん」を見かけてふらふらと出かける。やはり片岡さん、川瀬大樹、アストロ温泉といったあたりは面白い。馬が勝って気が大きくなっているので、つい「だめにんげん」を2体購入。

2011年10月8日

連休初日

細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション- @京都国立博物館
開場前からそれなりの人が並んでいて、最初の部屋は大変な混雑だったが、そこを適当に端折ると後はラクチンでした。さすがに初日から並んでおいて端折っちゃう人は少数派か。

樋勝朋巳展 @アートゾーン神楽岡
これは楽しい。マラカス、長い手。

庭の見世物小屋 東義孝 @京都造形芸術大学
アトリエに残っていた作品でまとめたとはいえ立派な展覧会になっていて、これがタダなんだから太っ腹。

森繁久展
藤原勝彦展「finger-hand-arm」 @ギャラリー16
手や腕はもうひとつだけど、指はきしょくて面白い。触手のうごめく世界。

やまぐちまなみ展「ザヒョウ 34.900-136.282」
郡山ヒロアキ展「月見ていっぱい」 @ギャラリーはねうさぎ
中井敦子展 @ギャラリーモーニング
生田丹代子展 @アートスペース虹
堀健展 @ギャラリーすずき
やっぱり動いてるやつが楽しい。見飽きない。

衣笠泰介個展「AIR COLORS」 @Gallery Ort Project
市川裕隆展「花鳥風月」
阿部順子展「face」 @ギャラリー恵風
染谷聡展「うらがえりたいのために」 @イムラアートギャラリー京都
作風がちょっと変わってきてるけど、相変わらず面白い。抽象的な平面作品に嵌る。はじめて作家本人に会う。

小山剛男展「どうぶつえん」 @ギャラリー・アーティスロング
気がついてなかったけど、アロハの人でした。車もだけど、わんこがいい味出してます。

今日は好天に恵まれて結構な人出でした。この調子でどんどん行こう。

2011年10月7日

スイーツめぐり

2月に帯広に行ったときに買った「スイーツめぐり券」。500円でこまごましたスイーツが5件のお店でもらえて競馬場にまで入れる優れものなのだが、アンケートを出しておいたら、今頃になっておみやが届いた。
よく見たら、半年で10名様なのね、こいつは。相変わらず無駄なところでツキを消費しているな。
とりあえず、普通にうまい。またばんえいを見に行かねば。

2011年10月6日

元永定正

体調が悪いのは聞いてたけど、残念。とりあえず県立美術館の野外彫刻を見に行かなくっちゃ。

Stay hungry, Stay foolish.

マックを愛用していたのはジョブズがアップルを離れている頃だったし、彼がアップルに復帰して次々に魅力的な製品を発表するようになってからは、なるべくアップルに関わらないようにしてきた(性根が曲がってるので、ね)。そんなわけで、彼が携わったものに直接的にお世話になってはいないのだが、間接的には大いにお世話になっている。iPhone 4S発表を待って亡くなったりはなかなかできないよね(ノーベル賞の選考を待って亡くなった人もいたけど)。彼の魂を継ぐものがどこかに現れますように。

2011年10月2日

週末のあれこれ


Kotochika四条の1周年イベントで駅に都くんがいたので、じゃんけんをしてスイーツをゲット。世の中悪いことだけじゃないね。

京都嵯峨芸術大学油画分野選抜展
現代美術二等兵駄美術展「無美術」 @ヴォイスギャラリー
普通ならどうでもいいものでも、ガチャポンになるとついつい買ってしまうのが駄人間の証。

和田真由子「ドローイングの絵」 @児玉画廊
井川淑恵展「ながれのなかで」
大磯伸悟展「ROMAN」 @ギャラリーはねうさぎ
人間国宝 北村武資展 「織」を極める @京都国立近代美術館
伊藤祐子個展 @ギャラリー16
フライヤーと実物の印象がまるで違ってびっくり。

京都精華大学大学院版画専攻有志展 @ギャラリーアーティスロング
共創のかたち~デジタルファブリケーション時代の創造力 @堀川御池ギャラリー
新しい伝統-上海現代アート展 @Gallery Kajikawa C.A.O./三条祇園画廊
作品より、Gallery Kajikawaさんが怪しげなスペースでびっくり。大阪によくある雑居ビルギャラリーなんだけど、表にハガキくらい出しておいてくれないとわかりませんがな。もしかしたら、秘密のスペースでわかる人だけ来ればいいのかな?

画壇のテンペスト 下村良之助 その小世界 @蔵丘洞画廊
ニュイ・ブランシュ KYOTO 2011 @京都国際マンガミュージアム 他
Nuit Blancheは10月最初の週末に土曜の夜から翌朝にかけてパリで行われる現代アートのお祭り。本家は今年10周年だが、世界のいくつかの都市でも開催されるようになっていて、日本では今回が初めて。なんで東京じゃないのかというと、パリと京都が姉妹都市だかららしい。京都市長が開会挨拶に来るイベントで主催者側が来年もやるといってるんだから、市長が変わらない限り(規模はともかくとして)続いていくんだと思います。ちなみに、世界中で最初に開かれるニュイ・ブランシュなのはボジョレー・ヌヴォーと同じ事情。
校庭に楽しいオブジェが置かれ(これは西垣順子の「human」)、
壁面に映像を投影(江村耕市がお気に入り)、
テラスではコンサート、といった内容。オープンなイベントとしては上出来だが、せっかくだから屋台とかがもう少し出ていて飲食の楽しみもあるとよかったなあ。結局コンビニで調達したので安上がりで良かったけど、なんか違う。

適当に抜け出して烏丸御池駅構内のストリートパフォーマーのライブもチラッと見て家路に。ほんとはこの後も日仏会館や@KCUAでイベントが続くのだが、朝から動いててしんどかったので断念。実は@KCUAの方は帰宅後にユーストの中継を見つけてちょっと見たけど、年寄りにはあの環境で朝まで頑張るのは無理。あきらめて正解。

ジパング展 @京都高島屋
やっぱり会場が違うとびみょーに見え方が違う。勉強になります。

Antenna Media Opening Exhibition「Creative Intersectionとしてのありかた」
 @Antenna Media
なかなかかっこいい建物に仕上がってました。やっぱりおしゃれってやせ我慢だよね。

2011年9月25日

本日の立ち回り先

「武田浪」&「藤波晃」二人展 @ギャラリー恵風
Kyoto Current展 3 @京都市美術館
HOSOMI TO CONTEMPORARY 004 @細見美術館
今日は茶室にも入れました。よかった。

岡田彩希子展「私は、私のすべての器官で、あなたを愛す。」@ギャラリー16
山内雅裕展 @ギャラリーはねうさぎ
永沼理善展 @ART SPACE NIJI
今日のベスト。永沼さんの作品は前に琵琶湖ビエンナーレで見てるけど、じっくり見るといろんなところに味があって楽しい。ポチがついてるのもびっくり。これが様になる家っていいなあ。

音藤喜美展 @ギャラリーすずき
若杉聖子展 白蔵月 @ギャラリー品
高嶺格「ジャパン・シンドローム」~step1 球の裏側 @京都芸術センター
面白いんだけど、これはやっぱり(空いていそうな時を選んで)大勢で行って遊ぶべきもののような気が、、、

かにざかい「BABY BABY BABY」@kara-S
これはちょっとツボだったかも。

最後にくちばしニュートロンを見に行く。藤井大丸さん、もう少し照明明るくしてもいいんじゃないの。

2011年9月19日

六甲山へ

六甲ミーツ・アート2011へ行く。

六甲ケーブルの車内から作品が散りばめられてるし、駅に銭湯が出来てるし、曇天にもかかわらずテンション高くなってたのだが、カンツリーハウスで靴底が外れてしまい一挙にテンションが下がる。その視点で見ると一つ一つの作品はいいのだが、エリアが広すぎて散漫な気がしてくる。わかっちゃいるけど雨模様で眺望は期待できないし、開幕関連のイベントも昨日までで終わってて寂しいし、そのくせ(悪天候もあって)ペンキが乾いてないから入れません、みたいなのもあったし(もっとも、ここは作家さんといろいろ話せて面白かったけど)。お気に入りはクワクボリョウタだけど、山の上に展示する必然性があまり感じられないのが辛い。この場所ならではの面白さがもう少しあればいいのになあ。好天の日を選んで行けばいいだけなんだろうけどさ。

その後、雲の中をロープウェイで抜けて有馬温泉へ。有馬温泉路地裏アートプロジェクト2011。狭い路地をジグザグに進むと作品が次々に面前へ飛び出してくる。作品の写真入りのマップがあるのだが、先が見通せないので意外性も高い。作品の出来はともかく、圧倒的にこちらの方が好み。どうしたものかねえ。

ミーツ・アートの早割りチケットと有馬六甲周遊パス、お弁当を持って出かけてるし、図録がまだ出来ていないこともあって、途中お金を使ったのはリフト100円、コロッケ100円、三宮での夕食880円だけ。もう少し地域経済に協力しないとダメなんだろうけど、イマイチその気になりませんでした。やはり靴が壊れたのがまずかったかなあ。だったら靴くらい買えばいいのに。

2011年9月18日

今日はいい天気

おおむね曇天で、この季節としては暑すぎるでもなくいい一日でした。

占出山の美術工芸品 @京都芸術センター
恒例の祇園祭のかざり職人の技展、今回は占出山。保存会の人は朝から頑張ってるのだが、芸術センターの対応がもうひとつで、時間になっても表門は開かないわ、資料室の鍵はかかったままだわ、、、担当の人がお休みだったのかなあ。

帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ・ギッターコレクション
玉村咏展 清爽風姿 @京都文化博物館
エレベーターの前で案内を見て無性に気になったので、とりあえず6Fに行く。で、この玉村咏さんが当たり。染色の人なので本線は着物なのだが、遊びの部分と思われる照明や衝立が面白いし、着物のほうも普通に飾られているものだけでなく柱に巻きつけられているシリーズがあって、チャドルみたいで新鮮。しかし、西陣に拠点を構えてるのに「呉服屋とは付き合いがない」と言ってたけど、それじゃあ普段はどうしてるんでしょうかね。
ギッターコレクションは期待通りの出来。好みがかなり近い。ギッターさん、余計な視点が混じるのが嫌であえて日本語を勉強しなかったらしいけど、わしらだって日本画の系統だった勉強なんかしてないし、賛があっても読もうともしないから似たようなものなんですかね。あとはお金があるかどうかか、、、まあ、時々こうやって見せてもらえれば十分ですわ。
2F、3Fも久しぶりに見たけど、なかなかよく出来てました。

チントンカンカン
ONE TWO 大塚朝子・杉浦美江・西上翔平
伊東宣明展 預言者 @堀川御池ギャラリー
岡本光博展 @ギャラリーはねうさぎ
Live with ART @ギャラリーモーニング
パンリアル展 @京都市立美術館
1F南でフェルメール、北でワシントンナショナルギャラリー(の印象画)展覧会をやっていて、最近では見たことがない多くの人が市美術館に集結。コインロッカーが埋まってますがな。パンリアル展もそのおこぼれか例年より賑やかでした。それにしても、ことしは面白かった。わしら好みのくすぐりの入った立体作品が充実。震災で皆さん弾けちゃったのかねえ。

HOSOMI TO CONTEMPORARY 004 @細見美術館
今日は午後からイベントがあるとかで2F、3Fは封鎖されてました。前回は台風で封鎖されてたし、縁がなかったってことかな。

おみや展ぐるり @Gallery Ort Project
plus 日下部一司+田中朝子
渡邊剛志展 @ギャラリー恵風
後藤友香&はまぐちさくらこ 我らのまんがはいいまんが @SELF-SOアートギャラリー
ちょうどライブペインティングが始まったところで、少し見学。うわー、そんなところから描くんだ、とか発見がいっぱい。人が増えてきたので退散。

2011年9月10日

まだまだ暑いな

今日は仁川からスタート。明日は仕事なので気合入れて回る。

鳴く虫と郷町 @旧岡田家住宅・酒蔵 他
「他」とはいっても丹念に町を回ったりしていないので、行ったのはみやのまえ文化の郷だけ。旧家のあちこちに虫かごや壷が置かれ、虫たちが鳴いている。なかなか良い雰囲気。でも、鈴虫の解説のところで「都市近郊では野性の声をきくことはほとんどできません」と書いてあるのだが、うちの庭にいるような気が、、、まあ、一生懸命虫の餌を育ててる(虫が全部食べるので人間が食べられるところまで野菜が育たない)んだから、野生じゃないのか。

漆展 新しい漆のかたち @伊丹市立工芸センター
京芸の作家さんはさすがに見覚えのある人が多いのだが、金沢の作家さんで素敵な人が多かった(百瀬玲亜とか)のが収穫。漆ってほんとに面白いことになってますね。

人のかたち、生きもののけはい @伊丹市立美術館
ついでに入った収蔵品展だが、これが面白い。風刺画以外にもいろいろ楽しいもの持ってるんじゃん。図録があればいいいのに。

風の会展
山田和 陶展
LIVING & DESIGN「リビングを楽しむオブジェ展」
清水智裕個展 ざわざわゾーン @JR大阪三越伊勢丹
山田和が楽しい。清水智裕は正直ピンとこなかったんだけど、時計がマル。

LOUDER THAN BOMB/YOUNGER THAN YESTERDAY - 夾竹桃の村 -
"S/N"と90年代京都展 @ヴォイスギャラリー
成果だけ見てももうひとつだなあ。この手のものは過程を見に来ないと十分楽しめない。難しいけど。

森山大道 x 蜷川実花 展 @小山登美夫ギャラリー京都
江口寿史 谷口ジロー 松本大洋 ポップアート展 @ギャラリーアンテナ
怪しいスペースのアンテナさんにそこそこ人が来るのがさすがというかなんというか。でも、もう少し賑やかなところでやればいいのにねえ。通りがかりで嵌っちゃう人も多いネタだと思うのだが。

2011年9月4日

まだまだ雨模様

凝縮の美学 名車模型のモデラーたち @INAXギャラリー大阪
ジパング展 @大阪高島屋
藤田しず香展 ~BORN~ @浜崎健立現代美術館

当初は彦八まつりに行くつもりだったのだが、雨模様で断念。でもまあ、十分面白かったけど。やっぱりジパング展は刺激的。京都がどんな構成になるのか楽しみ。

2011年9月3日

台風接近

ハンブルク浮世絵コレクション展 @承天閣美術館
市瀬博之七回忌展
「ニットで散歩 たまにスケッチ ねぐせとめがね ちょっとひるね 残暑お見舞い申し上げます」
 @ギャラリー恵風
ジパング展関連企画- 上田順平・染谷聡・渡邊佳織 グループ展
 @イムラアートギャラリー京都
柴田主馬「景色に手をつく」  @MORI YU GALLERY KYOTO
石川瑠美子「68億人家族 part2」
高野薫「靴のdeco展」 @ギャラリーはねうさぎ
美崎慶一展 @ギャラリーモーニング
ネオ・キネティックス @アートスペース虹
元永紅子展 @ギャラリーすずき
京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品展 ARTであしあと2 版画卒業・修了作品
五ヶ国の芸術大学学生によるイラストレーション展「Fire」
SPレコードレーベルに見る 日蓄―日本コロムビアの歴史 @堀川御池ギャラリー

お昼には台風は通り過ぎるもんだと思っていたのだが、いつまで待っても来そうにないし、雨雲は紀伊半島でブロックされて京都盆地は平和な流れだったので、朝からさっさと出かける(さすがにクルマはやめたけど)。お昼過ぎからはそれなりに風も吹いて傘を広げにくい場面もあったけど、どうでも傘が必要な場面も少なかったのでまあ読みが当たったという事で。それでも、細見美術館が臨時休業だったり(近美も休みだったらしい)、早仕舞いのギャラリーがあったり、森裕さんは開廊時間から1時間以上あったはずだけど多くの作品が床に置かれていて壁に木ねじをねじ込んでる真っ最中。電車も道も空いてるし、歩く人も当然少ないし、折れた傘をしつこく広げてる人もチラホラ。こちらも、この距離を雨靴で歩くのは脚にきます。あしたはどうしましょうね。

今日の一押しは虹で見た小西由悟のミズムシを虐める作品。ミズムシは3チームいて中2日でがんばっているんだとか。さすがに毎日はかわいそうだよなあ。